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Wi-Fiアライアンス、WPAや802.11gへの対応など活動状況を報告

マネージングディレクターのフランク・ハンズリック氏
 Wi-Fiアライアンスは、WIRELESS JAPAN 2003において記者会見を行ない、6月にマネージングディレクターに就任したフランク・ハンズリック氏が現在のWi-Fiの活動状況などについて説明を行なった。

 同氏によれば、4月にWi-Fiアライアンスが提唱するセキュリティ方式WPA(Wi-Fi Protected Access)の認定を開始し、7月からは正式規格となったIEEE 802.11gの認定もスタートさせ「ここ数カ月間Wi-Fiアライアンスは忙しい」と述べた。現在もIEEE 802.11gの認定は順番待ちの状態であるとともに、WPAの認定が多く寄せられ、どちらも需要の大きさを感じているという。WPAは現在のところオプション扱いで、取得せずにWi-Fi認定は可能だが、8月31日以降のWi-Fi申請分からWPAへの対応が必須となる。

 また、Wi-Fiアライアンスが公衆無線LANサービスの認定を行なう「Wi-Fi ZONE」の説明も行なわれた。Wi-Fi ZONEは現在世界32カ国、4,000カ所が認定されているという。同氏は「日本で普及したのは、NTTとソフトバンクBB(Yahoo! BBモバイル)のおかげ」と説明した。

 今後の予定としては、IEEE 802.11eへの対応を挙げた。VoIPやマルチメディアなどに対応し、IEEEの承認を待ってWi-Fiアライアンスでも対応するという。また、WPAがIEEE 802.11iの承認を待たずに実用化するように、今後も標準化以前にWi-Fi独自で認定作業を開始する可能性もあるとした。なお、WPAについては、IEEE 802.11iの登場後にバージョンアップし、IEEE 802.11iを完全サポートしたWPA2の認定を行なうとした。


関連情報

URL
  WIRELESS JAPAN 2003
  http://www.ric.co.jp/expo/wj2003/
  Wi-Fiアライアンス
  http://www.wi-fi.org/


(正田拓也)
2003/07/16 17:44
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