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NTT-BP、無線LAN経由で電話を転送できるVoIPアダプタなどを参考出展

 WPC EXPO 2003のNTT東日本ブースでは、NTTブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)が、同社の公衆無線LANサービス「無線LAN倶楽部」対応のVoIPアダプタや、PDAでコンテンツを自動受信する「Wake On LAN」対応端末などのデモンストレーションを行なった。

 VoIPアダプタのデモが行なわれたのは、PDAから一般電話への通話サービス、一般電話からPDAへの通話サービス、一般電話への着信を携帯電話へ転送サービスの3種類。このうちPDAから一般電話への発信については、デモ用にNTT-MEのVoIP基盤ネットワークを用意、専用ソフトウェア「M2X Gphone」から電話番号を入力することで通話できる。

 一般電話からPDAへの通話は、専用アダプタ「M2X Gphone Gateway」を電話機に接続して行なう。こちらはPDAを無線LAN経由の内線として利用するもので、電話機から短縮番号をダイヤルすることでPDAへ発信できる。

 M2X Gphone Gatewayは、一般電話機から着信に応答しない場合、あらかじめ指定した携帯電話へ転送できる。デモでは携帯電話のみ対応していたが、実際には無線LAN倶楽部に接続したPDAへも転送が可能であり、PDAへ転送された電話は無料で通話できる。

 一方のWake On LAN対応端末は、無線LAN倶楽部のエリアへ入った場合に端末が起動、コンテンツを自動でダウンロードする仕組み。ダウンロード終了後はPDAがスリープモードへ戻るため、ユーザーが意識することなく最新のコンテンツを受信できるという。デモでは対応端末を展示していたが、サービス時には専用ソフトウェアを配布、対応するPDAへインストールする形態を採用する予定としている。


電話機の下にあるのが開発中の「M2X Gphone Gateway」。製品時には左右に置かれた赤と黒のモック程度の大きさになる予定だという M2X Gphone Gatewayの背面

PDAからの通話画面 Wake On LAN対応PDA

関連情報

URL
  WPC EXPO 2003
  http://arena.nikkeibp.co.jp/expo/2003/
  NTT-BP
  http://www.ntt-bp.net/

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(甲斐祐樹)
2003/09/17 18:08
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