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検索結果が3Dで表示される新感覚検索サービス「gooラボ」
gooラボ
ブロードバンドコンテンツを楽しむために欠かせないもの、それは言うまでもなくパソコンです。みなさんはどんなパソコンを使ってますか? アタシのメインマシンはPentium IIIの1GHzというスペックですが、これでもあまり困ることはないです。最新の3Dゲームを思う存分楽しみたい人などは速いCPUの方が良いのかもしれませんけど、普通に動画や音声を楽しむ分には、別に最新機種でなくても十分使えますからね。
というわけで、処理速度の遅さに我慢できなくなるまでは今のパソコンを使い倒そうとしているケチなアタシですが、この前あるブロードバンド・サービスを利用したところ、無性に「もっと速いパソコンが欲しい!!」と思ってしまいました。
そのサービスとはズバリ、「gooラボ」の「3Dウェブ検索」というものです。これはgooとNTT研究所との共同実験で生まれた期間限定サービスなんですが、アタシ的にヒジョーに感動してしまいました。今や検索サイトは山ほどありますが、どれも検索結果はテキストでズラ~っと表示するだけ。一日に100回以上は検索サイトを使うアタシとしては「今ひとつ面白くないなあ」なんてことを心の奥底で思っておりました。
ところがこのサービスは、なんと検索結果を3Dグラフィックで立体的に表示してくれるというからオドロキです。これなら仕事に疲れたアタシの心を優しく潤してくれるんじゃないかと思い、さっそくインストールしてみましたよ。使ってみると、思ったよりもかなりインターフェイスが練られていて、ヒジョーに使いやすい。まさに未来の検索サービスだ!! とコーフンしたわけですが、ただ1つの難点がマシンパワーでした。
実際に使ってみるとわかりますが、こりゃけっこうヘビーなソフトです。やっぱり一昔前のパソコンには少々ツライかな~なんて思って、ひさびさにパソコンの買い換え意欲が湧いてきましたよ。逆に言うと、そんな欲求が出てくるくらい、このサービスはアタシにとって魅力的かつ衝撃的でした。
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検索結果をサムネイル表示!!
何はともあれ、まずは試してみてください。3Dウェブ検索を使用するには、ユーザ登録をしてから専用ソフト「Field Explorer」をダウンロードし、インストールするだけです。注意すべき点はビデオメモリの容量ですね。最低16MBはないと不具合を起こすらしいので、事前に環境をチェックするのをお忘れなく。アタシの古いパソコンもちょうど16MBで、ぎりぎりセーフでした。
インストールが成功したら起動させてみましょう。なにやらたくさんのウィンドウが現れて、ユラユラ動き回っていますね。普通に検索するには、上部のメニューバーの中にある入力欄にキーワードを入れて、「ウェブ」というボタンを押せばOKです。試しに「インプレス」というキーワードを入れてみると、ユラユラ動いていたウインドウが消えて、新たに6枚のウインドウが現れました。なんとそのウインドウには、インプレスのサイトの総合トップページや、「PC Watch」のタイトルページなどが表示されています。そう、この3Dウェブ検索では、検索結果をテキストを羅列するのではなく、直接ウェブサイトを読み込んだ上で、ページ全体を縮小して表示するんですね。こりゃ便利ですよ。
オーソドックスな検索サイトだと、いちいちテキストを読んでどのサイトに自分の欲しい情報が入っているかを推測する必要があります。しかもアテが外れた場合は、また別のサイトのリンクをそのたびにクリックし直さなきゃなりません。ところがWebサイトを事前にサムネイル表示してくれれば、自分が欲しい情報が一目瞭然。とくに画像コンテンツなどを探す場合にはかなり便利ですよね。もちろん、それぞれのウィンドウにマウスポインタを重ねればテキストも表示されるので、従来のように文章からでも推測できます。
Field Explorerメニューページ
キーワード「インプレス」での検索結果
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中古車も映画も3Dで探せばハッピー
Field Explorerは表示画面の背景を変えたりリンクの表示枚数を変えたりと、色々とカスタマイズができます。「オートナビ」というボタンを使えば検索したサイトを自動的に次々と表示できるので、いちいちマウスをカチカチ押す手間も省けますね。また、このソフトの特徴をフルに生かすために「3D映画検索」と「3D中古車検索」というサービスも用意されています。トップページで表示されるウインドウの中にこの2つのサービスが含まれているので、とりあえずクリックしてみましょう。
