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地域情報に特化したSNS「WeBA」でローカル情報を気軽に共有しよう
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WeBA
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みなさんは区や市の広報誌を読んだことがありますか? アタシの場合、「広報たいとう」という台東区の広報誌が町内会の回覧板に添付されるので、定期的に読んでいます。これがなかなか面白い。区の行政だけでなく、イベントやフリーマーケットの情報なども掲載されていて、市販のタウン誌では得られない情報がけっこうあります。
自分の住んでいるエリアに特化した情報ってのは、生活に直結している分だけ役に立ちますね。インターネット上にも、地域の掲示板などでさまざまな情報が交換されていますが、このようなローカルなコミュニケーションの輪は、今後ますます活発になっていくのではないでしょうか。
そんな中、最近になって面白いサイトが登場しました。「WeBA」というサイトです。これはローカル情報に特化したSNSサイトなんですが、地図と組み合わせることで、グラフィカルでわかりやすい情報共有を実現しています。使っている地図は「Google Map」ということで、使い勝手はバツグン! これを利用すれば、地域の最新情報や、裏情報、口コミ情報をしっかりキャッチできますよ!
■ 各地のウォーカーによる生情報
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地図画面
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この「WeBA」はまだ登場したばかりで、アルファ版の段階です。使用にあたっては会員登録が必要ですが、無料なので気軽に登録してみましょう。登録する際には、ニックネームのほかに氏名の入力も必要です。氏名は公開されるので、本名を登録しておけば、知人や友人に見つけてもらいやすくなりますよ。このほか、誕生日や職業、住所、趣味などを登録する欄がありますが、こちらは公開か非公開かを選べます。
登録したら、さっそくログインしてみましょう。最初に目に入ってくるのは、「Google Maps」の日本地図です。ドラッグによるスムーズなスクロールを実現した便利な地図サイトとして有名ですね。衛星写真を見られるので、見ていて面白いです。
よく見ると、「Google Maps」の本サイトとはひと味違うアイコンが地図上に並んでいます。なにやら足あとの形をしたこのアイコンをクリックすると、吹き出しが現れて、スポット情報が表示されます。実はこのアイコン、このサイトの登録メンバーの投稿記事なんです。各地に散らばる「ウォーカー」と呼ばれるメンバーの生の声が、ここに「足あと」として登録されているわけですね。
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会員登録画面
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「足あと」をクリック
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■ 「足あと」の検索も自由自在
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「足あと」詳細画面
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ここで「詳細」というリンクをクリックすると、地図が拡大表示になり、詳細地図が表示されます。「足あと」の記事詳細や、画像が投稿されている場合はそれも表示されます。記事の下にはコメントを書く欄も設けられているので、記事について何か感想があったら、どんどん書き込んでみましょう。
また、地図の右下に「周辺情報」というボタンがありますが、これをクリックすると右のメニューに周辺に投稿されている記事があるかどうかをチェックできます。右メニューには、このほかにもさまざまな機能があります。「カレンダー」を見れば日ごとの足あとをチェックできるし、「月別足あと」や「テーマ別足あと」、「カテゴリー別足あと」と、テーマ別に足あとを整理して見られるようになっています。これなら目的の情報をすばやく見つけられますね。
登録されている「足あと」の検索も可能です。トップページの右上にある「足あと検索」というコーナーでは、記事に関連づけられている「タグ」を検索できるだけでなく、テーマ別の指定もできます。自分の興味のあるキーワードを入力して、いろいろと検索してみてはいかがでしょうか。
■ 「足あと」を投稿してみよう
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投稿画面
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こういう記事を見ていると、自分も「足あと」を投稿したくなってきますよね。記事を投稿する場合は、まず地図を操作して場所を指定します。縮尺を拡大して位置を決めたら、地図の下にある「この場所で」にチェックを入れて、「投稿する」ボタンを押しましょう。投稿画面が表示されます。
指定できる要素は、タイトルやテーマ、カテゴリ、状態、内容などです。テーマは「日記」「旅行」「食べる」「買う」「見る」「遊ぶ」など豊富な種類から選べるようになっているので、記事内容に最適なものを選びましょう。
カテゴリは、デフォルトでは「カテゴリなし」だけになっていますが、自分で好きなものを登録できます。右メニューから「カテゴリ管理」をクリックして、入力欄に好きなカテゴリを入力して、「追加する」ボタンを押すと、表にカテゴリが追加されます。そのあと、投稿画面に戻ると、カテゴリのプルダウンメニューの中に、先ほど追加した項目が加わっているはずです。
たとえば、「食べる」というテーマの記事だったら、「和食」「フレンチ」「イタリアン」などの料理メニューを追加したり、「旅行」というテーマだったら「北海道」「沖縄」「国外」などエリア別のカテゴリを登録してもいいでしょう。工夫次第でいろいろな使い方ができると思います。
記事にはリンクや画像を貼ることもできるし、記事の公開・非公開も選べます。また、キーワードに「タグ」を登録することも可能で、これを設定しておくと、ほかのウォーカーが簡単に検索できます。右メニューの「携帯設定」というコーナーでは、携帯電話による投稿の設定も可能ですよ。
■ エリアやテーマ別に「グループ」を用意
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グループ画面
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このサイトは不特定多数のウォーカーによる投稿が見られるだけでなく、特定のウォーカー同士で「グループ」を組むことも可能です。上部にある「グループ」というオレンジ色のタブをクリックしてみましょう。ここでは、さまざまなグループのリストが並んでいます。
「○○駅周辺に住んでいる人のグループ」や、「△△市にゆかりの深い人」など、エリアを限定したグループもあれば、「スープカレー総合」など料理に絞ったグループ、「クルマでお出かけ」「乗りつぶし」など乗り物をテーマとしたグループもあり、実にバラエティ豊かです。中には、公務員など職業別のグループもありますよ。
試しに、「新着グループ」のリストの中から1つを選んで、「詳細へ」をクリックしてみましょう。個々のグループの詳細情報が見られます。ここには、グループメンバーの人数やグループカテゴリー、グループレベルなどが表示されています。誰でも入れるオープンなグループの場合は、左メニューに「入会」ボタンが表示されるので、興味があったら入会してみましょう。
もちろん、ほかのSNSのように誰かの紹介が無いと入れないグループもあります。WeBAの中でいろいろな人と出会ってコミュニケーションを広げていけば、あちこちのグループに誘われる機会も増えていくことでしょう。
エリア別の情報を気軽に共有できるこのサービス、地域情報に関心の高い人にはぜひオススメです。ブックマークに入れておいて損はありませんよ。では、また!
■ URL
WeBA
http://weba.jp/
Google Maps
http://maps.google.co.jp/
■ 関連記事
・ Google Maps APIを利用して口コミ情報を登録できるSNS「WeBA」
2006/04/10 11:07
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下柳泰三 自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる! |
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