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急速に進化するブロードバンド検索サイト（1） |
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 いやーなんだかんだ言って2003年もすでに1カ月が過ぎ、とうとう2月に突入です。ボーッとしてるとあっと言う間ですね、ホント。月日の流れも早いですが、それ以上に速く動いているのがインターネットの世界です。昨日までは存在していたリンクが今日になっていきなり消えていたり、ドメイン名が変わっていたり。一方では新しいサイトが次から次へと登場してきてるし。
こんなに目まぐるしいと、ブックマークに登録するのも面倒になってきます。リンクが変わったらいちいち修正しなきゃなりませんからね。検索エンジンにチョコチョコっとキーワードを入力して、そこから飛んでいった方が早いかもしれませんな。ただ、検索エンジンってのは確かにとても便利なシロモノですけど、まだ完成の域には至っていません。目的のサイトが見つかるまでに色々と試行錯誤しなきゃいけないときも多いのが現状です。ネットから効率よく情報を引き出すためには、上手く検索するためのテクニックも必要ですしね。 ■ ブロードバンド検索サイトの現状 テキストベースでの検索でさえまだまだ改良の余地があるんですから、これが動画や静止画、音声などのブロードバンド検索となるともっと未完成です。このコラムでも連載を開始した当初に「ブロードバンド検索サイト」について取り上げたんですが、そのときはまだ1つか2つくらいしかなくて、まったくお話にならないような状況でした。ブロードバンドコンテンツを網羅したリンク集はたくさんあるものの、やはりフリーワードから検索できるサイトがないというのはイタイ。まあ動画や静止画の検索ってのは、インデックスをいちいちつけてそれで検索したり、ファイル名から推測したりといった方式になりますから、やはりテキストの検索よりも精度が落ちるのは仕方がない。精度が低いから使う人が少ない。結果、商売にならない。だから新たなサイトも育たない。という悪循環があるのかもしれません。 かくいうアタシも、ブロードバンドコンテンツを探す際にはカテゴリーツリー形式のリンク集がメインで、フリーワードの検索サイトというのはあまり注目していませんでした。ところが先日、ふと思い立ってフリーワード形式のブロードバンド検索サイトを探してみたらビックリ!! なんと、前回よりもかなり増えていたんですね。いやーホントに世の中の流れは速い。しかも使い心地もなかなかイイものばかり。こりゃもしかしたらイケるかも!! というわけで、今回は急速に進化しつつあるブロードバンド検索サイトをご紹介しましょう。 ■ 定評ある検索サイトの動画検索機能
試しに動画検索を使ってみましょう。キーワードは何が良いかな？ 今日は節分の日なので「鬼」という言葉で検索してみましょうか。検索の仕方は普通の検索サイトとまったく同様で、「動画検索」のタブをクリックしてからキーワードを入力して、「Search」ボタンを押すだけ。検索結果がすぐに表示されるはずです。ズラ～っと色々出てきましたね。「神鬼第六感」とか「鬼吹雪 - Ram Phtml」とか、ちょっと脈絡のないものばかりです。要するに、とにかく動画のタイトルに「鬼」の文字が含まれているものを抽出してあるわけですな。ヒットしたのを1つ1つ見ていくと、中国語のサイトも含まれています。こりゃスゴイ!! 検索対象はワールドワイドのようですね。 さて、アタシ的には「鬼のお面を被った人が踊り狂うビデオ」なんてのを期待していたんですが、見当たらないようです。そりゃそうですな、そういうビデオがネット上に存在しなければ、検索しても出てこないのは当然です。でも、検索結果の中の「CM大賞2002 鬼無里村」という動画には、なんと豆まきの映像が収録されてました。どうやら色々な市町村のCMを紹介するページのようです。うーむ、ローカルな雰囲気がイイですな。ちなみに「節分」で検索したら、1つもヒットしませんでした。つまり「節分」という言葉が含まれたタイトルの動画は1つも登録されていないということ。もし、このサイトで豆まきの動画を探したかったら、「節分」ではなく「鬼」で検索するのが正解ということです。要するに動画の検索にも、テキストと同じように少々テクニックが必要だということですね。 ■ 音声検索も便利  「音声検索」もけっこう使えます。ブロードバンドっていうとすぐ動画に注目しがちですけど、音楽が好きな人の場合は、音声検索の方が使う頻度が高いですからね。試しにアタシの大好きな「熱帯JAZZ楽団」というグループの名前で検索したら、21件もヒットしました。もちろん、すべてCDの販売元であるビクターエンタテインメントのサイト内の視聴コーナーです。曲もすべて通して聴けるわけじゃないけど、自分の好きなミュージシャンの視聴サイトがどこで聴けるのかがすぐにわかるので、使い方によってはかなり便利ですね。「曲名だけ知っているけど、どんな曲かは知らない」という場合にも有効だと思います。
一方、メジャー中のメジャーである「浜崎あゆみ」で検索してみたら、面白いサイトがヒットしましたよ。「ストリーミングで聴くサンデー毎日」というもので、週刊誌「サンデー毎日」の記事の音声版をストリーミング放送しているサイトです。この中で、浜崎あゆみが所属している事務所についての記事が書かれていたんですね。記事の内容はともかく、こういう思いもよらぬサイトがヒットするのも、ブロードバンド検索サイトの面白いところです。普通の検索サイトでは「浜崎あゆみ」なんて入力しようものなら、とんでもなく膨大なヒット数になってしまいますからね。「ストリーミングで聴くサンデー毎日」も、きっとその中に埋もれてしまうでしょう。アタシは暇なときに、よく検索サイトで色々な言葉を入力して遊んでますけど、ブロードバンド検索サイトで遊ぶと、また一味違ったユニークなサイトに出会えるかもしれません。 ■ 表示や使い勝手もイイ ところでこのサイトの検索結果ですが、表示の仕方はなかなか親切です。ページの左側にはタイトルとURLが出ていて、右側には動画の転送速度と長さが表示されるんですね。つまり、右側の動画タイトルをクリックすれば、直接動画が見られるわけです。動画のファイル形式もアイコン化されているので、再生したらどのビューアーが起動するかもすぐわかります。検索の入力画面も「動画検索」の場合はオススメのミュージックビデオ、「音声検索」の場合は最新の音楽ランキング情報が表示されたりと、飽きさせない作りになっています。あと、「Search」ボタンの横に「アダルトフィルタ」というチェックボックスがあるのも親切です。まあ、子どもが使うのを止めさせることはできませんけど、仕事のために真面目に何かを探しているときに、アダルトのサイトがズラズラ～っと出てきたらちょっとゲンナリしてしまうでしょうからね。使い勝手もイイし、世界中の動画コンテンツが検索できるし、ブロードバンド検索サイトとしてはかなり完成度が高いのではないでしょうか。 それにしても、今回はアタシとしても注目のテーマだけに、気合いの入ったレビューを繰り広げてしまいました。ブロードバンド検索サイトはまだまだこれだけじゃありませんよ。他にも常用に耐えるクオリティの高いサイトがたくさんあります。次回も引き続き、使える検索サイトをご紹介しましょう。お楽しみに!! ■ ＵＲＬ Fresheye http://www.fresheye.com/ 2003/02/03 11:12
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