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広報担当者必見!! 「雑誌の新聞」で最新の見出しをチェック


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 今年の冬は割と暖かい日が多かったせいか、例年よりも自転車に乗る機会が多いです。自転車での移動は運動になるので体には良いんですが、1つだけ困るのは電車の中吊り広告が見られなくなることですね。

 自分にとって電車の中吊り広告というのは重要な情報源です。中吊り広告の中でも、とくに雑誌広告は派手な見出しのオンパレードで、あれを読んでいるだけで飽きませんね。

 中吊り広告を見て興味を持ち、電車を降りて売店で衝動的に雑誌を購入することも少なくありません。今はブログやWebマガジンなどメディアが多様化してますが、独自の切り口でユニークな記事を次々と世に送り出す紙媒体のパワーというのもけっして侮れません。

 実は、このような雑誌の見出しをインターネット上で見られるサイトがあります。「雑誌の新聞」というのがコレ。このサイトは主要な雑誌の見出しを紹介するサイトで、さまざまな雑誌の最新号の内容をしっかりチェックできます。いろいろな雑誌を読むのが好きな個人の方はもちろん、企業の広報担当者の方にもぜひオススメですよ。





最新の記事をピックアップして紹介

明日の目玉記事
 トップページにアクセスすると、上部に「明日 ○年○月○日 発売の雑誌から」という見出しが出ます。記事タイトルと雑誌名、そして記事のおおまかな内容が紹介されているので、どんな記事なのかがすぐにわかりますよ。

 ほかの記事が読みたい場合は、「もっと読む」ボタンをクリックしましょう。「明日の目玉記事」というコーナーが表示されます。これは明日発売の雑誌記事の中から編集部員が選んだ記事を紹介するコーナーで、「編集部員のアンテナをビンビンと揺さぶった」記事がピックアップされているそうです。

 記事はただ単に並んでいるだけでなく、内容別にカテゴリ分けされています。カテゴリは、今日の話のタネに使える「話」や真実を探る「真」、お役立ち情報を紹介する「知」、編集部の趣味で選んだこだわり情報を紹介する「秘」、腹立たしい記事を紹介する「怒」、笑えるニュースを取り上げた「笑」、新しいモノを紹介する「新」など、いろいろな種類があります。

 その数は計13カテゴリ。記事ごとに内容の紹介文も載っているので、これを一通り読むだけで、現在世の中でどんなことが起きているのか、どんな話題が注目を集めているのかがわかりますよ。





カテゴリごとに記事を分類

 次に「雑誌の知恵袋・生活ガイド」というコーナーを見てみましょう。ここはさまざまなカテゴリ別に雑誌記事を分類したデータベースです。

 用意されているカテゴリは「商品ガイド」「医療・健康」「マネー」「教育」「暮らし」「仕事」「趣味・遊び」の7種類。各カテゴリはさらに細かく小カテゴリに分けられていて、「商品ガイド」では「新商品」「ヒット商品」「デジタル家電」など計17種類、「医療・健康」では「がん治療」や「名医&病院」「最新医療」など計6種類、「マネー」では「株式・投資信託・FX」「年金・保険」「給料・ボーナス」など計5種類、「教育」では「中学・高校・大学受験」「教育・学習」の2種類、「暮らし」では「住宅・マンション」「介護・老人ホーム」など計5種類と、多彩なカテゴリが用意されています。

 たとえば「商品ガイド」の「新商品」をクリックすると、家電やAV機器、PCから化粧品や食料品、生活用品までさまざまなジャンルの新商品を扱った記事のリストが並びます。リストには雑誌名と発行日のほか、記事が掲載されているページ番号まで載っているので、雑誌を購入して該当記事を探す場合でも簡単です。

 実際、アタシはこのコーナーで医療情報を定期的に見ていて、家族の病気の治療に役立つ情報をキャッチしたことがあります。エンターテインメント系の情報だけでなく、医療や教育など幅広くチェックすると、思わぬ情報に出会える可能性がありますよ。


雑誌の知恵袋・生活ガイド デジタル家電




話題の事件や人の記事もチェック可能

 また、「イチオシ雑誌記事」というコーナーも見逃せません。このコーナーでは、話題の事件や人に焦点を当てて、それに関連する記事をピックアップしています。

 たとえば3月11日にアクセスしたときは、「小沢一郎と違法献金」「中川昭一前財務相」「おくりびと」「リストラ、派遣切り」「花粉症」「オバマ米新大統領」「大河ドラマ『天地人』」「金融危機」の8項目が取り上げられていました。いずれも世間で注目されている話題ばかりですね。旬の情報をチェックしたい人にはぜひオススメです。

 これとは別に「話題の人」と「話題の企業」というコーナーもあります。ここは人物や企業の名ごとに雑誌記事を分類しているコーナーで、人物名は50音別、企業名は「製造業」「電機・電子・精密」「食品・繊維・コスメ」「流通・サービス」など業種ごとに整理してあります。

 取り上げられている企業は、だれもが知っている有名な企業ばかりで、これを見れば各企業の関連記事だけをピックアップできます。企業の広報担当者はもちろん、株の取引をしている人や、取引先の企業の動向を知りたい人も、企業関連の記事をチェックする際の参考にするといいでしょう。


イチオシ雑誌記事 話題の企業




10年前の雑誌記事を紹介

十年前の今日
 このほか、記事のジャンルごとに速報をまとめた「ジャンル別速報」というコーナーもあります。ここでは「政治」「経済」「芸能・スポーツ」「メディア」など、計8種類のジャンルごとに記事をピックアップしています。

 また、各雑誌ごとに記事をまとめた「雑誌別速報」というコーナーもあります。用意されている雑誌は、一般週刊誌だと「週刊朝日」「サンデー毎日」「読売ウィークリー」「週刊新潮」「週刊文春」など計12誌、経済誌だと「週刊東洋経済」「週刊エコノミスト」など4誌、隔週誌だと「DIME」「プレジデント」など3誌、月刊誌だと「文藝春秋」「日経トレンディ」「月刊現代」「月刊プレイボーイ」など計7誌、女性誌だと「an・an」「女性セブン」「女性自身」など計4誌で、総計30誌です。

 雑誌名をクリックすると、その雑誌の最新号の記事ラインナップが読めます。中吊り広告とは違って写真が見られないのは残念ですが、記事の見出しを見るだけでもかなり面白いです。

 これに加えて、「十年前の今日」というコーナーもあり、ここでは10年前の雑誌記事のタイトルを読めます。これを見れば、10年前にどのような出来事があったのかを振り返ることができますよ。読んでみると懐かしいニュースばかりで、とても感慨深いです。

 これらの見出し情報はどれも無料で閲覧できますが、ほかにも雑誌情報の日刊紙「データマン」や、雑誌情報のチェックツール「ZAKKEN」など、このサイトを運営しているデータムという会社はさまざまな有料サービスを提供しています。雑誌情報を仕事に活かしたい人は、これらの有料サービスも検討してみてはいかがでしょうか? では、また!


関連情報

URL
  雑誌の新聞
  http://www.zasshi.com/

2009/03/12 10:59

下柳泰三
自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる!
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