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【Interop Tokyo 2008&IMC Tokyo 2008】
BitTorrentのP2Pネットワークを利用した携帯コンテンツ配信システム

携帯電話向けコンテンツ配信システムで利用するソフト「メディア ダウンローダ」(画面右下)
 IMC Tokyo 2008に出展するBitTorrentブースでは、コンテンツ配信サービス「BitTorrent DNA」を利用した携帯電話向けコンテンツ配信システムが展示されている。

 携帯電話向けコンテンツ配信システムは、セントリックスが提供を行なうもの。BitTorrentのP2Pネットワークを利用して暗号化済みコンテンツを配信。ユーザーはダウンロードしたコンテンツをmicroSDに転送し、携帯電話上で課金処理を行なうことでコンテンツの利用が可能になる。

 セントリックスの堀亮一 代表取締役 兼 CEOによれば、システム自体はボーダフォン(現ソフトモバイル)が2004年12月に発表したブロードバンド経由で携帯電話コンテンツを配信する「Vodafone live! BB」をベースにしたものという。このため、当初の対応キャリアはソフトバンクモバイルとなる。

 コンテンツのダウンロードは、ユーザーが持つPCや量販店などに設置するキオスク端末を想定。携帯電話のネットワーク経由では、コンテンツ容量の上限があるが、同システムであればギガバイト容量のコンテンツも提供できるという。

 また、BitTorrent網を利用することで、ネットワークインフラのコストが低減できるほか、同システムではBitTorrent内にある20万台の機器を管理可能としている。

 BitTorrentブースではまた、バッファローのNASにBitTorrent機能を組み込んだ製品が参考出品されている。バッファローでは以前にも同様の製品を参考出品しているが、今回の展示では小型NAS「LinkStation Mini」を新たに利用していた。ただし、BitTorrent機能を持った製品自体は現時点で未定という。


ダウンロードしたコンテンツは、携帯電話で課金決済することで利用可能になる BitTorrent機能を組み込んだ「LinkStation Mini」も参考出展

関連情報

URL
  IMC Tokyo 2008
  http://www.imctokyo.jp/
  Bittorrent
  http://www.bittorrent.co.jp/

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(村松健至)
2008/06/11 18:18
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