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警視庁のサイトから駐車禁止取締りや犯罪・事故発生エリアを確認しよう


「警視庁」Webサイトトップページ
 この6月から、駐車違反の取締方法が変わったのをご存じでしょうか? 今回の改正道交法では、民間の駐車監視員が取り締まることになり、たとえ一瞬でも、車から離れたら取締の対象になってしまうという厳しい内容になっています。都内は駐車場が不足しているので、とくに仕事で車を使わざるをえない人などは大変ですね。

 ただし、駐車監視員が取り締まる地区や時間帯などは、インターネットできちんと公開されています。別にこのエリア以外なら、駐禁スペースで路上駐車して良いというわけではありませんが、やはりドライバーならこの手の情報は気になることでしょう。アタシもこのニュースを聞いたとき、思わず警視庁のWebサイトにアクセスして、駐車禁止の「取締り活動ガイドライン」を確認しちゃいましたよ。見てみると、かなり詳しい情報が書かれた資料がPDFにまとめられていました。警視庁のWebサイトをじっくり見る機会は初めてだったので、ちょっと驚きましたね。

 しかも、よく見るとこの「取締り活動ガイドライン」のほかにも、事故や犯罪に関するさまざまな資料が数多く用意されていました。これがなかなか充実した内容で、かなりオススメなんです。そこで今回は、警視庁のWebサイトが提供しているお役立ちコンテンツについて、詳しくご紹介しましょう。





取締り地域を色分けで表示

トピックス
 言うまでもなく、警視庁とは東京都の警察行政を取り仕切る機関なので、駐車禁止の「取締り活動ガイドライン」も、東京都のものしか用意されていません。他県の情報を見るには、各都道府県の県警のWebサイトに掲載されています。また、この「取締り活動ガイドライン」は各県警によって情報の表示の仕方に違いがあります。

 警視庁のようにきちんと地図を掲載して、その上で取締りの重点地域を色分けしているものもあれば、簡易な地図を使ってる県もあるし、中には一切地図を掲載せずに、路線名や住所だけを載せている場合もあります。駐車禁止の取締りについては、やはり道路が混み合ってる地域が中心となるので、東京都の情報が細かく配信されるのは当たり前かもしれませんが、それでも他県のWebサイトと比較すると、ヒジョーに親切な作りになっていることがわかります。

 まずは「トピックス」のコーナーから「取締り活動ガイドライン」にアクセスしてみましょう。23区と都下の拡大地図が表示されます。地図の下に、各地区ごとの管轄署名のリストが並んでいるので、見たい地域の近くにある警察署の名前をクリックしてください。その警察署が管轄する地域の活動ガイドラインが出てきます。

 ファイルはPDFになっているので、プリントアウトしやすいですね。上の方には駐車監視員の趣旨や活動方針に加えて、重点路線や時間帯が表でまとめられています。その次に、重点地域や重点路線が記載された地図が表示されます。地域や路線も色分けされているので、とても見やすいですよ。念のために、調べたい地域に隣接した警察署のガイドラインもチェックしておくと良いでしょう。


取締り活動ガイドライン 取締り活動ガイドラインのPDFデータ




犯罪の発生密度が一目でわかる

犯罪発生マップ
 さて、このサイトで注目すべきコンテンツは「取締り活動ガイドライン」だけではありません。トピックスの一番上にある「事件事故発生状況マップ」も見逃せませんよ。このマップは、「犯罪発生マップ/犯罪抑止成果マップ」と、「犯罪情報マップ」、「交通事故発生マップ」の3種類があります。

 まずは「犯罪発生マップ/犯罪抑止成果マップ」を見てみましょう、「犯罪発生マップ」は、各地域の犯罪の発生密度をグラフィカルに表わしたものです。犯罪の種類は「ひったくり」「住居対象侵入盗」「事務所等侵入盗」「車上ねらい」「粗暴犯」の5種類で、各犯罪についての発生状況が地図で表示されています。発生件数が多いほど赤が濃くなっているので、わかりやすいですね。

 興味深かったのは、「住居対象侵入盗」が、23区の西部に集中していることでした。もう少し均等に散らばっているのかと思ったら、違っていましたね。ちなみに地図はクリッカブルマップになっていて、各エリアをクリックすると拡大図が見られるようになっています。自分に関わりのある地域が赤くなっていたら、要注意ですよ。

 また、もう1つの「犯罪抑止成果マップ」の方は、平成14年に比べて、抑止対策を施した平成17年にどれくらい犯罪が減ったかを示すものです。これを見れば、治安がどれくらい良くなっているかが一目でわかるわけです。「犯罪発生マップ」と併せてチェックしておきましょう。





防犯対策のアドバイスも掲載

犯罪情報マップ
 次は「犯罪情報マップ」を見てください。こちらの地図は、犯罪件数の累計を色分けして表示したもので、「犯罪発生マップ」よりもさらに詳しい情報が見られます。犯罪の種類は「ひったくり」「侵入窃盗」「車上ねらい」「自動車盗」など7種類と、全部を合わせた「全刑法犯」です。各地域の犯罪状況を見るには、地図をクリックして縮尺を拡大していく方法に加えて、検索窓で検索する方法もあります。検索は住所のほかに、駅名や警察署名でも検索できるので便利ですよ。縮尺も6段階の中から選べるので、細かい情報も見られます。

 ちなみに地図の下には、犯罪形態別の防犯対策についての説明があります。たとえば「ひったくり」の場合、「都内において3,406件発生しており、前年と比べると1,112件減少している」「被害者の93.8%が女性」といった詳しい情報を掲載するとともに、狙われやすいタイプや時間帯別の発生件数など、防犯対策に役立つ情報が載っています。また、「自転車の場合は防止ネットを使用する」「カバンはタスキ掛けにする」「建物側・壁側に持つ」などといった具体的なアドバイスも書いてあるので一読しておくことをオススメします。





事故の発生ポイントがわかる地図

交通事故発生マップ
 最後の「交通事故発生マップ」も要注目ですよ。交通事故の種類は、「二輪車の事故」「高齢者の事故」「歩行者の事故」など六種類と、すべてを合わせた「全事故」の件数を調べられます。エリアの指定も「犯罪発生マップ」と同様に、住所や駅名、警察署名から調べられます。

 件数が多いほど赤く表示されるのですが、「二輪車の事故」「全事故」で見ると、23区内は真っ赤なところだらけですね。エリアごとの色分けに加えて、死亡事故や負傷事故が起こったポイントも地図内に表示されているので、子どもやお年寄りがいる家庭では、これを参考に危ない交差点をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 このほか、トップページのメニューから「安全な暮らし」という項目を見ると、「発生状況・統計」というコーナーがあります。ここには事件事故発生マップのほかに、高速道路事故の発生マップや、都内の交通渋滞統計、薬物に関する統計などさまざまな統計データが掲載されています。これらのコンテンツの充実度は、全国の都道府県警の中でもトップクラスだと思いますよ。上手に活用して、ぜひ生活に役立ててみてください。では、また!


関連情報

URL
  警視庁
  http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/

2006/06/05 11:06

下柳泰三
自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる!
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