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家計チェックサイトで家計を客観的に見つめ直そう


「家計チェックサイト」トップページ
 みなさんはお盆中にどこかへ遊びに行きましたか? アタシもお盆の前に小旅行に行ったのですが、久しぶりの旅行とあって激しく散財してしまいました。旅行のときというのは気が大きくなるせいか、気を引き締めてかからないとついお金を使いすぎてしまうものです。とくに今年はガソリン価格などが上がっているので、細かい部分で節約を頑張らないとあっという間に財布が空になってしまいますからね。まあ世の中景気が良くなってきたという話もありますが、好景気だからこそ家計の管理には気を配りたいものです。

 そこでオススメしたいのが、「家計管理研究会」が運営している家計チェックサイトです。このサイトを利用すれば、あなたの家計が健全かどうかをしっかりチェックできますよ。また、家計の状況だけでなく、消費行動の傾向やリスクに関するチェックテストも揃っているので、お金に対する姿勢が総合的に診断できます。日本人の貯蓄率は低下しつつあるそうですが、なにかあったときのための蓄えは必要です。このサイトを活用して、貯蓄率のアップを目指しましょう!





4段階のチェックテストで家計を診断

 まずは「家計管理診断チェック」というテストを受けてみましょう。これは家計収支を入力して、その健全性を図るテストです。テストはStep1から4までの4段階が用意されていて、各質問に答えていくことで家計の状況を客観的に判断できます。テストを受けるにあたっては氏名やメールアドレスを入力する必要はないので、収入などの具体的金額を入力しても問題はありません。

 準備ができたら「Try to 家計管理診断」をクリックしてテストを始めましょう。最初に性別や年齢、職業、地域などの基本属性を入力します。次は収入の入力です。給料や賞与、家賃収入、年金受け取りや児童手当など項目別に分かれているので、プルダウンメニューで項目を選択しながら金額と年間受け取り回数を入力していきます。入力を終えると、右側に年間の総収入が自動計算で表示されます。これに加えて、次の項目では預貯金の取り崩しや財産の売却など、収入以外で得た金額を入力します。

 収入を入力したら、今度は毎月の支払額を入力します。住宅ローンやオートローンに加えて、キャッシングやカードローン、ショッピングでの割賦など家計のローンで支払う予定額を入力します。このほか、食費や住居費、光熱費、衣類、医療費などの家計や、社会保険料や税金なども入力します。入力項目はかなり多いですが、できるだけ詳しく入力しておいた方が正確な診断ができます。

 すべての入力が終わると、収支状況が整理して表示されます。ここには修正入力欄も用意されていて、修正値を入力した上で「next」ボタンを押すと、修正が反映された収支状況が表示されます。ここで「Print」ボタンを押すと、印刷用の画面が別ウインドウで立ち上がります。この辺りの操作性はかなり良好ですよ。





生活変化後の家計も診断可能

 さらに「next」ボタンをクリックすると、Step2の「家計収支診断」に進んで、収支状況を示した六角形のレーダーグラフが表示されます。各頂点は「家計の要注意度」「ローン等依存度」「ローン利用生活度」「消費圧迫度」「返済負担度」「ローン生活限界度」を表していて、黄色の点線が年収別の全国調査に基づく平均値を示し、緑が自分の値を示します。それぞれの項目には星マークが付いていて、星の色によって健全度がわかります。ブルーゾーンがもっとも健全な状態で、イエローゾーンが「要注意」、レッドゾーンは「深刻」の状態を示します。各項目には所見も書かれているので、これを参考に自分の家計を見直せます。

 これで現在の家計の分析は終わりましたが、さらに「next」をクリックすると、「Step3」で今後生活が変化したあとの収支状況を診断できます。ここでは将来にわたって収入がどれくらい増減するか、預貯金の取り崩しが増えるかどうか、住宅ローンの借り入れが増えるかどうかを予想して入力していきます。このほか教育費や保険料など支出の変化も入力します。入力が終わると「生活の変化のまとめ」として、変化したあとの収入と支出の変化が表示されて、Step4に移ります。

 Step4では、生活変化後のレーダーグラフやリスクマップが見られます。今は健全な状態でも、将来に向けて不安要素を抱えている人は、このコーナーでしっかり自分の家計を見直せるわけですね。





消費行動の診断テスト

 「家計管理診断チェック」を終えたら、今度は「消費行動診断」のチェックテストも受けてみましょう。ここでは消費行動に潜むリスクを診断できます。テストでは、出てくる設問を読んで当てはまる場合は「YES」、当てはまらなければ「NO」を選択します。質問は「自己コントロール度」「生活意識度」「金銭管理度」「消費意識度」「買物意識度」「危機感知度」と6段階に分かれていて、「じっくり落ち着いて考えるのは性に合わない」「面倒なことは苦手だ」「お金がなければ借りればいい」「先の心配よりも今を楽しみたい」など、各ステップで5問ずつ用意されています。すべての問いに答えると、最後に「消費行動診断」として結果が出ます。これは各項目を六角形のレーダーグラフにしたもので、自分がどの項目で危険なのかが一目でわかります。

 最後に、結果に基づく所見や「総合リスク度マップ」も見られます。ここではブルーゾーンが「しっかり」、イエローゾーンが「要注意」、レッドゾーンが「浪費」を示します。アタシの場合は総合リスク度は「37」で、イエローゾーンとレッドゾーンの境目に近いところでした。自分ではそれほど浪費癖はないと思っているんですが、意外と危険なレベルだったということで驚きましたね。こんな風に自分のことを客観的に見直すためにも、このテストは一度は受けておくことをオススメします。





所見パターンを豊富に用意

 なお、「消費行動診断」の簡易版として、同サイトでは「マネーライフ健康度チェック」というテストも用意しています。こちらはチャートに従って「YES」「NO」を答えていくとすぐに答えが出る仕組みになっていて、家計管理診断チェックを行なうのが面倒な人はこちらを利用しましょう。アタシが試したところ、「あなたは要注意タイプです」と出てしまいました。

 「家計管理診断チェック」と「消費行動診断」のいずれも、各回答者に対して用意している所見パターンは729通りもあるそうで、これらの中にはあなたに役立つアドバイスがきっと見つかると思います。自分では家計に問題がないと思っていても、思わぬリスクや問題が隠れているかもしれません。ぜひ一度このサイトで診断テストを受けて、自分の家計を客観的に見つめ直してみてください。それでは、また!


関連情報

URL
  家計チェックサイト
  http://www.kakei-shindan.jp/

2007/08/23 11:06

下柳泰三
自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる!
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