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BIGLOBEが25番ポートからのメール送信を制御、迷惑メールの9割に効果
BIGLOBEは11日、迷惑メール対策としてTCP 25番ポートからのメール送信を7月中旬から制御すると発表した。BIGLOBEが進める迷惑メール総合対策基盤「SMBA(Spam Mail Blocking Architecture)」の一環となる。
SMBA(Spam Mail Blocking Architecture)
迷惑メール送信制御のイメージ
BIGLOBEパーソナル事業部の古関事業部長
BIGLOBEから送信される迷惑メールの9割が、TCP 25番ポートを利用した直接送信によるものだという
迷惑メールの対策には「届けない」「通さない」「出させない」が重要だ。BIGLOBEでは、「迷惑メールブロックサービス」「迷惑メール拒否設定」でユーザーに迷惑メールを届けない対策を実施。ドメインを詐称した外部からの迷惑メールを通さない対策や、1つのメールアカウントからの大量メール送信対策によって迷惑メールを出させない対策も行なっていた。
2004年6月に大量メール送信の制限を実施したところ、BIGLOBEから送信される大量メールは0件になったという。しかし、ほかのISPなどからの「BIGLOBEから迷惑メールが送信されている」という申告は増加した。
迷惑メールの送信方法は2種類ある。1つは、BIGLOBEのSMTPサーバーを利用する方法で、これは通常のメールソフトを利用した迷惑メールの送信だ。もう1つは、TCP 25番ポートを利用したメール送信で、独自のSMTPサーバーをBIGLOBE外部に設置し、そこに迷惑メールを直接送信する方法だ。実際にBIGLOBEから送信される迷惑メールの9割が「TCP 25番ポートを利用した直接送信によるもの」(BIGLOBEパーソナル事業部の古関義幸事業部長)だという。
「迷惑メール事業者は専用の配信ツールを利用して、100本、200本、1,000本と同時に接続しようとする」(BIGLOBEパーソナル事業部サービスビジネスグループの田中栄市郎マネージャー)。また、頻繁に接続・切断を行ない、IPアドレスを切り替えることもある。さらに、ゾンビPCから直接送信される迷惑メールも見過ごせない状況になっているという。
迷惑メールの送信傾向
SMBA-FCを導入することで、最大同時接続数を10分の1程度に制御するという
そこで、BIGLOBEではTCP 25番ポートのメール送信に対して流量を制御する「SMBA-FC(Flow Control)」を導入。同時に大量のセッションを接続しようとする迷惑メール事業者やゾンビPCを選別して、これらの事業者から送信される迷惑メールの流量を制御することにした。なお、対象は動的IPアドレスのSMTPサーバーで、固定IPアドレスを利用している事業者は適用外となる。
「ある一定の閾値を設けて、最大同時接続数を10分の1程度に制御する。これまで1日かけて送信していた大量の迷惑メールが10日かけて送信されることになる。スパマーの送信効率を低下させ、とにかく時間をかけさせることで、迷惑メールを送る意欲を喪失させることが目的だ。」(田中マネージャー)
TCP 25番ポートを利用したメール送信を全てブロックしてしまうISPもいるが、田中マネージャーによると、こうしたTCP 25番ポートのブロックは課題が山積みだという。「メール送信自体がブロックされてしまうので、直接送信が全くできなくなってしまう。TCP 25番ポートを通じた全てのメール送信を遮断してしまうことは電気通信事業法にも抵触する恐れもある」とコメントした。
なお、BIGLOBEでは、TCP 25番ポートを閉じている他のISP利用者でも、BIGLOBEのメールサーバーを利用したメール送信ができるようにTCP 587番ポートを開放している。TCP 587番ポート経由のメール送信は、BIGLOBE内のメールサーバーを利用するためBIGLOBEメールサーバーに実装された迷惑メール対策が適用されるという。
BIGLOBEでは今後、Sender IDやDomainkeysといった送信者認証技術の導入を検討するほか、総務省やテレコムサービス協会といった関係省庁・団体と連携して迷惑メール対策を実施していく方針だ。
「とにかく時間をかけさせることで、迷惑メールを送る意欲を喪失させることが目的だ」と田中マネージャー
現状では、毎月30件ほどのIDを迷惑メールを送信したことを理由として停止にしている
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URL
ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0507/1102.html
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