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【Web 2.0 Expo San Francisco 2008】
米MS、活用事例を交えながらWindows Liveの利用を呼びかけ

米MSのAngus Logan氏

各サービスを5つに分類
 米Microsoftは、米国サンフランシスコで開催中の「Web 2.0 Expo」において、Windows Live Platformの利用を呼びかけるスポンサーセッションを23日(現地時間)に行なった。

 スポンサーセッションは、Web 2.0 Expoの通常セッションと平行して実施されているもので、イベントスポンサー企業であるMicrosoftやAdobe、NOKIAなどの各社が開催している。また、通常セッションと異なり、イベント参加者であれば登録区分に関係なく聴講できる。

 本セッションでの登壇者は、Windows Live Platform teamに所属するAngus Logan氏。Logan氏は、Live SearchやLive ID、メッセンジャー、AlertsといったWindows Liveサービスをはじめ、Virtual EarthやSilverlightなどの同社サービスを5つに分類。このうち、Live IDは1回のログオンで複数サービスが利用できる特徴を紹介したほか、地図サービスでは鳥瞰図や3D表示機能などの機能をアピールした。

 講演中には、Windows Liveサービスを活用した実際のサービス例も紹介。MTVと連携したfacebookの例では、Windows Presentation Foundationによるコンテンツの表示ページからメッセンジャー送信を行なえる点を説明。また、スペインの旅行サイトでは、観光地情報にVirtual Earthを利用するほか、同一ページ上でWindows Live メッセンジャーの友達リスト表示、Live メールの利用など、シームレスに利用できる点がデモンストレーションされた。

 また、Flickrを例に、他社サービスとの連携例も取り上げた。Flickrとの連携自体に関しては、Yahoo! mailやGmailでも対応できているが、Windows Liveサービスのアドレス帳機能を連携させて、Flickrを利用する友人を検索できるというもの。同例を踏まえてLogan氏は、Windows Liveではソーシャルグラフ的な活用ができる点を強調するとともに、「データの取り扱いには安全性を確保している」と説明した。

 このほかLogan氏は、Windows Live メッセンジャーとWindows Live メールで新着通知などをシームレスにポップアップできる点や、自然文も認識可能なメッセンジャー連携の自動応答システム「Windows Live Agents」を説明。その上で、「Windows Liveサービスの活用によって、Webサイトへの集客向上が大いに期待できる」とアピールしていた。


MTVの事例ではWPFやメッセンジャーが連携 地図サイトではページ上から友達リストやメール送信が可能という Flickrとの連携例

シングルサインオンにおける特徴 こちらはソーシャルグラフ テレビ番組のページでメッセンジャーが使用できる例も紹介された

関連情報

URL
  Web 2.0 Expo San Francisco 2008
  http://sf.web2expo.com/

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(村松健至)
2008/04/24 17:22
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