アイコムは、IEEE 802.11a/11bの両方に対応する無線LANカード「SL-5000」を発表した。新型の無線LANチップを採用し、1チップで両規格に対応した。11月中旬発売で、価格はオープンプライスだが、実売は1万8000円前後になる見込み。
「SL-5000」はアセロス・コミュニケーションズの新型チップを採用。1チップで2.4GHzと5GHz帯の両方に対応した。アイコムによれば、無線LANカードでIEEE 802.11a/11bに両対応した製品は業界初。1枚でIEEE 802.11aの最大54Mbpsの高速通信ができるとともに、すでに普及しているIEEE 802.11bのアクセスポイントや街中の無線LANアクセスサービスとも接続できる。
このほか、セキュリティ機能として従来からの64/128bitのWEPに加え、152bitのWEPおよびAES(128bit)をサポート。Card Busスロットを持ち、OSにWindows XP/Me/2000/98SEを搭載しているパソコンで使用できる。本体のサイズは121×54×11.4mm(幅×奥行×高)で、重さは約50gとなっている。
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http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/07/03/icom11a.htm
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http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/03/28/atheros.htm
□アイコム
http://www.icom.co.jp/
(正田拓也)
2002/10/16 11:00
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