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各ゲートの入り口付近などには混雑状況などが確認できる案内板が設置されている
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財団法人2005年日本国際博覧会協会は、3月25日の「2005年日本国際博覧会(愛・地球博)」開幕に先立ち、18~20日の3日間にわたってプレスプレビューを開催した。
プレスプレビューでは、準備中のパビリオンや会場などを除いて、開催期間中と同様に運営が行なわれた。また3月18日の午後からは、万博会場の周辺住民などを招待する一般内覧会もあわせて実施された。
ここでは、各パビリオンの模様などを中心に紹介する。
■ 企業パビリオンでは各パビリオンともに行列が発生
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トヨタグループ館。2日目の19日には全公演分の整理券が11時に配布終了するほどの人気ぶり
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企業パビリオンは、長久手会場北ゲートを境にゾーンAとゾーンBに分かれ、合計9館が出展している。
ゾーンAには、JR東海の「超電導リニア館」をはじめ、電気事業連合会の「ワンダーサーカス電力館」、社団法人日本自動車工業会の「ワンダーホイール 展・覧・車」、三菱愛知万博綜合委員会の「三菱未来館 @earth もしも月がなかったら」の4館が出展。
ゾーンBには、トヨタグループの「トヨタグループ館」、日立グループの「日立グループ館」、愛・地球博三井グループ出展者会の「三井・東芝館」、中部新聞プロデュース共同館組織委員会の「夢みる山」、社団法人日本ガス協会の「ガスパビリオン 炎のマジックシアター」の5館が出展している。
一般招待客の入場が午前9時半からだった19日には、会場直後からいずれのパビリオンも行列が発生しており、トヨタグループ館では全11回の公演整理券を11時頃には配布を終了していたほど。正午前後におけるゾーンBの入館待ち時間は、最長で120分待ちとなっていた。
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超電導リニア館。リニア車両「MLX01-01」の実物が展示されているほか、3Dシアターも設置
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ワンダーホイール 展・覧・車。50m級の観覧車をメインショーの演出装置として利用
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三菱未来館。ロボットアテンダントの「wakamaru」とともに、月のない地球(ソロン)の世界を巡る
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ワンダーサーカス電力館。電車型ライドに乗って、世界のすばらしさを再発見していく
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日立グループ館。絶滅のおそれがある動物たちと生息環境を映像とジオラマで再現
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ガスパビリオン。炎のマジックシアターと題した、映像と芝居を組み合わせたショーが上演される
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夢みる山。押井守氏の総合演出による「めざめの方舟」などが展示されている
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三井・東芝館。来場者の顔を取り込んだアドベンチャー「グランオデッセイ」を上映
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19日12時頃のゾーンBにおける待ち時間。日立グループ館と三井・東芝館では120待ちとなっていた
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■ 世界の国や地域、団体が出展するグローバル・コモン
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アメリカ館など日本に馴染みの深い国のパビリオンが人気
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グローバル・ループ中に点在するグローバル・コモンは、合計6つ。アジア、北中南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、オセアニア・東南アジアと、地域ごとに構成されている。
国連館やOECD館、国際赤十字・赤新月館なども出展しているが、プレスプレビューの段階では、準備中の館も少なくなかった。開館していたパビリオンの中では、アメリカやカナダ、韓国など日本人に馴染みの深い国や地域のパビリオンに来場者が集まっていた。
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サウジアラビアや中国などが出展するグローバル・コモン1
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グローバル・コモン2のカナダ館では、4月に迫ったナショナルデーをディスプレイを使ってアピール。当日には万博会場でもイベントを開催するという
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フランスとドイツはグローバル・コモン3に出展。両国は1つのパビリオンを共有している
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イギリス、スイスなどが出展するグローバル・コモン4
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スイス館で貸し出される音声ガイド機。展示物付近に用意された的に光を当てると、ガイドが開始される
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国連館もグローバル・コモン2内にある。館内ではUNEPによる世界環境フォトコンテストの受賞作品などが展示
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■ 日本ゾーンおよびセンターゾーン
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(手前から)大地の塔と長久手日本館
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日本ゾーンでは、360度の全天球型映像システムを備えた長久手日本館をはじめ、名古屋市パビリオン大地の塔などが出展されている。センターゾーンにはロシアで2002年に発見されたユカギルマンモスの頭部や、4,000本の走査線を持つスーパーハイビジョンなどが展示されているグローバル・ハウスもある。
また同ゾーン屋外には、NTTドコモがEXPO PLAZA SCOPEを出展。同スペースに用意されたスコープを除いてパビリオンなどの視点を移すと詳細な情報が表示可能なほか、スコープを通してのみ発見できる生物なども探索できる。
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センターゾーンにあるグローバル・ハウス
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愛・地球広場には840インチの「エキスポビジョン」も設置されている
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EXPO PLAZA SCOPE
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スコープをのぞき込むと、各パビリオンの情報も確認できる
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EXPO PLAZA SCOPEの操作ガイド
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■ 森林体感ゾーンおよび瀬戸会場
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森林体感ゾーンの移動は、基本的には徒歩になる
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長久手会場の東南には森林体感ゾーンと呼ばれるエリアが広がっている。同ゾーン内には日本庭園や森の自然学校に加えて、映画「となりのトトロ」の主人公であるサツキとメイが暮らす家を再現した「サツキとメイの家」が建設されている。なお、会期中の同施設は1日800名の完全日時指定の事前予約制となっている。
瀬戸会場には、瀬戸日本館や瀬戸愛知県館が開館。また、市民パビリオンをはじめとした市民参加によるプロジェクトのスペースも用意されている。
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サツキとメイの家。案内スタッフは麦わら帽子を着けている
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室内の観覧は完全予約制だが、外観は近くの展望台などから自由に観られる
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待ち合わせ場所に使用するバス停
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瀬戸会場にある市民パビリオン
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全235個の市民プロジェクトの紹介ガイドも
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■ NEDOオープニングセレモニーには眞鍋かをりも出席
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テープカットにのぞむセレモニー出席者たち
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愛・地球博では、NEDO技術開発機構がグローバル・コモン5内に出展している。3月18日にはNEDO理事長をはじめとした関係者が出席するオープニングセレモニーが行なわれた。テクノパーソナリティとして眞鍋かをりも出席、セレモニーに華を添えた。
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NEDOの牧野理事長。「展示物を通じて、次の世代に日本の先端技術を知って欲しい」とアピール
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眞鍋かをりは、「最先端の技術を駆使した未来的な建物や、自然や各国の文化を感じられるこれからの地球を象徴しているようなイメージ」と愛・地球博への印象を述べた
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インタビューをともにしたロボットに関心を寄せる眞鍋
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遊びと参加ゾーンには、場内で活躍するロボットのメンテナンススペースが設置されている
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同スペースにはまたNECの「チャイルドケアロボットPaPeRo」と子供たちがふれあえるスペースもある
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NEDOでは、新エネルギーを組み合わせたプラントを建設して、同パビリオンと長久手日本館の電力をまかなっている
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■ URL
愛・地球博公式サイト
http://www.expo2005.or.jp/
(村松健至)
2005/03/22 11:19
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