| 「Streaming Media Japan 2002(Spring)」のマイクロソフト(MS)ブースでは、古川享氏の基調講演で発表されたセットトップボックス「Broadnow」や、「Corona」の体験コーナーが用意された。
 
 
 ■ イーサネット端子搭載のセットトップボックス 
Broadnowは松下電器産業(Panasonic)製で、Windows Media Videoのストリーミング再生に対応するのが特徴。展示機では蓄積型のコンテンツを再生していたが、Coronaの機能である「FAST STREAM」などに対応するという。| 
 |  | 「Broadnow」の展示機 |  
 開発中のためスペックの詳細は発表されていないが、イーサネットポートが実装されており、HDDレコーダーとしての機能をあわせ持つ。外観上は松下電器産業が1月に発表したブロードバンドチューナーと相違点が多い。なお今秋にはISAOがBroadnow対応サービスを開始する計画だ。
 
 ■ ストリーミング配信でも5.1chサラウンドに対応 
「Microsoft Broadband Theater」と名づけられたコーナーでは、Coronaを使ったデモンストレーションを実施している。Bフレッツ回線を使い、5.1chサラウンド対応の映像をストリーミング配信している。| 
 |  | 「Microsoft Broadband Theater」のコーナー。プラズマテレビなど豪華なAV機器でCoronaを体験できる |  
 ストリーミングデータの配信帯域は6Mbps程度で、解像度は1280×720ピクセル以上。フレームの欠落などが見あたらない非常に安定した視聴が可能だった。マイクロソフトによれば、CoronaでBフレッツのような商用ネットワーク向けにストリーミング配信を行なうのは世界でも始めてだという。
 
 実際に再生される映像は、オーケストラ演奏の模様や、Windows MediaのロゴをあしらったプロモーションCGなど。いずれも5.1chによるサラウンド感を十分体験できた。
 
 ■ URL
 関連記事:松下、ブロードバンドコンテンツをTVで視聴できる専用チューナーを開発
 http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/01/23/tuner.htm
 関連記事:MSとNTT東日本、5.1ch対応映像をストリーミング配信するデモ
 http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/06/05/ms.htm
 マイクロソフト
 http://www.microsoft.com/japan/
 
 
 (森田秀一)
 2002/06/06 21:39
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