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【CEATEC JAPAN 2004】
NTTグループ3社、FOMAと連携可能な法人向けIPテレビ電話サービス

トライアルで利用するIPテレビ電話ソフト
 NTTレゾナント、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、NTTドコモの3社はCEATEC JAPAN 2004において、パソコンとFOMA間でテレビ電話が可能な映像コミュニケーションサービスのトライアルを開始すると発表した。トライアル期間は10月5日から12月末までを予定する。

 実施されるトライアルは、NTTグループが掲げるブローバンドとユビキタスネットワークを核としたレゾナント構想のもと行なわれるもの。専用ソフトウェアをインストールすることで、1対1のIPテレビ電話や最大10拠点までのIPテレビ電話会議が可能なほか、FOMA端末とも1対1のテレビ電話ができる。

 映像形式はMPEG-4を採用する。音声面では固定電話並の品質を確保したとするほか、ハンズフリー通話時にも自然な会話が可能だとしている。また、多地点接続時には音声ミキシングやエコーキャンセラを搭載したことで、同時に複数名が話してもそれぞれ声を聞き取れるという。

 必要通信帯域は、パソコン間の1対1のIPテレビ電話が384kbps前後、IPテレビ電話会議が500kbps前後で、FOMAとの接続時が64kbps前後。フレームレートは、パソコン間が15フレーム/秒、FOMAとの接続時が10フレーム/秒となる。


FOMA端末と1対1通話ができる パソコン間のIPテレビ電話ではファイル共有やホワイトボード、IM機能なども利用できる

 本トライアルの主な対象は中小企業およびSOHOで、NTT Comが運営するISP「OCN」のブロードバンドサービスを利用可能な企業に対して、個別に対応していくという。また、今後の展開としてNTT ComのIPテレビ電話サービス「ドットフォンパーソナルV」や、IPテレビ電話サービス「ドットフォンパーソナル」などとも互換性も実証した上で、連携させたい考えだ。

 なお、トライアルに使用する通信環境やWebカメラなどはユーザー負担となるが、IPテレビ電話間およびFOMAへ発信した場合の通話料は無料。ただし、FOMAからIPテレビ電話へ発信した場合は通話料が必要になる。


トライアルサービス概要 利用イメージ NTTブースではIPテレビ電話端末「フレッツフォン VP1000」の実機デモも。写真はビデオカメラを接続した映像送信デモ

関連情報

URL
  CEATEC JAPAN 2004
  http://www.ceatec.com/
  ニュースリリース
  http://www.ntt.com/release/2004NEWS/0010/1005_2.html


(村松健至)
2004/10/05 18:28
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