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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
アッカ新規事業、イー・アクセスが「株主提案が引き出した」とコメント

アッカのワイヤレスブロードバンド事業への参入形態(アッカ14日開催の発表会資料)
 イー・アクセスは、アッカ・ネットワークスが2月14日に発表した新規事業計画に対するコメントを発表した。

 アッカでは、ワイヤレスを中心としたブロードバンドサービスに参入するため、新規事業計画を14日付で発表。NTTドコモとHSDPA方式による企業向けデータ通信サービス開始に向けた基本合意を交わしたほか、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)およびウィルコムとは、各社サービスを組み合わせた「ブロードバンド・マルチアクセス・サービス」の実現に向けた共同検討を開始。また、公衆無線LANサービスやWiMAX事業の展開案も示された。

 これら新規事業の計画についてイー・アクセスは、「当社の株主提案が引き出した一定の成果であると捉えている」とコメント。また、第2位株主であるNTT Comに加え、NTTグループのNTTドコモが関与する点に関して、「大いに注目すべきもの」としている。その上で、「これら計画がアッカのADSLを中心としたビジネスの価値を上げることをも目指した取り組みと捉えている」とした。

 イー・アクセスではまた、他の大株主や個人株主を含めた全株主の共通利益として、企業価値や株価の向上をコメント内で挙げている。これら向上に向けて、「計画の速やかな具体化、確実な遂行、および成果の現実化が強く望まれるところ」と述べている。

 その上で同社は、今後の計画遂行や企業価値・株価の状況を「厳正に見守る所存」とした。ただし、アッカに対して行なっている株主提案については、「計画の現実性と執行体制を見極める必要があるため、取り下げる予定はない」という。

 なお、アッカの木村正治 代表取締役社長は14日の説明会において、「企業価値向上のために独自に行なっているものであり、(株主提案の)リアクションで作ったわけではない」と発言している。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.eaccess.net/cgi-bin/press.cgi?id=699

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(村松健至)
2008/02/15 17:04
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