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【NTTグループ コミュニケーションEXPO】
高齢者の利用も想定したツールや、ロボットを通じたテレビ電話デモ

 暮らしゾーンに展示されている「ハートウォーム@ホーム」は、高齢者の利用も想定したテレビ電話が可能なコミュニケーションツール。ユーザーの状態は魚型キャラクターのアイコンで示され、魚の動作によりオンラインや通話中、退席中といったプレゼンス情報を確認できる。ユーザーの状況は、本体横にあるセンサー端末で探知でき、他ユーザーがオンライン時には照明がつくなどして視覚的に確認できる。また、モニターはタッチパネル方式となっており、手書きによるメッセージ送信も可能。

 説明員によれば、「現状のパソコンをベースとした端末では価格が高くなることがネック」だという。このため、フレッツフォンでの利用も想定するが、「現時点ではフレッツフォンでの動作は遅いため、今後はスムーズにサービスが利用できるように開発を進めていきたい」とした。


ハートウォーム@ホーム。左側にあるのはセンサー端末 ハートウォーム@ホームの画面。手書きメッセージ送信時には左下のタコが指定キャラクターに手紙を運ぶ

フレッツフォン版も展示 センサーの動作状況なども確認できる

チャイルドケアロボットとテレビ電話の連携など

PaPeRo
 また、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)のIPテレビ電話サービス「ドットフォンパーソナル」とNECの「チャイルドケアロボットPaPeRo」を連携させて、PaPeRo付近にいる人と音声通話ができるデモも行なわれていた。PaPeRoには事前に登録した顔情報から、指定したユーザーを探索する機能も搭載しており、これを利用した通話が可能になる。加えて、PaPeRoで撮影した映像を、通話相手に送信もできるという。

 加えて、同社のWebカメラを利用した「るす番モニター」サービスのデモ展示では、同サービスのネットワークカメラ版も紹介。ネットワークカメラには撮影画像を保存可能なメモリ容量を確保しているため、製品単独でモニタリング、画像保存が実現できるとしている。2006年2月に発表を予定し、価格は12,000円程度で、月額料金はWebカメラ版と同等の月額315円を見込む。

 このほか同ブース内には、NTT ComのIPv6サービス「OCN IPv6」を活用した家電との連携イメージデモや4kデジタルシネマを体感できる「光・未来シアター」などのスペースが用意されている。


左上の画面がPaPeRoで撮影した画像 るす番モニター用に提供を予定するネットワークカメラ

OCN IPv6のデモは家電と組み合わせた場合の活用事例を紹介。通信にはNTT Com開発の「m2m-x」が利用されているという デモ中には家電同士がチャットしている模様が紹介されていたが、あくまでイメージとのこと。

関連情報

URL
  NTTグループ コミュニケーションEXPO
  http://www.ntt.co.jp/expo2005/

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(村松健至)
2005/12/20 18:41
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