| BUFFALO TECHNOLOGY(USA)は2009 International CESにおいて、日本未発表の無線LAN機器をプライベートルーム内で展示している。
 
 ■ 11n無線LANルータのハイパワーモデル「WZR-HP-G300NH」 
BUFFALO TECHNOLOGY(USA)は、バッファローと同じメルコグループに属する企業。今回、日本未発表となる無線LAN機器とNAS、USB接続型のHDDを含め、米国市場向けの製品を多数展示していた。| 
 |  | 日本では未発表の11n無線LANルータとUSB無線LANアダプタ |  
 無線LAN機器のうち、無線LANルータは1製品とUSB無線LANアダプタは2製品を展示。無線LANルータ「WZR-HP-G300NH」は、IEEE 802.11n ドラフト 2.0およびIEEE 802.11b/gに準拠し、電波出力を強化したハイパワーモデルになる。
 
 無線LAN通信速度は理論値で最大300Mbpsだが、ストリーム数は日本でも発売する「WHR-G300N」と比較して、2×2構成から3×3構成へと強化。本体背面にはUSB 2.0ポートを備え、USBストレージの接続が可能。USBストレージをNASとしての利用もできるほか、DLNAサーバーやBittorrent機能も備えるという。加えて、QoSをオンオフできるスイッチも本体前面に搭載した。
 
 価格は99.99ドルと安価に設定されているが、これは米国内での価格競争を受けてのものだという。同社によれば、11nの低価格モデルは50ドル台まで価格を下げており、99.99ドルの本製品は「ハイエンドモデルになる」とした。
 
 なお、日本国内での発売は未定。
 
 
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| WZR-HP-G300NH。外部アンテナを2基備える | 本体背面。USBポートを備え、ストレージをNASとして利用できる |  
 ■ 小型筐体のUSB無線LANアダプタも登場USB無線LANアダプタは、WZR-HP-G300NHと同じくハイパワーモデルの「WLI-UC-G300HP」と、最大150Mbpsの通信が可能なIEEE 802.11n ドラフト 2.0およびIEEE 802.11b/g準拠の「WLI-UC-GN」を展示。価格は順に79.99ドル、59.99ドルで、日本国内での発表も近日中に予定している。 
 このうち、WLI-UC-GNは本体幅が500円玉の直径程度という小型筐体を採用した製品。ストリーム数は1×1で、通信速度も最大150Mbpsとなるが、日本でも安価な価格で登場する予定という。
 
 
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| WLI-UC-G300HP | WLI-UC-GN |  NAS製品は、2008年12月に日本でも発表された企業向け「TeraStation」新モデルと同等の機能を持ち、HDDを2台構成とした製品。こちらも日本での発売を予定する。なお、米国市場でのNAS製品シェアは1位を確保しているという。
 
 このほか、USB接続型のポータブルHDDも発売を予定。ブラック筐体を採用した製品で、ポータブルHDDにデザイン性を求める傾向が強い米国市場に対応したモデルになるという。このため、日本での発売は予定しない。
 
 
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| HDDを2台搭載できる「TeraStation」 | USBポータブルHDDの新製品も |  
 ■ URL
 2009 International CES(英文)
 http://www.cesweb.org/
 BUFFALO TECHNOLOGY(USA)
 http://www.buffalotech.com/home/
 
 
 (村松健至)
 2009/01/11 18:10
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