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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
東芝、アクトビラ/ひかりTV対応の新型REGZA。番組のLAN内ムーブにも対応

「REGZA」2008年春夏モデル
 東芝は、液晶テレビ「REGZA」の2008年春夏モデルとして、アクトビラやひかりTVに対応し、録画番組のサーバーダビング機能を備えた「ZH500シリーズ」と「ZV500シリーズ」を5月下旬から順次発売する。価格はオープンプライス。

 ZH500シリーズとZV500シリーズは、現在発売するZシリーズの後継として発売される製品。ZH500シリーズは、46型の「46ZH500」と52型の「52ZH500」とラインナップ。5月上旬の発売予定で、店頭予想価格は50万円前後と60万円前後の見込み。ZV500シリーズは37型の「37ZV500」と42型の「42ZV500」を6月中旬に発売する予定で、店頭予想価格は35万円前後と40万円前後を見込んでいる。

 最上位モデルとなるZH500シリーズは、ZV500シリーズと比較して東芝製で300GB容量の2.5型HDDを搭載している点が違いで、製品単体で番組録画が可能。また、番組録画時にワンセグの同時録画機能も備え、SDカードスロットに挿入したSDカードにワンセグ番組をダビングできる。録画形式は「SD-VIDEO(ISDB-T Mobile Video Profile)」で、動作確認済みの携帯電話は東芝の「REGZAケータイ」ブランドの端末になる。このほか、サウンドシステムやスピーカー部で差異がある。


ZH500シリーズ「52ZH500」 ZV500シリーズ「42ZV500」

テレビ視聴中のインターネットブラウザ表示も可能
 それ以外の仕様は同等で、インターネット接続機能ではインターネットブラウザに加え、アクトビラのHD画質を配信する「アクトビラ ビデオ・フル」、NTT ぷららが提供するフレッツ向け映像配信サービス「ひかりTV」を製品単体で利用が可能。H.264デコーダを内蔵しており、HD画質による映像を視聴できるとしている。

 NASやUSB接続型HDDを本製品に直接接続して、テレビ番組の録画も可能。6月2日に運用開始予定の「ダビング10」に対応し、デジタル放送録画出力を介したアナログSD画質でDVDなどへのダビングが可能な「アナログダビング」をサポートする。録画機能面では、電子番組表からの録画予約や追跡録画機能などを用意する。


アクトビラの画面イメージ こちらはひかりTV

アイ・オーが発売する「HLV4-G2.0」への番組ムーブにも対応
 加えて、アイ・オー・データ機器から4月末に発売されるDTCP-IP 1.2およびDLNAガイドライン 1.5に対応した2TB容量のLAN接続型HDD「HLV4-G2.0」とも連携する。この連携では、ローカル暗号で録画された番組をHLV4-G2.0にムーブが可能で、DTCP-IPに対応した他のREGZAでムーブ番組も視聴が可能という。

 また、同社のHDDレコーダ「VARDIA」やノートPC「Qosmio」、DLNAサーバー機器、ヤマハやオンキヨー製オーディオシステムと連携する「レグザリンク」機能も搭載。Bluetoothアダプタを本体に接続した場合には、REGZAケータイで撮影した写真をBluetoothで転送可能になった。JPEG写真の再生機能も強化され、写真表示の高速化、サムネイル画像の表示枚数も増加させた。


「おまかせドンビピシャ高画質」機能概要
 映像面では、設置場所の日の出、日の入り時間を把握し、室内の照度に合わせて自動で映像を調整する「おまかせドンビピシャ高画質」機能を全シリーズに搭載。同機能では、初回設定時に室内照明(蛍光灯色または電球色)を選択することで、テレビの色温度を自動で調整。出力する映像素材を1画素単位でヒストグラム解析し、映像にあった画質に自動調整する機能も備える。

 映像の1コマ単位でのヒストグラム解析や質感リアライザー特性(ガンマ特性)の変化は画面上で表示も可能。明るさ調整と質感リアライザー特性は、ユーザーの好みに応じてカスタマイズも可能という。

 音質面では、業界初という「DOLBY VOLUME」を搭載。これにより、CM切り替わり時などによる音量変化があっても、聴感上の音量レベルに変化がないほか、小音量でも聞き取りやすい声が実現できるとした。

 テレビチューナーは、地上デジタルおよびBS/100度CSデジタルチューナーを各2基、地上アナログチューナーを1基搭載。液晶パネルは、ハーフグレア 120GHz駆動のフルHD VA方式パネルを採用。10ビット駆動や高色域バックライトも用意する。画質処理システムは「パワー メタブレイン」になる。

 入力端子は、HDMI 1.3a×4端子(1080p 60p/24p)、ビデオ入力×4(内、D4×2)。また、光デジタル音声出力も搭載する。本体サイズと重量は、46ZH500が111.3×31.3×75.2cm(幅×奥行×高)で32.7kg、52ZH500が125.7×36.8×84.2cmで43.5kg。ZV500シリーズは重量が未定で、本体サイズは37ZV500が90.0×25.8×63.5cm、42ZV500が100.9×31.3×69.8cm。

 合わせて東芝は、300GBのHDDを内蔵し、eSATA接続型HDDを録画用HDDとして利用できる「RH500シリーズ」3製品と、シンプルモデル「CV500シリーズ」も発表した。オープンプライスで、店頭予想価格はRH500シリーズが23万円前後から、CV500シリーズが16万円前後から。


付属のリモコン 春夏モデルは4シリーズ全10モデルをラインナップ

REGZAの販促にはヤッターマンによる紹介映像も展開も ドロンボー一味は高画質を ヤッターマンは録画関係を紹介する

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.toshiba.co.jp/about/press/2008_04/pr_j0902.htm

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(村松健至)
2008/04/09 10:02


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