東京ビッグサイトで18日、日本最大級の玩具見本市「東京おもちゃショー2008」が開幕した。ここではインターネットに関連した製品などを中心に紹介する。なお、一般公開日は6月21日と22日で、入場は無料。
■ ネットで楽曲DL可能なカラオケ。“2.0”になったFLOWER ROCKも

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Hi-kara(ハイカラ)
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タカラトミーブースでは、16日に発表したカラオケ機器「Hi-kara(ハイカラ)」のコーナーを大きく展開。CMにはタレントの福田沙紀を起用することが明かされたほか、デモンストレーションスペースでは、カップルでの利用シーンなどを提案している。
Hi-karaは、専用カラオケカートリッジを利用してカラオケが楽しめる製品。発売は10月18日で、標準価格は1万500円。楽曲が入ったカートリッジのほか、インターネット経由で最新楽曲をダウンロードできる「プリペイドカートリッジ(2100円~)」を用意したのが特徴。なお、ダウンロード時には3150円の「専用ダウンローダ」が必要だが、同社では本体とセットにしたパックも1万2600円で発売する。
専用マイクなどのオプション製品も多数を用意。このうち、「ワンセグチューナー」や「FMトランスミッタ」「専用ドック」「おふろスピーカー」なども参考出品されていた。
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本体正面の操作部は“顔”を思わせるデザイン
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ネット連携時には専用のダウンローダが必要
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ワンセグチューナーやFMトランスミッタなどオプション製品も多数展示していた
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FLOWER ROCK 2.0。ワーナーミュージックと連携したコンピレーションCDも発売予定
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同社ブースではまた、10月下旬に発売予定の「FLOWER ROCK(フラワーロック) 2.0」も展示。標準価格は6090円。FLOWER ROCK 2.0は、20年前の1988年に発売した「フラワーロック」の最新版となる製品。
音に反応して動く機能に加えて、新たにライン入力した音声に応じて動作する機能も搭載。ライン入出力を使った複数台の連結も可能で、2台接続時にはスピーカー部分のステレオ化にも対応する。本体デザインは三洋電機のデザインチームとコラボレーションしたほか、イルミネーション機能も持っている。
なお、FLOWER ROCK 2.0の“2.0”という名称だが、ブース説明員によれば「20年前に発売したFLOWER ROCKの次世代版としての“2.0”」に加えて、「Web 2.0などの名称がある中で、新しさを表現するため」との意味合いもあるという。
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テレビ番組などを録画・録音できる「VideoClip L」。10月発売で1万5750円
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前モデルと比較して、メモリ容量やタイマー機能などが強化。なお、前モデルはクリスマス商戦を前に売り切れたという
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貯金をしながら100階にいるボスを倒す「貯金伝説 バンククエスト」。お金を取り出すと、冒険が最初に戻ってしまうシビアな設定
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■ テレビで童話など読み聞かせる「テレしばい」。ネットで追加販売

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テレしばい
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コナミデジタルエンタテインメントは、テレビと接続して童話などを読み聞かせられる「テレしばい」を出展。8月7日の発売を予定し、価格は5229円。
本製品は、マイク機能を持ったコントローラ(本体)をテレビに接続することで、紙芝居のように画面が切り替わっていく映像と、親がマイクから入力した音声をテレビから出力できるというもの。ボイスチェンジャー機能を備えており、登場人物によって声の高低に変化が付けられる。
製品には「かさこじぞう」や「おやゆびひめ」など合計10本のコンテンツを収録。同社では加えて、追加コンテンツをインターネット経由で販売する予定で、1コンテンツごと368円で購入できる。コンテンツはPC上で購入し、USB接続した本体に転送する形になる。なお、本体には10本分のみ収録できるため、都度コンテンツを入れ替える必要があるという。
(C)2008 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
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マイクは本体上部に内蔵
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ボイスチェンジャー機能を備え、キャラクターに応じて声の高さが変わる
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追加のコンテンツはネット経由で購入できる
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■ 女の子向けモバイルコミュニケーター「Smartberry」
バンダイブースのガールズトイコーナーでは、モバイルコミュニケーター「Smartberry(スマートベリー)」を展示。7月19日の発売予定で、価格は10290円。
“モバイルコミュニケーター”や“Smartberry”との名称は、実際にある他の製品を思い浮かべるが、本製品はインターネット接続機能などは非サポート。その代わり、半径約10mで最大4台の同時通信が可能な「Wai-Wai通信」を備えており、同通信によるメールやチャット、ゲームなどのコミュニケーションが楽しめる。
また、本体はスライド式のテンキーボタンなどを搭載しているほか、タッチパネルによる操作にも対応。時間割やスケジュール機能も持っており、バンダイでは「新しいタイプの電子手帳」と紹介していた。
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Smartberry
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液晶はタッチパネル対応で、スタイラスも付属する
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製品概要
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バンダイブースでは19日に製品発表会を開催。古谷徹と若井おさむの“Wアムロ”が「HY2M Air Shock Battle 1/12 ビームサーベル」を紹介
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おじゃるずは「棒ゲー」を紹介。手のひらでバランスをとるゲームで、音声が小山力也版と藤田咲版の2種類を展開する
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「∞ぷちぷち/エダマメ」に続く「5秒スタジアム」。ブースには5秒マンが登場した
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イケメンとの恋愛を楽しみながら貯金する「イケメンバンク」
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発表会では西川史子がイケメン5人を連れて登場
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ソフビ3000体で作られた全高4mのウルトラマン
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■ “メイド”“ツンデレ”ブームを受けて誕生? 「E.M.A.」

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「E.M.A.」
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セガトイズブースでは、9月26日に発売予定の自律型女性ヒューマノイドロボット「E.M.A.(エマ:Eternal Maiden Actualization)」のデモンストレーションを実施。価格は18600円。
E.M.A.は、女性のようなしなやなか動きとアクションが可能だという製品。インタラクティブモードやプログラムモードに加え、両手をタッチすることで動作できるコマンドモードも搭載。ダンスもできるほか、キス機能なども用意している。
対象年齢は10歳以上。ただし、ブースデモで紹介された商品コンセプトでは「昨今の“メイド”や“ツンデレ”のブームを受け、玩具初の女性エンターテインメントロボットとして登場する」とのことで、実際にはメイド、ツンデレ層を対象にした製品とも考えられる。
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時計型のメディアプレーヤー。動画や音楽再生のほか、音声録音機能を持つという
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バンド部にはUSBケーブルも。ファイル転送時には独自形式に変換されるという
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女の子向けのSDスロット搭載オーディオプレーヤー「Sound Carrier Party」も
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■ そのほか
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ハピネットブースでは「デトロイト・メタル・シティ」のクラウザーさんがお出迎え。同コスチュームは7月に発売する予定という。価格は1万3440円
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オーガニックブースでは、フィギュアも展示していた
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エポック社ブースではシルバニアファミにリーのキャラクターも
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同社ブースでは駅の発車メロディを楽しめる「テツオトサウンドポッド」も展示。鉄道関連は各社ブースで確認できた
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このほかエポック社ブースでは、「らき☆すた」「涼宮ハルヒの憂鬱」関連のジグソーパズルも出品された
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■ URL
東京おもちゃショー2008
http://www.toys.or.jp/toyshow/
(村松健至)
2008/06/20 11:07
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