中古車検索の方はまず左メニューで車名や価格帯、年式などを指定します。そして「検索」ボタンをクリックすると、ヒットしたクルマが立体グラフの中にズラッと表示されます。この立体グラフは面白いことに、X・Y・Z軸に価格や走行距離、年式などさまざまな評価基準を自由に割り当てられるようになっています。うーむ、なかなかよくできていますね。
映画検索の方は、トップページにアクセスすると「ジャンル」「インデックス」「製作国」などのメニューが各面に書かれた立方体が表示されるので、どれかをダブルクリックしてみてください。さらに映画の題名やジャンルなどを指定すると多数のウインドウが現れ、それぞれに映画のワンシーンの映像が表示されます。この中から好きなものを選べば、予告編のムービーなどが見られる紹介サイトが表示されるわけですね。こちらもかなり斬新なインターフェイスで、使っていて実に楽しい。
ただ、冒頭に申し上げた通り、かなりのマシンパワーが無いとサクサク動かないので、アタシのように非力なパソコンを使っている方は、ある程度Field Ecplorerのウインドウを小さくして使うのをオススメします。まあ、あんまり小さくするとサムネール表示したウェブの映像がよく見えなくなってしまうところがツライんですけどね。ああ、強力な3Dグラフィックカードと最新のCPUが欲しいなあ……トホホ。
3D中古車検索
3D映画検索
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ユニークな機能を備えた自然文検索
さて、実はgooラボのサービスは3Dウェブ検索だけではないんです。もう1つ、「日本語自然文検索」というサービスも今年2月から提供を開始してるんですねー。このサービスは、日本語で質問の文章を入力すると、回答を探し出してくれるというものです。
たとえば「ブロードバンド」という言葉の意味がわからない場合、従来の検索サービスで単に「ブロードバンド」というキーワードを入力しただけでは、ヒット数が膨大になりすぎてしまいました。んで、しょうがないから単語の後に「とは」という言葉を付けて、「ブロードバンドとは」という文章が含まれているページを探したりと、ちょっとしたコツが必要でしたよね。ところがこの自然文検索の場合、「ブロードバンドって何?」と普通の文章を入力するだけで、ブロードバンドを解説したサイトだけをピックアップできます。
この手のサービスは他でも提供していますが、gooラボのユニークなところは、「回答候補」というコーナーがある点ですね。たとえば「ウルトラセブンの必殺技は?」と入力した場合、この欄に「1.ワイドショット 2.アイスラッガー 3.エメリウム光線」と表示されて、答えをズバリ教えてくれます。それぞれの答えの横には評価欄があり、見た人が役に立ったか立たなかったか投票できる仕組みになっています。つまりこれを見れば、その答えにどれくらい信憑性があるかがわかるわけですね。さらに、自分が正しい回答を知っている場合は、答えを追加することも可能です。検索サイトのオプションとしてこのような機能を見たのは初めてです。なかなか面白いアイディアだと思いますね。
自然文検索については、日本語の文法を100パーセント正確に解析しているとは言い難いですが、ラフな言葉遣いを避ければまあまあ使えます。従来の検索サイトを使い慣れている人にはあまり必要無いかもしれませんが、ネット初心者の方には最適なんじゃないでしょうか。
なにはともあれ次世代の検索を楽しめるこのgooラボ、未来の検索サービスを一足お先に体験してみたい人にはかなりオススメです。今後どんな新しい実験を始めるのか楽しみですね。では、また!!
日本語自然文検索トップページ
キーワード「ウルトラセブンの必殺技は?」での検索結果
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URL
gooラボ
http://labs.goo.ne.jp/
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2004/06/07 13:03
下柳泰三
自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる!
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