NTT東日本は、現在の下り最大8Mbpsの通信速度を持つ「フレッツ・ADSL 8Mタイプ」よりもさらに高速なADSLサービスを検討していることを明らかにした。
NTT東日本によると「高速化は検討しているものの、具体的な通信速度については決まっていないため公表できない」として、通信速度についての明言は避けた。サービスの開始時期についても、未定としている。
ADSLの高速化は、すでにアッカ・ネットワークスやイー・アクセスが発表している。現在のNTT東日本のADSL設備はイー・アクセスと同じCentillium製のADSLチップを採用しているため、仮にNTT東日本が同じベンターの機器を使用して新サービスを提供すれば、イー・アクセスと同様に下り最大12Mbpsとなる可能性が高く、全体的な通信速度の底上げや、サービス可能な線路長もNTT局舎から最大7kmまでの延長が期待できる。
NTT東日本の新サービスの提供時期などは未定だが、競合するADSL事業者の相次ぐ高速化の発表があり、それらのサービスが開始される今年秋に高速化が行なわれる可能性が高い。
□関連記事:イー・アクセス、下り最大12Mbpsの「ADSLプラス」を10月開始
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/06/19/eac12m.htm
□関連記事:Centillium、ADSLの速度向上および距離拡大を可能にする新技術
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/05/22/extreme.htm
□関連記事:アッカ、下り最大10Mbpsの拡張サービス、秋には12Mbpsの新メニューも
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/06/14/acca.htm
□NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/
(正田拓也)
2002/06/25 19:25
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