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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
英語学習SNS「iKnow!」、Wii対応の脳トレ学習コンテンツを追加

「Brain Speed」のタイトル画面
 セレゴ・ジャパンは、現在ベータ版を公開している英語学習SNS「iKnow!」の新バージョン「Ver1.2」を1月30日に公開する。利用は無料。

 iKnow!は、2007年10月よりサービス提供を開始した英語学習サービス。同社が独自に開発した、脳科学や認知心理学に基づく学習エンジンを利用して英語学習ができるコンテンツを用意しており、英単語やフレーズを学習できる「iKnow!学習アプリ」、英語のタイピング力とリスニング力を学習できる「Dictation」といったコンテンツのほか、学習内容に応じて自動生成されるPodcastコンテンツも用意する。

 今回公開する「Ver1.2」では、新コンテンツ「Brain Speed」を追加する。Brain Speedは、英単語の和訳に関する2択問題を制限時間内に回答するもので、正解を回答し続けることで制限時間が徐々に短縮され、記憶した英単語について反射的に答えを出す力を鍛えるトレーニングだとしている。

 回答終了後には成績を確認できるほか、スピードや正解率などのグラフ表示、ランキング、苦手な英単語などを確認することができ、苦手な英単語を復習できる機能も用意。iKnow!のユーザー登録しログインした状態であれば、成績データの保存も可能だ。

 また、Brain Speedは、PCのみでなく任天堂のゲーム機「Wii」向けに提供するほか、ブログパーツも配布する。Wii向けサービスでは、Wiiリモコンを左右に振ってAボタンで回答するのみの操作でレッスンが行えるため、PCが苦手なユーザーでもBrain Speedを体験できるとしているほか、PCと成績データの共有が可能だ。このほか、ブログパーツは貼り付けたブログ上などでBrain Speedを体験できるものとなる。いずれも、利用にはFlash Playerが必要だ。


Brain Speedの概要 Brain Speedの回答画面

発表会場では、Wiiを利用したデモも行なっていた Brain Speedのブログパーツの概要

 Brain Speedについて、セレゴ・ジャパンのシニア・バイス・プレジデントであるマイケル長谷川氏は「セレゴの学習エンジンの特長と、昨今流行の“脳トレ”のエッセンスを組み合わせることで、遊びながら英語学習ができる。既存のものとはレベルの違うコンテンツができると思う」とコメント。また、Wiiに対応させた点については「Wiiの普及スピード、リモコン機能、インターネットが利用できるデバイスであるため」としている。なお、近日中にはBrain Speedが利用できる機器の拡張を予定しているという。

 また、iKnow!の運営状況などについて米セレゴのCEOであるエリック・ヤング氏は「1月末には、登録ユーザー数が7万人に達する見込み」と進捗状況を説明。今後の運営方針については、「海外向けのサービス提供も視野に入れているが、もう少し日本向けの開発に注力してクオリティの向上をさらに図りたい」とコメント。また、ビジネスモデルについては「広告システムに関しても、iKnow!と同様に脳科学に基づいた科学的な仕組みを取り入れたい」と展望を示したほか、今後プレミアムサービスなどの追加も検討しているという。


米セレゴCEOのエリック・ヤング氏 セレゴ・ジャパン シニア・バイス・プレジデントのマイケル長谷川氏

関連情報

URL
  iKnow!
  http://www.iknow.co.jp/

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(大久保有規彦)
2008/01/30 14:25
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