情報処理振興事業協会（IPA）は、4月のウイルス届出状況について発表した。4月の届出件数は2012件で、3月の1460件、2月の1439件と比べ大幅に増加、3カ月ぶりに2000件を超える高水準となっている。一方で実害率は3月の10.5％、2月の8.8％と比べ、6.7％という低水準を記録した。

　届出件数の多くはW32/Klezウイルスで、1148件の届出が寄せられているという。Klezの実害率も5.7％と低く、全体の実害率の低さもKlezのためであることがうかがえる。

　Klezおよびその亜種は、感染者のパソコン内にあるアドレスを送信者名として発信する。そのため実際には感染していない人があたかも感染源と見えてしまい、実際の感染者と連絡をとることを難しくさせている。

囗4月のウイルス届出状況
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2002_05outline.html
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http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/05/07/tmicro.htm
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http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/04/26/klez4.htm
囗情報処理振興事業協会（IPA）
http://www.ipa.go.jp/

（甲斐祐樹）
2002/05/13 12:01