Broadband Watch logo

かけだし就活生必見!! ビジネス教材を豊富に集めた総合サイト


霞が関ナレッジスクエア・しごと力向上ライブラリのトップページ
 先日、人間ドックで健診を受けてきたんですが、健診センターの待合室のテレビで色々な病気に関するビデオが流れていました。生活習慣病やタバコの注意を促すビデオなのですが、こういうのはパンフレットにして置いておくよりも、ビデオで流すほうがずっと効果的ですね。私も含めて、周りの人も熱心に見てました。

 パンフレットなどの紙媒体だと飛ばし読みしたりする恐れがありますが、動画だと病気になるプロセスや症状についてじっくり説明してくれるので理解が深まります。こういう大事なビデオは、もっと色々な場所で多くの人に見てほしいと思いました。

 実はインターネットにも、このような動画と音声を使った教材コンテンツを数多く収録しているサイトがあります。「霞が関ナレッジスクエア・ナレッジスクエアライブラリ」というサイトがコレ。

 このサイトは、会議室やイベントスペースなどを提供している「霞が関ナレッジスクエア」が運営しているサイトで、ビジネス教材だけでなく、医療や生活関連の教材などさまざまな分野の教材を無料で見られます。幅広い知識を身に付けたいと思っている人は要チェックですよ。





スキルアップのための教材コンテンツ

「これだけは知っておきたいビジネスマナー」
 「ナレッジスクエアライブラリ」にはさまざまなコーナーがありますが、これらの中で1番の目玉が、ビジネスマンのスキルアップのための教材コンテンツを集めた「しごと力向上ライブラリ」です。用意されているコンテンツは現在のところ約140本以上で、今後も毎月1本ずつ新作を追加していく予定だそうです。

 ジャンルは「ビジネスマナー」「ビジネススキル」「ITスキル」「健康・安全」「生活・文化」の5種類。ビジネス用の教材と生活関連の教材が混在しているのを最初に見たときはちょっと戸惑いましたが、ビジネスマンと言えど私生活を充実させるのが大切だということなんでしょう。

 今のところは、ストックしているコンテンツをただリストに並べて表示してあるだけですが、将来的には、ユーザーが求めるキャリアプランに合った適切な教材を抽出して提供する予定だそうです。

 ちなみに新入社員向けの「これだけは知っておきたいビジネスマナー」というコーナーもあり、ここでは新入社員向けのコンテンツをピックアップして紹介しています。「1日30分で学べる!インターネット新入社員研修」と銘打っているこのコーナー、社会人になったばかりの人は必見です。就職活動中の学生さんにもオススメですよ。





ビジネスから生活情報まで多彩なラインナップ

「電話対応のマナー ~ビジネス電話の基本~」
 各ジャンルごとにどんなコンテンツがあるかというと、たとえば「ビジネスマナー」ではビジネス電話の対応やビジネスメールの基本、来客対応のマナーなど、「ビジネススキル」では個人情報保護の知識や著作権の知識、営業力向上講座、ビジネストーク術、プレゼンテーション向上講座、情報セキュリティの知識、会議の進め方などが用意されています。中には「社員研修の基本」という項目もあって、ここでは社員研修のプロデュースの仕方をレクチャーしています。

 「ITスキル」では、インターネットの仕組みやデータベースの知識、アナログとデジタルの違いなど、ITに関するさまざまなコンテンツが揃っています。また、「健康・安全」ではCOPDや睡眠時無呼吸症候群(SAS)、エイズ、がん、SARSなどの病気の知識や、子どもの事故と病気、救命救急技術などのコンテンツがあります。

 PCの前に長時間座りっぱなしの仕事をしている自分としては、「オフィスでできる簡単ストレッチ」が面白かったですね。最後の「生活・文化」では、ビデオ撮影のノウハウやフランス料理レシピ、フラワーアレンジメント教室、ワイン入門など多彩なコンテンツが揃っています。





動画と資料でわかりやすく解説

 これらの教材コンテンツの中から、興味のある項目をクリックしてみましょう。教材コンテンツの詳細ページが表示されます。コンテンツの内容説明や講師名に加えて、講師のプロフィールなどもチェック可能です。コンテンツそのものはFlash Movie形式が多いですが、Real Media形式やWindows Media形式で提供されているものもあります。なお、コンテンツの視聴には会員登録が必要です。

 試しに「電話対応のマナー ~ビジネス電話の基本~」という教材のFlash Media形式コンテンツを見てみましょう。再生ボタンをクリックすると、別ウインドウが開いてコンテンツが再生されます。画面には大きくプレゼンテーション資料が表示されて、右上に講師が動画でレクチャーする姿が表示されます。

 動画の下にはインデックスが並んでいるので、見たい項目をクリックすると該当する動画が表示されます。ただ講師が話しているだけでなく、プレゼンテーション資料とともに説明しているので、とてもわかりやすいですよ。コンテンツによっては実際に講義をしている動画を収録しているものもあり、臨場感のある講義が受けられます。

 また、講師は登場しないで資料だけのコンテンツもあります。どの教材も、その分野に知識が無い人でも簡単に理解できるような優しい内容となっているので、難しそうなタイトルだと思ってもとりあえず見てみてください。新しい知識を意外と簡単に習得できますよ。


教材コンテンツの画面 「救命救急技術 赤十字救急法」




教材を検索できるデータベース

 教材コンテンツのほかにも、このサイトではいろいろなコンテンツを配信しています。たとえば「エキスパート・スタジオ」というコーナーでは、さまざまな分野で活躍するビジネスマンを紹介しています。毎回、1人のエキスパートをピックアップして、その仕事を紹介するとともに、経歴やコンピテンシーチェック、インタビューなどを紹介しています。

 これまでの出演者は、デジタル放送用システムのカスタマーエンジニアや、家電製品出張修理サービスのカスタマーエンジニア、テレビ受信システムの企画営業の人などが登場しています。自分が知らない業界で、どのような仕事が行われていて、どのような人間が活躍しているのかがわかって面白いですよ。仕事に悩んでいる若いビジネスマンにぜひ見てもらいたいですね。

 また、このサイトでは全国で販売・提供されている教材を検索できるデータベース「ビジネス教材検索」も用意されています。登録されている教材数は約15,000件で、ビデオやDVDなどさまざまな媒体形式の教材が揃っています。

 検索方法もフリーワードによる検索のほか、メディア別、階層別、職種別、業種別などでカテゴリ検索も可能です。このほか、IT系に絞って検索できるコーナーもありますよ。このサイトで提供されている無料の教材コンテンツで学んだ上で、さらにもっと深い知識を得たいと思った場合は、データベース検索で必要な教材を探してみるといいでしょう。

 充実した動画コンテンツに加えて一般で売っている教材の検索も可能なこのサイトを活用して、ビジネスや生活に必要なさまざまな知識を身に付けてくださいね。では、また!


エキスパート・スタジオ ビジネス教材検索

関連情報

URL
  霞が関ナレッジスクエア・ナレッジスクエアライブラリ
  http://www.kk2.ne.jp/kk2library/index.html

2008/10/23 11:12

下柳泰三
自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる!
BB Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.