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NTT Com、映像品質を端末ごとに変更できる双方向映像通信システム

システム概要
 WIRELESS JAPAN 2004に出展したNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、PCやFOMAなど通信環境や仕様機器に応じて映像品質を変更できる「リアルタイム双方向映像通信システム」を参考出品していた。

 リアルタイム双方向映像通信システムは、回線速度や端末性能に応じて映像品質を変更可能なシステム。1つの映像フレームを複数レイヤに分けて画像を圧縮する「スケーラブル映像符号化技術」を採用、再生時にはレイヤごとに圧縮された画像を複合化して画像を重ね合わせることで、粗い画質から鮮明な画質までを生成できる。同技術は、NTTサイバースペース研究所が開発したもので、MPEG-4規格に準拠する。

 ブース内では、パソコンやPDA、FOMAを用いた実機デモが行なわれていた。同システムを利用する場合、パソコンとPDAではソフトウェアのインストールが必要。通信帯域については、パソコンはユーザー側で設定が可能で、PDAは128kbpsのみ。一方、FOMAについてゲートウェイ側でコーデックやサイズの変更が行なわれる。

 現在、FOMAでは回線交換方式のみサポートするが、説明員によれば「パケット定額サービス『パケ・ホーダイ』が開始されたこともあり、パケット通信にも対応したい」という。また、本システムをiアプリとして提供する考えを示し、具体的な対応機種名として無線LAN機能を搭載した法人向けFOMA端末「N900iL」を挙げていた。


パソコン側では複数動画の同時通信デモも行なわれた FOMA側でのデモ

関連情報

URL
  WIRELESS JAPAN 2004
  http://www.ric.co.jp/expo/wj2004/
  NTTコミュニケーションズ
  http://www.ntt.com/
  関連記事:NTT Com、回線や端末に応じて映像品質を可変できる双方向通信システム[INTERNET Watch]
  http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/03/03/2310.html

関連記事
NTTドコモ、IEEE 802.11b準拠の無線LANを搭載したFOMA「N900iL」


(村松健至)
2004/07/22 13:23
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