■天気が気になる拙者
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魚類の皆様の動静を知るために必須なのが天気情報。というわけでシーズンともなれば天気が気になりまくりの拙者であった
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普段は自室に籠もって原稿を書いたり原稿を書いたりネットで買い物をしたり原稿を書いたり寝たり原稿を書いたりネットで買い物をしたりコンピュータの調子が悪くなったりしている俺だが、時期が時期となれば外出しまくりとなる。なぜならば!! 釣りに行くからだッ!! ……「だッ!!」ってあのその程度のコトで大声出されてもやかましいんですけど>俺。ていうか釣りが好きなんです。好きなの。好き~。
そんな拙者がそーゆー時期に気にすることと言えば何はさておき天気だ。魚類の皆様方におかれましては天気の野郎がちょっとでも気まぐれを起こしやがるってぇとご気分を悪くされる。そして拙者の拙針におかかりになられないようになる。極悪非道な天気の野郎がふざけたマネしやがるから魚類の方々が大変迷惑をされるということなのだっていうよりもむしろ!! 天気は釣果に影響するので、拙者はとても天気が気になりまくり。
数年前、ダイヤルアップ接続の頃は、さぁ釣りに出かけるゼということになればCATVの天気予報番組を徹底視聴でありダイヤル177に定期発信していた。Webでも天気予報が見られたが、更新が遅いし……それに一度つなげば10円じゃ済まずに一応釣り系サイト見たりするゆえ数十円かかって、これが毎日何度も何度もってことになって釣りに行くまでの数日間コレをやるとなると数百円……いやいいんです昔の話は。とにかく、ダイヤルアップ接続の頃の俺にとって、ネットと天気予報ってのはわりと無縁であった。
が、常時接続になってからは、CATVや177の使用頻度は激低下。ごく狭い地域の天気予報まで放送してくれるCATV系天気予報は便利だが、ひととおり見るのに5分やそこらはかかるわけで、わりとオンデマンド味に欠ける。また内容的にも大雑把というか不特定多数向けの“浅く広い予報”なので、情報として活用しにくい。177はオンデマンド感がやや強いものの、内容が浅すぎで参考程度にしかならないのだ。
さておき、常時接続になってからは専らウェブの天気予報サイトで釣り戦略(ってほどのことか!?>俺)を立てていた。よく使うサイトは、ハレックスブレイン、Weather Eye、Yahoo! Weather、毎日新聞の毎日のお天気、tenki.jpあたり。
■どのサイトが釣り向きか!?
俺の場合、釣りに行くために役立てる天気予報なので、普通の人とは微妙に違う視点で天気予報を見ていると思う。
例えば、本日が月曜日あたりで、週末に釣りに行こう!! と。そんなときに着目するのは、まず当日までの天気の変化だ。お魚ご一行様は水中に住んでおいでなので、地上とはわけが違う。地上だとパッと晴れれば温かくて過ごしやすいが、水中だと突然晴れても明るいだけで前日までの雨によって温度が全然上がっちゃいない……とか。そんな影響を見るわけだ。
それに絡んで、気温の移り変わりも大切ですな。あと重要なのが風向きや風の強さ。当日の風向き等は超重要ポイントだが、前日や前々日の風向き等もかなり大事だったりする。風によって水温が上下したり、お魚様方の気分や体調も変化するからだ。海には行かずに湖沼で釣りをする拙者だが、月の満ち欠けも俺的にはちょいと大切な要素だったりする。
そのような観点で各お天気サイトを見ていくと、まずハレックスブレイン。週間天気予報はまずまず便利という感じだが釣りには情報不足。だが、今日明日の天気には風向きや風の強さ、6時間毎の降水確率、それと気温の前日比が見られる。加えて、3時間毎のの天気では、現在から24時間後までの3時間毎の天気、気温、風向、風の強さまで見られる。今週末は釣りに向くかな~と思いつつ見ていき、前々日~前日あたりに現地の詳細な天気動向を掴むのには好都合だ。また、サイトのレスポンスも良く、ページも比較的にライトな作りなので、閲覧を快適にできるもの良い。
次にWeather Eye。これは釣り人にとっては大雑把な感じ。風向きなど細かな情報を知らせていないのも残念。サイトのレスポンスが良く、シンプルで使いやすいが、釣り向けではない感じ。だが、お天気データベースでは月間の天気動向が把握しやすく、風(Wind Eye)の資料も参考になる。
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ハレックスブレイン
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WetherEye
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Yahoo! Weather。全体的に階層が深めで、ちょいとするとスグにYahoo!関連カテゴリに入っちゃったりして、純粋に天気だけを調べようとすると「ウザっ!!」とか感じたりしがち。だが、今日明日の天気と今週の天気が一望でき、今日明日に関しては風の向きもわかるという詳細さは実用的だ。加えて、地域のピンポイント天気情報として、今日明日3時間毎で現在から30時間程度後までの天気動向が見られ、さらにその3時間毎の風向・風速までわかるのは非常にグレイト。目的地のURLだけをIEのリンクに登録してちょくちょく参照するような使い方をすれば、内陸釣り野郎には一番便利だと感思える。
毎日新聞の毎日のお天気は、普通に使うには普通に便利そうだが、釣り人に便利とは感じない。しかし、今日明日の天気と週間天気を同時に表示する画面は一覧性が良く、しかもその画面のいちばん下に“こよみ”として、月齢、日の出・日の入り時刻、月の出・月の入り時刻を表示しているところがナイス。
tenki.jpには特に釣り向けの便利情報ってのはないと思うが、ストリーミング週間天気予報のお姉さんの解説が和めて良い。
