Broadband Watch logo

「ポイント探検倶楽部」を活用して買い物上手になろう


「ポイント探検倶楽部」トップページ
 先日、久しぶりにデカイ買い物をしてしまいました。エアコンです。10年前に買ったエアコンの調子が悪くなったので、とうとう買い換えることにしました。エアコンは本体に加えて取り付け費もかかるので、合計の金額がけっこう高くなってしまったのですが、某通販サイトのポイントがかなり貯まっていたので、その分安くなりました。あと、クレジットカードのポイントから移行させたポイントもあったので、その分もおトクでしたね。

 最近は、クレジットカードや携帯電話で貯めたポイントをほかのポイントプログラムに付け替えられるので便利です。貯まったポイントを自分の使いたい形で消費できるので、実に効率がいいですね。今回のようにまとまった買い物をするときに一気に使い切ると、何ともいえない快感が味わえますな。

 同時に、ポイントの使いこなし方にも複雑なテクニックが必要になってきました。これからのユーザーには、複数のポイントプログラムを組み合わせて賢く運用することが求められているわけですね。そんなポイントの使いこなし方について詳しく調べられるサイトが「ポイント探検倶楽部」です。ここはポイントに関するポータルサイトともいうべきサイトで、どんなポイント同士で交換が可能なのかをすぐに調べられます。同サイトがスタートしたのは約1年前ですが、この1年の間にさまざまな機能強化を図ってきました。これらの機能を使って、効率よくポイント管理をしましょう。





幅広いジャンルのポイントサービスを網羅

「DCカード」の概要ページ
 トップページにアクセスすると、膨大なポイントサービスがジャンル別に並んでいます。日本の航空会社はもちろん、アメリカやアジア、ヨーロッパなどさまざまな航空会社のマイレージサービスを網羅した「エアライン」カテゴリや、クレジットカード各社の名前が並んだ「カード」カテゴリ、「ソフマップ」「ビックカメラ」「ヨドバシカメラ」など電器店のポイント制度を集めた「家電」カテゴリ、「ビッダーズ」「楽天」「ヤフー」などを扱った「ネット通販」カテゴリなど、計16種類ものジャンルが用意されています。中には「プロバイダー」「ガソリンスタンド」なんてカテゴリもあって、「そういえばあそこの会社もポイントサービスを提供していたなあ」と、このリストを見て改めて思い出したポイントサービスがいくつもありました。

 これらのポイントサービス名の中からどれかを選んで、クリックしてみましょう。そのポイントの詳細情報が表示されます。ここではポイントサービスの名称や運営会社はもちろん、ポイント単位や有効期間、獲得方法、特典などが掲載されています。たとえばクレジットカードの「DCカード」を例にすると、「利用金額1,000円につき1ポイント」といった具体的な還元額や繰り越しのルールなどが書いてあり、ポイントの概要が一目でわかります。





口コミ掲示板で情報収集

 このほか、各ポイントプログラムについての口コミ掲示板も用意されていて、そこではさまざまな情報がやりとりされています。ディープにポイント集めにハマっている人も多く、これを見れば思わぬ情報が入手できるかもしれませんよ。また、一部のポイントサービスについては「ポイント獲得比較表」というコーナーも掲載されています。これは付加ポイントが発生するポイントサイトを集めたコーナーで、たとえば「ANA」の場合は「5月31日まで、『へそくりポイント』で『astyle ANAショッピングサイト』での購入100円につき3.5ポイント付与」といったお得情報が得られます。

 さらに概要の隣には、そのポイントプログラムからほかのどんなサービスに移行できるかがリストにまとめられています。「ポイントサーチ」という機能で、DCカードの場合はJALやノーウェスト航空のマイレージ、携帯電話のauやNTTドコモ、TSUTAYAやヤフー、楽天、電器店のノジマやヨドバシカメラなどが掲載されています。また、これとは別に「ポイント逆サーチ」という機能も用意されていて、これを使うとDCカードのポイントに対して、どんなポイントプログラムが移行できるかを調べられます。


「口コミ掲示板」一覧 ポイント獲得比較表




ポイントサーチで移行先のポイントを調査

「ポイントサーチ」検索結果
 「ポイントサーチ」と「ポイント逆サーチ」は、ページ上部の検索窓を使っても検索できます。たとえばポイントプログラムAからポイントプログラムCに移行したい場合、直接は移行できないけど、間にポイントプログラムBを挟むことで移行できる場合があります。この場合は「A→B→C」とBを経由するわけですが、「ポイントサーチ」や「ポイント逆サーチ」を使えば、このようなポイントのつながりを調べられます。

 試しに所持ポイントに「DCカード」、交換したい先に「ANA」を選び、ポイント数の欄には「300」と入力して、「検索」ボタンを押してみましょう。検索結果には複数の交換ルートが表示されて、元手となった300ポイントが最後にいくつになるかがそれぞれ表示されます。この場合は「750」「250」「200」「185」「184」と5通りが出ました。最も還元率の高い750ポイントとなるルートは、DCカードからTSUTAYAを経由してANAへと移行する方法です。単にルートを提示するだけでなく、DCカードからTSUTAYAに移行する場合は約42日、TSUTAYAからANAへと移行する場合は約2日と、交換期間も調べられるので便利ですね。これらの結果は「ポイント順」「交換日数順」「交換回数順」と3通りの方法で並べ替えができるので、さまざまな角度から自分に合った交換ルートを探せます。





ポイント管理機能が続々と追加

 以上がこのサイトの基本的な機能ですが、サービス開始以来、このサイトではいろいろな機能が追加されてきました。たとえばポイントに関するキャンペーンや還元率アップの日程を管理できる「ポイ探カレンダー」という機能があるのですが、これを使うと企業間の提携や新サービス開始などの最新ニュースもチェックできます。ポイントマニアは見逃せませんよ。

 昨年12月に始まった「ポイント集約ナビ」という機能にも注目です。これは保有している複数のポイントを1つに集約して、すべて合わせるとどれくらいのポイント数になるかを計算できるサービスです。これだけ数多くの企業がポイントサービスを展開している現在、このような集約機能があるのはとても便利ですね。

 また、最近では「ポイント自動管理」というサービスも開始しました。これは手持ちのポイントサービスの管理WebサイトをIDやパスワードも含めて登録することで、それぞれのポイント残高を自動的に取得できるようにしたサービスです。これを使うと、複数のポイント残高を一覧できるので便利ですよ~。有効期限もチェックできるので、いつのまにかポイントを失効してしまったというミスも防げます。

 これらの機能はメンバー登録をすることで使えるようになります。登録にあたって必要な個人情報はメールアドレスくらいなので、気軽に登録してみてはいかがでしょうか。さまざまな機能を駆使すれば、きっと買い物上手になれますよ~。では、また!


「ポイ探カレンダー」 「Myポイ探」管理画面

関連情報

URL
  ポイント探検倶楽部
  http://www.poitan.net/
  関連記事:複数社をまたぐポイント交換のルート検索に対応した「ポイント探検倶楽部」[INTERNET Watch]
  http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/04/05/11522.html

2007/06/14 11:00

下柳泰三
自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる!
Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.