WIRELESS JAPAN 2006にてアイ・ビー・エス・ジャパンは、IEEE 802.11bに準拠したminiSDカード型無線LANカード「IMSW-822」や、シンクライアント端末「miniClient(MC-240)」などを参考出展している。
 
■ W-ZERO3[es]で利用できるminiSD型の無線LANカード「IMSW-822」 
 IMSW-822は、SDIO 1.0に対応したIEEE 802.11b準拠のminiSDカード型の無線LANカード。OSはWindows Mobile 5.0、Windows Mobile 2003 Software for Pocket PC、Windows CE 4.Xに対応するため、SDIOスロットを装備するPDAなどで無線LANの利用が可能となる。また、セキュリティ面では64/128bitのWEP、WPA(TKIP)などをサポート。製品にはSDカードアダプタを付属させるという。本体サイズは28×20×1.4mm(幅×奥行×高)で、重量は1.5g。
 
  ブースでは、ウィルコムのPHS端末「W-ZERO3[es]」にて使用するデモを行ない、W-ZERO3[es]を利用した無線LANによるインターネット接続が可能な状態で展示されている。なお、ウィルコムではW-ZERO3[es]のSDIO対応について現段階では明示していないが、アイ・ビー・エス・ジャパンによれば「対応はほぼ確実」とのこと。IMSW-822の発売は8月下旬を予定しており、販売価格は1万円を切る方向で検討しているという。
 
 
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IMSW-822
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IMSW-822の裏面
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IMSW-822を挿入したW-ZERO3[es]でインターネット接続を行なった状態
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W-ZERO3[es]では、本体からアンテナ部分がはみ出した状態で利用することとなる
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■ W-ZERO3などのモニター出力などができるシンクライアント「MC-240」 
 MC-240は、IEEE 802.11bに準拠した無線LAN機能を搭載し、Windows Mobile 5.0に対応するシンクライアント端末。無線LAN接続された端末のモニター映像をVGA出力できるほか、USB 1.1×2ポートに接続されたマウスやキーボードから無線LAN接続された端末の操作も可能だ。10BASE-T/100BASE-TXも装備しており、有線LANでの接続も可能なほか、PoEへの対応も可能だという。
 
  本体サイズは83×24×58mm(幅×奥行×高)で、2006年秋には販売を開始する予定。販売価格は3万円前後を予定しているという。ブースでは、ウィルコムのPHS端末「W-ZERO3」と無線LAN接続を行なうデモを行なっており、無線LAN経由でW-ZERO3の画面のモニタ出力やマウス操作、キーボード入力が可能な状態であった。
 
  なお、アイ・ビー・エス・ジャパンではこのほかminiSDカード型のビデオ出力カードの「IMSV-841」やminiSDカード型のBluetoothアダプタ「IMSB-830」を参考出展している。いずれも2006年秋頃の発売を予定しており、販売価格は未定だ。
 
 
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MC-240。右側面に電源入力とVGA出力を、左側面にUSB 1.1×2と10BASE-T/100BASE-TXを装備する
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W-ZERO3とMC-240を無線LAN接続し、W-ZERO3のモニター表示や操作を行なうデモ
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MC-240の詳細
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IMSW-822をはじめ、IMSV-841やIMSB-830の詳細
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■ URL 
  アイ・ビー・エス・ジャパン 
  http://www.ibsjapan.co.jp/
 
 
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(大久保有規彦)
                
		 
2006/07/19 17:47
	    
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