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ToDoリストの共有までできるスケジュール管理サービス「check*pad」


「check*pad」トップページ
 最近、図書館通いにハマってます。最近の図書館ってのはけっこうIT化が進んでいて、蔵書検索や予約がインターネットから行なえたり、予約した書籍が届いたのをメールで知らせてくれたり、館内で無線LANが使えたりと至れり尽くせりです。とくに便利なのが、貸し出しの延長をWebサイトから申し込めることですね。忙しくて返却しに行けないときに、ボタン1つで期間を延長できるのが便利です。

 ただし、せっかくこのような便利なシステムがあっても、借りた本人が返却期限を忘れてしまっては何にもなりません。そのためにも貸し出し期間をきちんと覚えておくことが必要なわけですが、これが意外と難しい。近所の図書館で本を借りると返却期限を書いた紙も一緒に手渡されるのですが、それを受け取っただけで安心してしまい、スケジュール帳にメモするのをつい忘れてしまうんですね。過去に、それが原因で返却期限を過ぎてしまったことがあります。

 このようなミスは二度とやらかさないようにしなければ、と常日頃から思っていたのですが、実は先日、そんな自分にピッタリのサービスを見つけました。「check*pad」(http://www.checkpad.jp/)というサービスです。Webサイト上でToDoや目標のリストを作れるこのサービスを使えば、自分のスケジュールをきちんと管理できますよ。アタシのように忘れっぽい人は要注目!





メモも追加できるToDoリスト

 このサービスは現在ベータ版の段階ですが、利用にあたってはユーザー登録が必要です。まずはトップページの「ベータ版新規登録」でメールアドレスを入力して、送られてきたメールに書いてある登録ページにアクセスしてみましょう。氏名やパスワードなど、簡単な情報を入力すれば登録は完了です。

 ログインすると、「あなたのリスト」という画面が最初に出てきます。新しいToDoを登録するには、「リストを追加する」をクリックしましょう。入力フォームが開いたら、「○○に電話する」「△△を返却する」「◇◇を購入する」など、やらねばならないことを書いて「追加」ボタンを押せば、リストに案件が追加されます。リストには、それぞれのToDo案件がいつ追加されたのかも表示されるので、これなら時間の管理もカンタンですね。追加したToDoは、その文面をクリックすることで、いつでも自由に編集できます。また、「メモ追加」をクリックすると、案件に簡単なメモ書きも追加できるので、複雑な案件の場合はここに補足情報を書いておきましょう。


「あなたのリスト」 リストを追加




チェック項目も作成可能

 登録したリストは、「チェック項目を追加する」をクリックすることで、細かいチェック項目を作成できます。たとえば図書館で「ブロードバンド・ウォッチ」という本と「インターネット・ウォッチ」という本を借りたとします。この2冊の本の返却をToDoに登録する場合、まず「図書館に本を返しに行く」という項目を作り、その下にチェック項目として「ブロードバンド・ウォッチ」「インターネット・ウォッチ」という2つの項目を作れば良いわけですね。複数の人に電話しなければならないときや、多くの仕事を同時にこなさなければならないときなど、シチュエーションに応じてこの機能をうまく活用しましょう。ちなみに、リストやチェック項目に追加する際には、クリック以外にキーボードの「A」キーを押しても入力フォームが開くようになっています。この辺りの操作性はよく練られていて、なかなか完成度が高いですね。

 登録したToDo案件を達成したら、項目の先頭にあるチェックボックスをクリックします。処理済みの案件は削除されることなく、「達成済み項目」に移動して保存されます。完全に削除する場合は、案件の横に小さく表示される「×」をクリックすればワンタッチで削除できます。

 また、登録したリストを「モーニングリスト」に追加することで、毎朝定期的にリスト案件をメールで配信してくれるサービスもあります。リマインダーサービスとしても使えるので、忘れっぽい人はこの機能を積極的に活用しましょう。


チェック項目を追加 達成済み項目




複数のメンバーでリストを共有できる

共有メンバー登録フォーム
 基本的なToDoリストの使い方は以上の通りですが、このサービスは単なるToDoリストの作成だけでなく、もっと高度な機能も持っています。その1つが、複数のユーザー間でのToDoの共有機能です。リストの横にある「共有する」をクリックするとフォームが表示されるので、登録したいユーザーのメールアドレスを入力しましょう。こうしておけば、共有リストは登録したユーザーであれば誰でも自由に編集可能になります。共有リストを誰か他のユーザーが更新した場合は、そのリストのアイコンが赤くなることで、更新を知らせてくれます。友人の間で連絡を取るツールとして使ったり、グループウェアとして使ったりと、さまざまな使い方が考えられますね。共有メンバーにメールを送ることも可能だし、携帯電話から操作できる「モバイル版」も用意されているので、幅広いシチュエーションで利用できます。

 また、リストは限定されたメンバーだけでなく、不特定多数に対して広く公開することも可能です。たとえば「ダイエット」や「禁煙」などの目標を掲げて、それを達成するblogを書いたりする際に、このサイトをリンクさせれば、説得力が増すかもしれませんね。

 ただし、プライバシー情報が含まれるような案件や、会社の機密情報などを扱う場合は十分気を付けましょう。このサービスはあくまでもベータ版だし、本格的なビジネス向けのツールというわけでもないので、あまりにも重要な情報を載せるのは控えた方が無難かもしれません。





重要案件を画面上部に表示

「私が次にすることは…」機能
 もう1つ便利なのが、「私が次にすることは…」機能です。これは、登録した内容と、その達成期限を常に画面上部に表示する機能です。上部の「設定変更」メニューを使ってこれを有効にしておくと、重要案件の締め切りを常に視野の中に入れておけるので、自分が今やらなければならないことが何なのか、いつでもしっかりと思い出せます。実際に使ってみるとわかりますが、仕事の能率がかなりアップしますよ。アタシみたいに気が散りやすい人間ほど効果が大きいので、ぜひ試してみてください。

 さらに、案件を達成し終えたときにクリックすれば、それが時間内に達成できたかどうかを記録として残しておけます。後からこの記録を見直せば、自分がどんな仕事にどれくらい時間をかけたのかが整理されるので、仕事の進め方を考えるときに参考になりますよ。

 というわけでこの「check*pad」、単なるToDo機能だけでなく、数々の便利機能が詰まっていることがおわかりいただけたかと思います。ビジネスツールやコミュニケーションツールとして、ぜひ有効に活用してくださいね。では、また!


関連情報

URL
  check*pad
  http://www.checkpad.jp/

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2006/03/20 11:04

下柳泰三
自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる!
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