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ニュース記事を共有できる「newsing」で効率のいい情報収集を


「newsing」トップページ
 ここ最近、インターネットで注目されているサービスといえば、なんといっても頭に“ソーシャル”が付くサービスですね。ソーシャルブックマークやソーシャルマップなどいろいろありますが、その中の1つに「ソーシャルニュース」というサービスがあります。いわゆる「ニュース共有サイト」ですね。インターネット上では数多くのニュースが配信されていますが、これらのニュース記事へのリンクをネットワーク上で共有できるサービスです。

 ニュース共有サイトでは、自分と同じような嗜好の投稿者をチェックすることで、自分の興味あるニュースを素早くキャッチできます。また、記事に対して他のユーザーのコメントが読めるのも魅力です。そのニュースを他の人がどのように思っているかがわかるわけで、これが貴重な情報源となるわけですね。

 現在、インターネット上にはさまざまなニュース共有サイトがありますが、ユーザーの投稿によって成り立っているサイトなので、やはり参加しているユーザーが多いところを選ぶべきでしょう。もちろん、サイトのデザインやインターフェイスも忘れてはいけません。数多くのニュースを扱うだけに、投稿や閲覧がしやすいサイトを選びたいものですね。そんな2つの条件を兼ね備えたサイトとしてオススメしたいのが、「newsing」です。これを使えば最新のニュースをいち早くキャッチして、効率のいい情報共有が可能になりますよ。





視認性の高いデザイン

ニュース記事画面
 トップページにアクセスすると、いきなりニュースのタイトルが目に飛び込んできます。それぞれのニュースには引用先のURLや投稿者の名前、投稿日時、そしてコメントが書いてあります。コメントは記事の内容を解説したものや、その記事に対する感想などで、簡潔に一言だけ書いている人もいれば、長文を書いている人もいたりと、実にさまざまです。これらのコメントを読めば、投稿者がニュースを投稿する際にそのニュースに対してどんな思いを抱いているかがわかるわけですね。

 これに対して、記事を読んだ人のコメントも掲載されています。コメントの前には「○」「×」というアイコンがありますが、これは記事を支持するかしないかを示すものです。このサイトは、ニュースの記事や大まかな内容はもちろん、このような付加情報も含めていろいろな情報が一覧できるようになっていて、とても見やすいです。

 また、右にはタグのリストもあり、文字の大小で重要度が一目でわかるようになっていたり、人気のある投稿者のリストも掲載しています。サイト上部にはニュースを全文検索できる検索エンジンもあるので、1つのテーマに絞ってニュースをチェックしたい人はこちらを活用しましょう。視認性と使い勝手の良さのおかげで、ニュースを効率よくチェックできるのがこのサイトの魅力です。





コメントを投稿可能

 記事に対して何らかのリアクションを返したかったら、コメントを投稿してみましょう。コメントを書くには、まずユーザー登録が必要です。登録にあたってはユーザーIDとパスワード、メールアドレスを入力するだけです。無料で利用できるので、気軽に登録してみましょう。

 記事タイトルの左横に「このnewsingは?」という項目があるので、ここで「○」か「×」のどちらかのアイコンをクリックします。コメント記入欄が開かれるので、ここにコメントを記述して送信ボタンを押しましょう。この際、コメントや記事に対してタグを設定することも可能です。

 ところで、最初に「○」か「×」のアイコンをクリックしたとき、ポイントの数が変わったことにお気付きでしょうか? ポイントとは、記事に対する点数のようなもので、記事の新鮮さや評価の数、コメントの数を総合的に判断して付けられます。「○」や「×」などの評価がダイレクトに反映されるわけではないので、注意が必要ですね。ポイントが多ければ多いほど、ニュースのリストの目立つ場所に掲載される仕組みになっています。

 ちなみにトップページに表示されるニュースはポイントの高いものが多いですが、これとは別に、トップページ右上のバナーにある「新着newsing一覧」というバナーをクリックすると、新着ニュースのリストが表示されます。とにかく新鮮なニュースをチェックしたい人はこちらを見ましょう。


コメント投稿画面 新着newsing一覧




使いやすいトラブル通報システム

 さらに、問題のあるニュースが投稿された場合に、ユーザーが管理者に通報できる機能も備えています。通報の仕方は実にカンタン。記事の下の部分にある「problem?」というボタンを押して、「スパム」「アダルト」「その他」の中から1つを選んでクリックするだけです。「スパム」は広告を目的とした記事で、「アダルト」は性的な内容や暴力的な内容を含む記事、「その他」は存在しないページや他人の権利や法律を侵害している記事の場合に選びます。確認画面で「OK」を押せば通報は完了。このような細かい点においても、使い方がシンプルなのでとてもわかりやすいです。

 掲示板やブログ、そしてニュース共有サイトでは、問題のある投稿をいかにブロックするかが課題の1つとなっていますが、このサイトのように初心者でも通報できるような使いやすいトラブル通報システムを備えておくことは、とても大切なことだと思います。





ニュースのピックアップも簡単

 さて、一通りこのサイトの使い方に慣れてきたら、今度は自分でニュースを投稿してみましょう。ちなみにこのサイトでは、ニュースのURLを投稿することを「ピックアップ」、ピックアップを行なうユーザーのことを「ピッカー」と呼んでいます。

 ニュースをピックアップするには、まずトップページ右上の「新しい記事をPickUpする」というバナーをクリックします。投稿画面が表示されるので、元の記事のURLと記事のタイトル、記事の評価、コメントなどを付けます。タグも設定できるので、そのニュースに関係の深い言葉を入力しておきましょう。タグは最大5個まで登録できます。すべて書き終えたら、「この記事をピックアップ」ボタンを押せばピックアップ完了です。

 また、「ブックマークレット」も使えるようになっています。これは、あらかじめ指定のリンクをブックマークに登録しておくことで、ニュースサイトの投稿の手続きを簡素化する機能です。投稿したいニュースが見つかったら、登録してあるブックマークにアクセスするだけで、そのニュースのタイトルとURLが自動的に投稿画面のフォームに転送されます。あとは記事の評価やタグ、コメントを書くだけで、すぐに投稿できるわけですね。ニュースの投稿においても、このサイトはやり方がよく練られていて、誰もが簡単に扱えるように配慮されています。

 このサイトはまだベータ版の段階ですが、その使い勝手やデザインはすでにかなり高いクオリティを達成しています。いずれは友人を招待して、ニュースやコメントを通じてコミュニケーションを取る「SNS」のような機能も提供する予定だそうです。今後、どのように発展していくのか楽しみなサイトですね。わたしたちユーザーも積極的に活用して、使い心地などをフィードバックしていきましょう。では、また!


ニュース投稿画面 招待画面

関連情報

URL
  newsing
  http://newsing.jp/

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2006/08/31 11:04

下柳泰三
自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる!
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