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パソコン向けのGphone 2.0
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米VL Inc.は、プロトコルにSIPを採用したVoIPソフトウェア「Gphone 2.0」を発表した。ユーザー同士であればパソコンやPDA間で無料通話が可能。2月末より出荷を開始するという。
Gphone 2.0は音声コーデックにG.711を採用し、ユーザー同士であれば無料通話が可能なVoIPソフトウェア。遅延秒数も50mpsと非常に短いという。ファイル送信機能やテキストチャット機能にも対応し、対応のルータを介することで電話機から利用することもできる。ただし、一般加入電話への通話などは利用できない。企業内でのVoIPサーバー設置用には同社のサーバーソフトウェア「Buddy Server」が用意されており、IDの登録・削除といった管理機能やNTA越え機能などを利用できる。
Gphone 2.0はパソコン向け、Pocket PC向け、Windows CE.NET向けの3種類を用意。対応するPDAはGENIOシリーズ、Pocket LOOX、カシオペア E-2000、OSにPocket PC 2002以降を搭載したiPAQ、Windows CE .NET搭載のNPD-20JWLなど。料金は1IDにつき年額1,000円だが、IDを利用せず、固定アドレスを割り当てて利用する場合は無料で利用できるという。無料で利用する場合、機能制限はないが留守番電話機能といったオプションサービスが利用できない。
■ URL
NET&COM2003
http://expo.nikkeibp.co.jp/netcom/
VL Inc.
http://www.vliusa.com/
(甲斐祐樹)
2003/02/07 21:32
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