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ビール好きは大注目!! のビール評価サイト「Beer Do!!」


Beer Do!!
 毎日暑い日が続いていますが、こういうときに美味しいのがビールですね。夏という季節はあまり好きでないアタシですが、ビールが旨く感じられるという点においては、例外的に夏に魅力を感じます。ビアガーデンに行って大勢でジョッキをグイッと飲み干すのもよし、1日の終わりにエアコンの効いた涼しい部屋でじっくり飲むのもよし、とにかく暑い1日をなんとか乗り切ったあとに飲むビールというのは格別なものです。

 ところで近年は、ビールも選択の幅がかなり広がってきました。国産大手4メーカーのほかにも、日本の地ビールや海外のビールが簡単に手に入るようになってきましたからね。そんな数多くの種類のビールを評価するサイトとしてオススメなのが、「Beer Do!!」です。

 このサイトには、国産大手メーカーのビールはもちろん、国産地ビールから海外のマイナーな銘柄まで、さまざまなビールを飲んだ感想が数多く投稿されていますよ。ビールが大好きな人はもちろん、これから地ビールを試してみようと思っている人も必見です。このサイトを活用して、ぜひ自分の好みのビールを探してみてください。





本音の感想が読める投稿コメント

詳細情報ページ
 TOPページにアクセスしたら、まずは「今日の一本!」というコーナーを見てみましょう。ここでは同サイトに掲載されているビールの中から、1本をピックアップして紹介しています。投稿されているコメントと点数の一覧に加えて、平均点や順位なども記載されていますよ。もちろん、ビールの分類やアルコール度数などの基本情報も掲載されています。

 ビールの写真をクリックすると、詳細ページに移動します。ここでは投稿コメントの全文が読めるほか、メーカー名や原材料など、さらに細かい情報も掲載されています。よく見るとコメントには「運営メンバーのコメント」と「皆様からのコメント」の2種類があります。まだまだ運営メンバーのコメントのほうが多く、ユーザーからの投稿は決して多いとは言えませんが、時間が経つにつれて投稿も増えてくるのではないでしょうか。

 それに、運営スタッフのコメントもなかなか充実しています。苦みの強さや香りの良さなどを細かくレポートしているし、まずいと思ったものはまずいと本音が正直に書いてあって、読んでいて面白いです。5人の意見を読み比べれば、実際に飲まなくてもだいたいどのような味かがわかる気がしますね。

 なお、コメントには「よくできました」「普通です」「もう一息」とハンコのマークがついていて、そのコメントが肯定的か否定的なのかが一目でわかるようになっています。





評価の仕組みを詳しく解説

ブログパーツ
 得点の仕組みは、1人につき10点を持ち点として0.5点刻みで評価します。ふだん自分がよく飲んでいるビールを中間の5点として、それを基準に点数を決めているとのことで、詳しくは上部タブの「コンセプト」というコーナーで解説されています。この手の評価サイトというのは、評価の基準や方法をしっかり説明していないサイトも少なくないのですが、このサイトではきちんとした基準を作って公開しているところが魅力ですね。

 ここに載っている評価方法は、ユーザーが評価を投稿する上での参考にもなります。評価の投稿には登録が必要ですが、メールアドレスやニックネームなど簡単な情報だけでOKなので、とりあえず登録して損はありませんよ。

 なお、基本情報のほかに「嗜好性情報」の登録もあり、ふだんよく飲むビールの銘柄や、コクやキレ、喉ごしなどビールへのこだわりについてそれぞれ5段階で答える必要があります。こうしておくことで、ほかのユーザーと嗜好性を比較したりもできます。

 登録するとオリジナルのブログパーツなども利用できるようになります。ブログパーツは現在、ビールのランキングのTOP3を表示するパーツや、発泡酒のTOP3を表示するパーツなどが未登録でも使えるようになっていますが、今後は会員向け限定のパーツなども続々と登場するかもしれません。また、ポイントを溜めてプレゼントキャンペーンの参加が可能になる仕組みなども提供される予定だそうです。





第3や第4のビールの評価もわかる

 掲載されているビールのリストが見たい場合は、上部タブの中の「ビール一覧」をクリックしましょう。ここではビールと発泡酒、第3のビール、第4のビールと4種類のビールについて、それぞれランキングを掲載しているほか、全ビールを5段階の評価に分けて並べています。これを見れば、評価の高いビールが一目瞭然なわけですね。リストの中で、興味のあるビールの写真をクリックすると、詳細ページが表示されます。

 ここで注目すべきなのは、このサイトが第3のビールや第4のビールも扱っている点ですね。これらは酒税法対策で作られたアルコール飲料で、厳密にはビールとは異なりますが、低価格ということもあって人気を呼んでいます。このような飲み物を「ビールではない」と断じて扱わないようにするのは簡単なことですが、このサイトではあえてこのような飲み物も扱っています。ときには価格を優先してリーズナブルなほうを選びたいと思う庶民の気持ちを、スタッフはよくわかっていますね。


ランキング 全ビール一覧




読み応えたっぷりの特集記事

 このほかトップページでは最新評価コメント一覧や最新トラックバック一覧、更新情報などに加えて、「最新特集記事」も掲載されています。このコーナーでは、ビールに関するさまざまな話題が取り上げられています。

 たとえば第1回の「ロス在住Kのビール日記」では、スタッフのよるアメリカのビール事情についてのレポートが掲載されています。また、「恵比寿麦酒記念館」などビール関連施設の訪問記や、ビールの祭典「ジャパン・ビア・フェスティバル」のレポートなどもあります。

 アタシ的に面白かったのが、「ノンアルコールでビールを楽しむ!」という記事ですね。ドライブ先ではビールが飲めないので、こういうビアテイスト飲料に頼ることになりますが、この手の飲料はアルコールがほとんど入っていないがゆえに、味の差がかなり激しいです。レストランなどでよく見かける銘柄に加えて、「よいこのびいる」など子ども向け飲料のレビューまで載っているのには脱帽しました。このほか、番外編で「iPhoneでBeer Do!!を見る!」なんて記事もあって、なかなか楽しませてくれます。どの記事も写真入りで読み応えたっぷりですよ。


 さらにこのサイトには、ビール関連のニュースを集めた「ビール業界ニュース」や、ビールの基礎知識を学べる「Beer Do!!ビール辞典」というコーナーもあります。ここではビールについてのQ&Aや用語集のほか、世界のビールを国別にまとめて紹介しています。評価ページが用意されている銘柄については、その旨が記載されているので、評価ページと併せて読むといいでしょう。ここを見ると、世界には本当に色々な銘柄のビールがあるのだと改めて気づかされます。だからこそこのようなサイトが必要なわけで、これからの情報の充実が期待されますね。では、また!


特集記事 Beer Do!!ビール辞典

関連情報

URL
  Beer Do!!
  http://beerdo.jp/

2008/08/07 11:09

下柳泰三
自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる!
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