【2006 International CES】 国内での普及高まるDLNAが米国イベントで初めてブース展示
DLNAブース
2006 International CESでは、デジタル家電の相互接続性確保を目指す団体「Digital Living Network Alliance(DLNA)」がブースを出展していた。
DLNAとしてのイベント出展は、日本ではCEATEC JAPANなどで行なわれてきたが、米国のイベントでDLNAとして出展するのは今回が初だという。PCを含めたさまざまな機器や家電をネットワークで相互に接続することがコンセプトのDLNAだが、米国ではMicrosoftのMedia Center Edition(MCE)がその役割を担っていることもあり、MCEがほとんど普及していない日本と同じ展開は難しいという背景もあるようだ。
こうした事情から、展示された製品は認証プログラムが正式に公開されたガイドライン 1.0に準拠した製品が中心で、日本ではすでに発売されている東芝の液晶テレビ「Z1000」、ソニーのVaio Type Xなどが展示されていた。今回は米国でのDLNA認知が目的のため、策定中のガイドライン 1.5に対応した製品は逆に誤解を招くとの判断から出展を見送ったという。