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東芝、デジタルコンテンツ連動がコンセプトの新ブランド「gigastyle」

HDD搭載AV機器の新ブランド「gigastyle」と、東芝が推進する次世代DVD規格「HD DVD」
 2005 International CESの開幕前日となる1月5日(米国時間)、東芝が同社の新製品や今後の展開を語るプレスイベントを開催した。イベントでは、東芝の新たな製品ブランド「gigastyle」が発表された。

 gigastyleとは、ポータブルオーディオプレーヤー「gigabeat」シリーズを初めとする、東芝のHDD技術を基盤としたAV機器の総称。高性能な「Higher Quality」、小型化で携帯性を高める「Mobility」、優れたコンテンツ管理による「Flexibilty」、高度なユーザーインターフェイスの「Simplicity」という4つのコンセプトを持ち、画像や動画、楽曲ファイルなどのデジタルコンテンツに対応したHDD搭載AV機器群を新ブランドで展開していく。

 gigabeatの最新機種である「Fシリーズ」は、楽曲の再生機能以外にも2.2インチQVGA液晶を搭載し、32,768色のJPEG画像が表示可能なビューワー機能を備える。楽曲ファイルはMP3とWMAに対応するほか、Microsoftの著作権管理技術「Windows DRM-10」とWMAの認証プログラム「PlaysForSure」、音楽配信サービス「Napster to go」などをサポートしている。

 gigashotは、0.85インチの4GB HDDを搭載した小型軽量のデジタルビデオカメラで、2005年内の発売が予定されている。撮影した動画をPCやHDD搭載DVDレコーダへダビングできるほか、gigabeatで動画を保管することも可能。PCやgigastyle製品との連動により、動画コンテンツを複数のデバイスで共有・管理できる。動画のエンコードはMPEG-2で、イメージセンサーは500万画素CCD。SDカードスロットも搭載し、動画をSDカード経由で扱うこともできる。

 これら名称に「giga」を冠する製品に加えて、同社のHDD搭載DVDレコーダもgigastyleに含まれる。HDD搭載DVDレコーダはHDDに録画した動画をDVDへ書き込むことで、他のデバイスとの連動が可能であり、ビューワー機能を搭載したgigabeat、撮影した動画の録画・転送が可能なgigashotなど、gigastyleの製品はいずれも他のデバイスとの連動機能が備わっている。前述した4つのコンセプトには、さらに5つ目のコンセプトとしてコンテンツの連動を図る「Connectivity」が付け加えられた。

 東芝が推進する次世代DVD規格「HD DVD」対応製品の詳細も会場で発表された。2005年第4四半期には、HD DVDプレーヤーを1,000ドル程度の価格で投入する予定。次世代テレビ向けのインターフェイス規格「HDMI」、5.1chデコーダ、IEEE 1394出力といった機能を備えるほか、Ethernet端子も搭載する。また、将来的にはgigastyleの商品群に、テラバイト容量のHD DVDレコーダも投入する予定だという。会場ではHD DVDレコーダのコンセプトモデルも展示された。


gigabeat Fシリーズは画像のビューワー機能を搭載 gigashotは撮影した画像をレコーダやgigabeatと連動できる

gigabeat、gigashot、HDD搭載DVDレコーダを「gigastyle」として総称 gigastyle5つのコンセプト

HD DVDプレーヤーは1,000ドルで投入予定。インターネット接続機能もサポート 将来的にはテラバイト容量のHDD搭載HD DVDレコーダもgigastyleに

関連情報

URL
  2005 International CES(英文)
  http://www.cesweb.org/
  東芝
  http://www.toshiba.co.jp/


(甲斐祐樹)
2005/01/07 11:12
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