5月11日から14日まで、東京・有明の東京ビッグサイトで「ビジネスシヨウ TOKYO 2004」が開催されている。また、東京ビックサイトでは「第14回IPAX Spring2004」なども同時開催している。
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出展されたIPテレビ電話端末
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NTT東日本ブースでは、4月6日に発表したBフレッツおよびフレッツ・ADSL向けのIPテレビ電話端末の試作機を出展した。発売は2004年6月下旬頃を目指しており、価格は6万円から7万円前後とのこと。
IPテレビ電話端末は、「ブロードバンド時代の黒電話」をコンセプトNTT東日本とNTT西日本が開発している製品。説明員によれば、「現在、製品仕様をISP各社に公開した段階」で、製品外観はほぼ決定したが、ソフトウェアや本体色などは変更になる場合があるという。
展示された試作機は、ディスプレイ部分にはタッチパネル型の8インチ液晶を、カメラにはCMOSイメージセンサを採用し、重量は約1.7kg。また、製品前面にはマイクとスピーカーが内蔵され、受話器の必要なく直接通話ができる。
呼制御プロトコルについては、会場ではSIPを利用していたが「SIP以外のプロトコルにも対応可能」としている。また、NTT東日本が提供するIPv6を利用したサービス「FLET'S.Net」にも対応し、IPv6とIPv4の同時通信も可能となっている。
IPテレビ電話機能以外にも、Webサイトの閲覧や電子メールの作成・送受信に対応し、アドレス帳も備えている。このほか、本製品では一般加入回線を利用した通話サービスも可能だが、その場合はテレビ電話機能は利用できない。
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本体側面にUSBポートを配置。USBメモリやキーボード、無線LANアダプタとの接続を考えているという
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背面には、LANインターフェイスのほか、映像・音声出力端子を装備する
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受話器もオプションで発売予定
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タッチパネル操作時のペンも用意される
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■ キーワードに合致するWebサイトを抽出する情報モニタリングシステム
あわせて、NTT東日本ブース内ではキーワードに合致したWebサイトを自動検索できる法人向け「情報モニタリングシステム(仮称)」を参考出品した。発売時期は未定で、構築価格は350万円前後からを予定している。
同システムは、事前に設定したキーワードに基づいて登録Webサイトの更新内容を自動収集・抽出するもの。また、各企業ごとに有益性の高い情報についてはメールで通知が可能なほか、書き込み件数などをキーワードごとにグラフ表示もできる。
NTT東日本では、インターネット上にあるクレームの発見や情報流出の監視といったリスクマネージメントツールのほか、ニュースクリッピングやマーケティングツールとしての利用を見込んでいるという。
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キーワードに合致したサイトを抽出できる
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抽出したキーワードを、好評・悪評というように分類してグラフ表示も可能
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■ URL
ビジネスシヨウ TOKYO 2004
http://bs.noma.or.jp/
NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/
■ 関連記事
・ NTT東西、フレッツユーザー向けIPテレビ電話端末の提供計画を発表
(村松健至)
2004/05/11 17:54
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