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【ケーブルテレビ ショー2008】
地域WiMAXを見据えたWiMAX関連製品を各社が多数出展

フジクラブースで展示されているWiMAX製品群
 ケーブルテレビ ショー2008では、地域WiMAXに向けた製品やソリューションなどを機器メーカー各社が展示している。ここでは、各社が展示するクライアント端末を中心に紹介していく。

 2.5GHz帯の固定系地域バンドを巡っては、6月16日に総務省がWiMAX基地局(地域WiMAX無線局)に関する免許および予備免許を42者に対して公布すると発表。内訳はCATV事業者42者と、その他電気通信事業者1者で、総務省では全国約63万世帯が地域WiMAXによるサービスが受けられるとしている。

 WiMAXのクライアント端末については、PCカード型やUSBアダプタ型、Express Card型などを各社が展示している。これらに加えて、モトローラやフジクラ、ネットギアの各ブースには、無線LANと組み合わせたクライアント機を展示。こうした機器を介することで、PDAやゲーム機といった無線LAN機能だけを持つ機器でもWiMAXサービスを利用したネット接続が可能になるとしている。

 フジクラブースではまた、WiMAXをベースにした韓国の「Wibro」向けなど、韓国メーカー製の端末も展示している。この中には、GPS機能を持たせたWiMAX端末によるポータブルナビゲーション(PND)や、WiMAX利用のポータブルメディアプレーヤーなどがあり、同社説明員によれば「メディアプレーヤーは3カ月から半年後には提供できるのではないか」とした。


モトローラブースでは、Wi-FiやVoIP機能を持ったWiMAX機器 写真中央がネットギアのWi-FiとWiMAXコンバータ。デザインは同社無線機器などと同等だった

UQ Comが展示したMID
 KDDIブースでは、同社が出資するUQコミュニケーションズ(UQ Com)がWiMAXサービス向けのコンセプトモデルを展示。本体前面部分が液晶ディスプレイとなっており、WiMAX用の「モバイル インターネット デバイス(MID)」と紹介していた。

 同社では全国向けサービスを2009年に予定しており、今回の出展は「モバイルWiMAXの技術と名称の浸透が目的」と語っていた。また、CATV事業者向けにも展開する映像配信サービス「MOVIE SPLASH VOD」やauの夏モデルなども展示されている。


モトローラのモバイルWiMAX基地局。WiMAXフォーラムから認証を取得した製品になるという 日本無線の地域WiMAX用基地局。他社ブースなどでも展示されていた 富士通ネットワークソリューションズは、WiMAX用レピータを参考出展

関連情報

URL
  ケーブルテレビ ショー2008
  http://www.catv-f.com/

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(村松健至)
2008/06/19 19:07
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