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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
プラネックス、PCを介さずBitTorrentが利用できるルータ2製品

(左から)有線LANルータ「BRC-14VG-BT」と無線LANルータ「BRC-W14VG-BT」
 プラネックスコミュニケーションズは、ファイル交換プロトコル「BitTorrent」を搭載した有線LANルータ「BRC-14VG-BT」と、IEEE 802.11g準拠の無線LANルータ「BRC-W14VG-BT」の先行販売を、Amazon.co.jpで8月17日に開始した。販売価格はBRC-14VG-BTが18,800円、BRC-W14VG-BTが21,800円。

 BitTorrentを搭載した製品は、同プロトコルを開発した米BitTorrent社とのライセンス契約締結を受けて開発されたもの。BitTorrentは、大容量ファイルを効率的にダウンロードできるよう開発されたファイル交換プロトコル。断片化されたファイルをクライアント同士で交換していくため、回線の種類を問わず利用しやすいのが特徴で、映画会社との提携も行なわれている。

 有線LANルータ「BRC-14VG-BT」と無線LANルータ「BRC-W14VG-BT」は、BitTorrentプロトコルを本体に搭載し、ルータ単独でファイルのダウンロードを実現した製品。USB 2.0インターフェイスを2ポート備え、パソコンを介さずにUSBポートに接続したHDDなどに直接ファイルをダウンロードできる。また、外出先からでもルータにアクセスできる環境であれば、Webブラウザを通じてダウンロード操作が行なえる。

 無線LAN以外の機能は2製品とも同一で、利用回線が切断された場合にもう1つの回線に自動的に切り替わる「VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)」を搭載。同機能は、製品を2台用意することで利用できる。

 USB 2.0ポートには、ストレージデバイスに加えて、プリンタや専用Webカメラ「BRC-EE260」の接続にも対応。プリンタサーバー機能はWindows XP/2000環境下で利用が可能で、双方向通信モードには対応しない。また、Webカメラ接続時には外出先のパソコンや携帯電話から撮影画像の確認が可能になる。

 機能面では同時4セッションまでのPPPoEマルチセッションやIPv6ブリッジ、VPNゲートウェイ、VPNパススルー、UPnP、IP Unnumbered、仮想DMZ、ダイナミックDNS、SPIなどを搭載する。また、無線LANルータ「BRC-W14VG-BT」では、米Atherosの無線LAN高速技術「Super G」と無線距離延長技術「eXtended Range(XR)」に対応。セキュリティ面では64/128/1528bitのWEP、WPAなどをサポートした。

 有線インターフェイスは、WAN側に10BASE-T/100BASE-T×1ポート、LAN側に10BASE-T/100BASE-T×4ポートのスイッチングハブを搭載。本体サイズと重量は共通で、本体サイズは約30×150×200mm(幅×奥行×高)で、重量は約504g。

 なお、プラネックスではAmazon.co.jp以外での販売も近日中に開始する予定。価格はオープンプライスだが、店頭実売価格はAmazon.co.jpと同程度の価格を見込んでいるという。


関連情報

URL
  製品ニュースリリース
  http://www.planex.co.jp/company/release/20060904_brc-14vg-bt_brc-w14vg-bt.shtml
  ライセンス契約ニュースリリース(PDF)
  http://www.planex.co.jp/company/pdf/20060904_bittorrent.pdf
  Amazon.co.jp
  http://www.amazon.co.jp/

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(村松健至)
2006/09/05 12:01
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