てなわけで、さぁ釣りに行くゼというモードの拙者は、仕事の合間にこれら多数の天気予報サイトを頻繁に閲覧し、どのよーな釣り方をすべきか考え、結果、仕事が進まなくなっているのであった。しかし、思い立った時にいつでも詳細な天気予報をタダで見られるんだから、やはりネットおよび常時接続ってのはありがたい。
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Yahoo天気情報
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tenki.jp
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■天気予報を“呼び込む”
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FEEL-GOODホームページ内のSpotWeather
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ちょこっと前述したが、釣り師としての拙者は月齢信者とも言えるほど“月の様子”で釣行を決めたりしている。海釣りの人にとっては当然かもしれないが、俺の場合は湖沼の釣り。なのだが、わりと月の影響を受けてるんじゃなかろうかと思う。例えば新月や満月の前後数日の間に釣りに行くと、なーんかよく釣れたりして。なので、お月様に合わせて釣行日を決めたりしている。まあ、ゲン担ぎですな。
てなわけで、前述の毎日新聞の毎日のお天気なんかが便利なわけだが、でも月の様子を見るためだけにWebページにアクセスするのもなーと思って、月齢を表示させるためのフリーソフトウェアを物色した。ら、『あらたさんちのホームページ』で、TMoonという月齢表示ソフトを見つけたと同時に、TWeatherというこれまた便利な天気予報ソフトを見つけた。両方とも非常に有名なソフトウェアですな。
TWeatherは一定時間毎に日本気象協会のサイトにアクセスし、1週間の天気予報を表示してくれるソフトだ。常時接続環境下でこれを起動しておくと、いつでも週間天気予報を見られるし、デスクトップ上に表示しておくこともできる。週間天気予報は全国58都市のものを指定して表示させられて、いつでも指定地域を変更できるので、釣り場の天気を常時把握できる。ひわまり画像を表示する機能などもあったりして参考になる&楽しめるし、非常によくできたフリーソフトだ。
そうだよそのとおりだよ、天気予報はこーゆーソフトに任せてデスクトップに呼び込むのが正解だよ!! プッシュ技術なフィーリングで、天気予報のほうからこっちに来てもらうのダ!! と、TWeatherを見つけて以降、前述のウェブサイトにはあんまり行かなくなってしまった。あ、ちなみに、月齢表示のほーは『Yanagi's WEB SPACE』の月のみちかけカレンダーを使わせていただいております。一覧性抜群で便利っス。
その後、さらに“天気予報呼び込み系ソフト”を調べたら、機能的に非常に強力なのを発見。『FEEL-GOOD ホームページ』にあるSpotWeatherだ。
これはYahoo!天気予報から天気予報データを取り込み、タスクトレイ上やウィンドウで比較的に詳細な天気予報を表示するというフリーソフトだ。今日明日の天気予報、週間天気予報、警報・注意報、台風情報等を別ウィンドウで表示でき、またウィンドウサイズを2倍にして読みやすくできるなど、非常に快適に使える。
TWeatherにしてもSpotWeatherにしても、釣り人必携ってほどの都合の良さはないが、フツーに常用する天気予報ゲットソフトとしては文句なしに快適なので、興味のある人は一度使ってみるといいだろう。たぶん手放せなくなっちゃう1本になるだろう。
■湖沼の情報も知りたいなぁ
『FEEL-GOOD ホームページ』には、全国各地の川の水位を表示するSpotRiverというフリーソフトもあった。これは、国土交通省のサイトから河川水位情報を収集・表示するというもので、シクミ的にはSpotWeatherと同じもの。人によっては非常に有用となる情報を、自動的に集めてきてくれて、見やすく表示してくれるってのは非常に便利。でも河川水位の情報は俺には……あ!! アレだ!! くわッ!!
拙者としては湖沼の水位をぜひ知っていきたい!! そういう情報をネットから自動収集し、パパッと表示してくれるようなソフトウェアを探していきたい!! それで水位も釣行時の参考用データとして手に入れ、ぜひ爆釣していきたいッ!!
てなわけでいろいろ探したが、そこまでやってくれるソフトはありませんな。またそれ以前に、そこまで詳細なデータが載っているサイトってのもないのであった。なので、家に居ながらにして釣り場の水位を自動収集、てなことはちょいとできねーのであった。
が、湖沼によっては水位を調べる方法はある。例えば水源となるダムなら、それを管理する団体等が水位を公表しているケースもあったりする。具体的には東京都水道局の水源・水質情報ページあたりを見ると、このよーなデータが得られたりする。奥多摩湖狙いの釣り師なんかにはちょいと便利な情報ですな。
こういうページがなくても、場所によっては湖のほとりにライブカメラを設置しているところもあったりする。例えば河口湖のライブカメラとか、芦ノ湖のお天気カメラとか、その他いろいろな湖のライブカメラとか日本中のライブカメラを使って、ん~気合と根性でよーく見て観察すれば……多少の水位変化は掴め……るかなぁ!? いや掴んでいくんですよ釣り師は!! 釣れるか釣れないかの瀬戸際なんですよ!! みたいな。
でもまあ、数年前に比べると、まったくも~驚くべき時代であることは確かだ。家で端末の前に座って、マウスをペシペシっと動かしてるだけで各地の生情報が得られるんだから。特にアウトドア系の趣味がある場合、目的地の状況をより正確に予測・把握できるってのが非常に便利だ。行ってみたら話になんない状況だった、なんてことが激減するんだからナイスだと言えよう。
□スタパ齋藤常時出演中!!「スタパトロニクスTV」(impress TV)
(2002/12/11)
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