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ネットツーコム、CFスロット搭載の無線IP電話端末を出展。発売は3月頃

WiPCom
 NET&COM 2005のネットツーコムブースでは、CFカードスロットを搭載した無線LAN対応IP電話端末「WiPCom」が出展された。発売は3月頃を予定。価格はオープンプライスで、9万円前後となる見込み。

 WiPComは、IEEE 802.11bに準拠した無線LAN機能を搭載するほか、PHSデータ通信カードなどを装着できるCFカードスロットを装備した携帯型IP電話端末。ネットツーコムでは、過去にも「ユビキタスIP電話端末」という名称で展示会などに出展していた。

 NET&COM2005で展示されていたのは実機ベースの端末で、説明員によれば「実機での展示は今回が初めて」だという。OSにWindows CE.NET 4.2、QVGA対応2.2インチカラーLCDディスプレイを搭載するなど基本スペックは以前とほぼ同様だが、CPUがインテルの「PXA273」から「PXA272」へと変更されている。

 また、発表段階ではオプション提供としていたWebブラウザ機能とメールソフト機能についても、標準搭載へと変更された。会場では通信環境が悪く、詳しく動作を確認することができなかったが、説明員によれば「PC向けのWebサイトが閲覧可能」だという。ただし、Webサイトのレイアウト変更機能などは装備していないため、「原寸サイズでページが表示される」とした。

 IP電話機能としては、プロトコルにSIPを、音声コーデックにG.711(μ/a)とG.729aをサポート。同社が別途販売するセントレックスサーバーとのソリューション提供も用意され、050番号についてはフュージョン・コミュニケーションズの番号を利用するという。

 装着可能なPHSデータ通信カードは、現時点でWILLCOM(旧社名DDIポケット)のデータ通信サービス「AIR-EDGE」に対応する製品。ただし、同社では今後は「他のキャリアのPHSデータ通信カードへの対応も図っていく」としている。

 なお、製品は販売代理店を通じて提供していくとのことで、具体的な納入先については未定とした。また、納入先ごとに動画再生機能の実装や、CFカードスロットにバーコードリーダーを装着するなどのカスタマイズにも対応するという。


CFカードスロットは本体上部に装備 PHSデータ通信カードを装着したところ 動画再生時のプレーヤーはWindows Media Player

バーコードリーダーを装着したところ 外部バッテリーも1万円前後で発売を予定。バッテリー利用により、通常の2時間から4時間へと連続通話時間が伸びるという セントレックスサーバーの構築例

Webブラウジング機能も搭載 メールメニュー画面 メール作成画面

関連情報

URL
  NET&COM 2005
  http://expo.nikkeibp.co.jp/netcom/
  ネットツーコム
  http://www.net-2com.com/

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(村松健至)
2005/02/02 15:02
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