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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
東芝、4th MEDIA機能を搭載した新型「face」4製品。DLNAにも対応予定

4th MEDIAやDLNAに対応する新face(写真は47Z1000)
 東芝は、液晶テレビ「face」の新製品としてフレッツ向け映像配信サービス「4th MEDIA」に対応、DLNAガイドラインへの対応も予定する「Z1000シリーズ」4製品を10月下旬より発売する。いずれもオープンプライス。

 Z1000シリーズは、「fece LZ100/LZ150」シリーズの後継機にあたる液晶テレビ。店頭実売価格は47型の「47Z1000」が70万円前後、42型の「42Z1000」が57万円前後、37型の「37Z1000」が47万円前後、32型の「32Z1000」が37万円前後。発売時期は47Z1000が11月中旬で、それ以外の3モデルは10月下旬を予定する。

 いずれも地上/BS/110度デジタルおよび地上アナログ放送に対応。地上デジタルチューナーは2基搭載しており、同時に2番組の表示も可能となっている。また、47Z1000/42Z1000/37Z1000の3モデルはIPS方式のフルHDパネルを、32Z1000はワイドXGAパネルを採用。画像処理用デジタルLSIには同社が2年かけて開発したという「メタブレイン・プロ」を搭載。フルHD映像処理ツインLSIのほか、新開発のネットワークモジュールなどが組み込まれている。


(左上から時計回り順に)47Z1000、42Z1000、37Z1000、32Z1000 メタブレイン・プロ

face単体で4th MEDIAサービスが利用できる
 Z1000シリーズでは、ぷららネットワークスがフレッツ向けに提供しているIPv6ベースの映像配信サービス「4th MEDIA」の利用が製品単体で可能。これはメタブレイン・プロのネットワークモジュールに、4th MEDIAの処理システムを搭載したことで実現できたもので、4th MEDIAが提供するSD画質の映像を直結状態でディスプレイ上に出力できる。また製品付属のリモコンは、「4th MEDIA」ボタンを上部に配し、4th MEDIAのサービス画面の表示がボタン1つで行なえる。

 4th MEDIAサービスはぷらら、hi-ho、@nifty、BIGLOBE、So-netで用意されているほか、それ以外のプロバイダー加入者も「ISPフリー.TV on 4th MEDIA」を契約することで4th MEDIAの利用が可能。なお、サービス利用時にはNTT東西が提供するフレッツIPv6サービスに別途加入する必要がある。

 加えて、DLNAガイドラインへの対応も予定。クライアント機能をサポートし、同社の「Qosmio G20/F20」シリーズなど各社のDLNA対応パソコンをはじめ、サーバー機能を備えたLAN接続型HDDやDVDレコーダに保存した動画や画像、音声ファイルをネットワーク経由で再生できる。


DLNAにも対応を予定する 同梱のリモコン上部に4th MEDIAボタンを配置

 また、LZ100/150シリーズと同様に「汎用LAN端子」と「LAN HDD端子」を搭載。LAN HDD端子にLAN接続型HDDを接続することで、Z1000シリーズで受信した番組の直接録画が可能になる。なお、番組録画機能としてはi.LINK端子に接続したハイビジョンHDDレコーダへの録画にも対応し、この場合は番組をさかのぼって視聴できる「ちょっとタイム」機能も利用できる。

 ネットワーク機能としては加えて、同社のDVDレコーダ「RDシリーズ」にデジタル放送の録画情報を転送可能な「テレビdeナビ」を用意。インターネット機能では、テレビ画面とインターネット画面を同時表示できる「ネット・ダブルウィンドウ」をサポートする。このほか、メール受信機能やメール録画予約機能などが利用できる。また、USBポートも搭載しており、USB接続型のキーボードを利用した文字入力も可能となっている。

 高画質処理面では、ジャストスキャンモードをフルHDパネルモデルに搭載。また、4,096階調の表現が可能な「魔方陣アルゴリズム・プロ」、映像信号を画素の明るさなど7種のヒストグラムで解析する「新ヒストグラムダイナミックガンマ」、ブロックノイズや文字のエッジ部分で発生するモスキートノイズを低減する「新MPEGノイズリダクション」機能などを備えた。このほか、スピーカーにはオンキヨーと共同開発したジェットスリット・スピーカーを採用した。

 本体入力端子はHDMIやD4、S2映像、コンポジット映像、音声入力端子などを装備。出力端子にはデジタル放送出力やS1、コンポジット映像、音声、オーディオ出力、ヘッドフォン端子などを備える。

 サイズと重量は、47Z1000が1,134×108×740mm(幅×奥行×高)でで47.0kg、42Z1000が1,044×108×707mmで38.3kg、37Z1000が915×106×617mmで29.0kg、32Z1000が794×99×548mmで23.0kg。


本体背面にある端子。LAN端子は用途別に合計3ポートを装備する オンキヨーと共同開発の「ジェットスリット・スピーカー」

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.toshiba.co.jp/about/press/2005_09/pr_j2801.htm

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(村松健至)
2005/09/28 14:03
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