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【CTIA WIRELESS 2008】
富士通、UQコム提供の世界最小モバイルWiMAX基地局「BroadOne WX300」

富士通ブース
 CTIA WIRELESS 2008の富士通ブースでは、世界最小となるモバイルWiMAXの基地局装置「BroadOne WX300」を出展している。

 BroadOne WX300は、富士通が2月に開発を発表し、2008年夏より出荷開始予定のモバイルWiMAX対応の屋外基地局装置。同製品の発売より設定されたモバイルWiMAX対応機器ブランド「BroadOne WXシリーズ」の製品となる。

 特徴としては、容積が約20L、重量が約20kgで、2月時点で世界最小サイズとしている基地局装置でありながら、数km範囲で2.3~2.5GHz帯を利用したモバイルWiMAXによる電波送受信が可能だとしている。また、送受信系統を2系統装備し、MIMOにも対応する。

 技術面では、富士通が開発した「窒化ガリウムHEMTデバイス」を採用した高出力送信装置と、富士通の技術である「歪補償技術」を適用し、小型ながら最大20Wの電波送信出力を確保。また、消費電力を200W以下に抑えており、基地局建設コストや運用費用を削減できるとしている。

 富士通では、BroadOne WX300を2009年より日本国内でのモバイルWiMAXによる商用サービスを開始する予定であるUQコミュニケーションズ向けに提供することを明らかにした。また、米国向けの販売展開も今後行なってきたいとしている。


BroadOne WX300 BroadOne WX300の概要

BroadOne WX300の内部

関連情報

URL
  CTIA WIRELESS 2008(英文)
  http://www.ctia.org/

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(大久保有規彦)
2008/04/04 12:19
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