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CM作品を誰でも簡単に投稿できる「CM王国」
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「CM王国」トップページ
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最近テレビを見てよく思うのが、CMの低コスト化です。昔はやたらと有名タレントを使ったCMが多かったのが、今はお金をかけないアイディア勝負のCMが少なくありません。インターネット上でも、プロのクリエーターが作ったCMではなく、個人が作ったCM作品を募集する動画投稿サイトが増えてきました。個人がCMを作るとなると、タレントを使うわけにはいかないし、撮影機材もプロ並みとはいきません。そんな中で良い作品を作ろうとした場合、アイディアで勝負するしかなく、だからこそすばらしい作品が生まれることもあります。
今回はそんなCM投稿サイトの中からとくにオススメのサイト「CM王国」をご紹介しましょう。才能溢れる作品の数々を鑑賞するのもよし、自分で作品作りに挑戦してみるのもよし、とさまざまな楽しみ方が可能です。動画だけでなく、イラストや写真、キャッチコピーなども投稿も可能なので、幅広い人が参加できますよ。
■ 企業が出す「お題」に沿って投稿
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CM動画
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トップページにアクセスすると、上の方に「話題沸騰中の投稿作品」というコーナーがあります。とりあえず、ここで紹介されている動画をクリックして再生してみましょう。ちなみにアタシがアクセスしたときは、有料動画サイト「ShowTime」のCM動画が紹介されていました。動画の下には、「お題」と「作品タイトル」、「投稿者」の名が記載されています。「お題」というのは企業が主催するコンテストのテーマで、投稿する人はこの趣旨に沿ったCM作品を制作するわけです。
コンテスト内容についてさらに詳しい情報を見たいときは、「詳細」ボタンをクリックしてみましょう。作品の募集要項が表示されます。ここでは募集作品についての説明に加えて、募集形態や掲載条件、賞品、応募期間や審査期間などさまざまな項目が載っているので、作品を投稿しようと思っている人は条件をよく見ておきましょう。なお、募集要項の下には、その「お題」に対して投稿された作品や、コンテストで受賞した作品などがリストとして掲載されています。すでに審査が終わったコンテストについては、受賞作品の寸評も掲載されていますよ。
企業の「お題」は、「開催中のコンテスト ピックアップ」というコーナーにまとめて掲載されています。募集企業はメーカーやIT企業、公募雑誌など、実に幅広いです。ユニデンによる「101万円争奪コンペ」や、リクルートのタウンワークによる「『わたしの街』を表わす動画や写真を大募集!」など、有名な企業が主催する企画もあります。動画だけでなく、写真やキャッチコピーなどさまざまな形態の広告が募集されていますよ。中には川柳のコンテストなどもあります。これなら広告制作の初心者でも、気軽に参加できますね。
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コンテスト詳細画面
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受賞作品リスト
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■ 人の感覚でカテゴリ分け
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みんなの投稿CM
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このサイトで面白いのは、各作品の傾向が「Cool&シュール」や「かわいい」、「おもしろ」といった言葉で表現されている点です。たとえば花火大会の映像を使った作品「二子玉川の花火」や、夕暮れの風景を使った「夕暮れに沈む町」などは「ほのぼの」カテゴリに、宅配DVDレンタルのCMとして、無人になったレンタルビデオショップを映した作品「閉店?」などは、「Cool&シュール」カテゴリに入ってます。
トップページ中段の「みんなの投稿CM」というコーナーでは、投稿作品がこれらの言葉ごとにカテゴリ分けされています。普通は「人」とか「風景」とかで分けるところを、人の感覚でカテゴリ分けするというのはユニークですね。CMというのは見た人がどう思うか、という視点が大切なので、このような分け方の方がわかりやすいと思います。
また、CMの動画表示ページには「この作品の評価をする」というコーナーがあって、ここではCMを見た人が5段階で作品を評価することが可能です。この評価ポイントは集計結果が掲載されているので、この点数を見れば、その広告がどれくらいの評価なのかがすぐにわかります。
■ 投稿や閲覧で「クラウン」をゲット
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王様レベル
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なお、このサイトでは作品の投稿を行なう際に会員登録が必要です。作品の投稿数やアクセス件数、コンテストでの受賞数に応じて、「クラウン」という架空の通貨が得られます。取得したクラウンによって階級が上がる仕組みになっていて、レベルが上がるとアバターが着ている服もレベルアップしていきます。
トップページ中段の「王様レベル」というコーナーでは、レベルごとのランキングが掲載されています。クラウンを多く取得している人は、それだけ数多くの作品を投稿していたり、クオリティの高い作品を投稿して評価を得ている人が多いので、彼らの作品をチェックしていくと、すばらしい作品に出会える可能性が高いです。ちなみに王様レベルが上がるとボーナスポイントがプレゼントされます。ポイントが貯まったら現金や電子マネー、商品などに交換できますよ。作品を閲覧することでもポイントが貰えるので、投稿する人も閲覧する人も、両方がポイントでトクをするわけですね。
さらにその下には「受賞作品コーナー」もあります。ここではコンテストの受賞作品の一覧が掲載されています。自分で作品を作りたいと思っている人は、ここを見れば参考になるでしょう。また、過去にどんなコンテストが開催されたのかもチェックできます。過去には「CM王国のバナーコンテスト!!王国の発展に向け、あなたのアイデアを募集します!!」など、このサイト自体が募集するコンテストも行なわれたようですね。
■ 投稿の仕方はカンタン
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投稿画面
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作品を投稿するには、まず投稿するコンテストを選びます。開催中のコンテストの中から、興味のあるものを選んでクリックしてみてください。詳細画面が出たら掲載条件をよく読んで応募しましょう。このサイトでは、動画や写真を投稿する場合は、まず一般の動画共有サイトや写真共有サイトに投稿する必要があります。動画やFlashの場合は「Askビデオ」や「Google Video」、「YouTube」など5サイトで、写真の場合は「フォト蔵」や「Zorg」、「Picasa」など4サイトです。
これらを投稿した上で、「CM王国」のコンテスト詳細画面で「作品を投稿する」ボタンをクリックします。投稿画面が出るので、作品形態を選びましょう。「動画・Flash」「写真(静止画)」の場合は、共有サイトの動画や写真が見られるページのURLと、埋め込みタグをコピーしてフォームにペーストします。次に「CM王国タグ発行」をクリックしてから、作品タイトルやコメントを入力しましょう。「ほのぼの」「おもしろ」などのカテゴリ分けもここで指定できます。最後に「確認する」ボタンおよび「送信する」ボタンを押せば入力は完了です。なお、作品形態が川柳やキャッチコピーなど文章作品の場合は、このサイトから直接投稿できます。
このように誰でも簡単に作品を投稿できるので、クリエーターを目指している人などは、このサイトで腕試しをしてみてはいかがでしょうか? 自分の隠れた才能に気付かされるかもしれませんよ。では、また!
■ URL
CM王国
http://cm-king.com/
2007/11/29 11:04
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下柳泰三 自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる! |
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