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【東京ゲームショウ2008】 マイスペース、MySpace上でのゲーム開発事例を紹介 |
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マイスペースは10日、東京ゲームショウ2008のイベントステージで、SNS「MySpace」で利用できる開発者向けプラットフォーム「MySpace Developer Platform（MDP）」のイベントを開催した。イベントには、MDPを通じて月間100万ドルの売上を得たという開発者が招かれ、その体験談などを披露した。 ゲストとして登壇したのは、4人で運営する小規模ゲームメーカー「You Plus Inc.」に所属するダン・ユー氏。ユー氏によれば、1カ月ほどで開発した「MOBSTERS」というWebベースのテキストゲームがMySpaceの利用者に広がり、約3カ月ほどで1100万人のユーザーがインストールしたという。 同ゲームは、Webページ上に表示されたライバル名を選択し、「攻撃ボタン」をクリックするだけで結果が表示されるといったシンプルな内容。また、フレンドが自分のページを訪問するなどするとゲーム内通貨が増える仕組みとなっている。 ユー氏は「MySpaceにフレンドがいるほど楽しくなるゲーム」とゲームデザインの方向性を説明。また、ゲーム内通貨は実社会の現金で購入できる点も特徴という。ユー氏らは加えて、広告などを組み合わせることで月間100万ドルの売上を達成したとした。
MDPでゲームを開発した理由としてユー氏は、「プラットフォームとしての安定性とともに、比較的スパムが少ない安全なサイトである」点をポイントとして提示。「MySpaceのユーザーは厳しいので下手なものは作れないが、受け入れてもらえるレベルの作品を作れば長期的に支持が得られる」と語った。また、世界各国に展開するMySpaceが持つ“規模のメリット”も大きいとしている。 イベントではまた、米MySpaceのプロダクト部門シニアバイスプレジデントを務めるトム・アンドラス氏も登壇。「MySpace内の“キャンバスページ”で発生した売上は、全額が開発者に支払われる」などの事例を挙げながら、MDPが開発者重視のプラットフォームである点を強調した。その上で、「MDPはお試し版的なゲームの公開などにも適していると思う」と語り、「より多くの開発者に参加して欲しい」とアピールした。 このほか、イベント後半には日本・中国・韓国・インドで開催したゲーム開発コンテスト「TheGame08」の表彰式が行われた。最優秀作品にはインド代表のContests2win.comが開発した「youCharades」が選ばれた。有名人などの物まねをしたビデオを見て答えを当てるというゲームで、ユーザー自身がビデオをアップロードできるのも特徴という。会場では、開発者の代表であるラジさんに賞金3万ドルが贈られた。
■ ＵＲＬ MySpace http://jp.myspace.com/ TheGame08 http://www.myspace.com/thegame08japan ■ 関連記事 ・ MySpaceがAPIを国内公開。プロフィールを軸にした「エンタメSNS」目指す （森田秀一） 2008/10/10 19:53 |
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