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DDIポケット、CF型PHSを装着可能な無線LANカードを参考出展

 WPC EXPO 2003のDDIポケットブースでは、PHSデータ通信カードを装着できる無線LANカードが参考出展されていた。

 この製品はIEEE 802.11bの無線LANに準拠したPCカードアダプタで、コンパクトフラッシュ(CF)型のPHSデータ通信カードを装着することで、PHSデータ通信も利用できる。DDIポケットではメーカー名を明らかにしていないが、製品形状や機能面から富士通メディアデバイスのOEM製品と推測される。

 装着可能なカードはDDIポケットのデータ通信用カードのほか、NTTドコモの「@FreeD」についても動作する可能性もあるという。ただしDDIポケットの製品ではないため、正式サポートは行なわれない。

 無線LANとPHSの切り替えは、KDDIから無線LAN切り替えユーティリティが無償で提供される予定。このユーティリティはKDDIの運営するISP「DION」会員に限らず誰でも利用可能で、数日以内にKDDIから発表が行なわれるという。

 無線LAN対応のPHSカードとしてはすでにNTTドコモが「P-in Free 2PWL」を発売しているが、DDIポケットでは「ほとんどのユーザーはCF型のPHSカードをPCカードアダプタに装着して利用している」とコメント。すでにCF型PHSカードを購入しているユーザーも、アダプタを購入するだけで無線LANとPHSを併用できるメリットを強調した。

 本製品の提供時期や価格などは参考出展のためまだ未定だが、「(参考ながら)出展しているという点では発表は近いと考えてもらってよい」という。また、今後はIEEE 802.11gなどの対応も検討していくとしている。


参考出展された端末。右側には本多エレクトロンの「AH-H403C」が装着されている DDIポケットの無線LANに対する取り組み。AirH" IN端末は今後すべて無線LANに対応するという

関連情報

URL
  WPC EXPO 2003
  http://arena.nikkeibp.co.jp/expo/2003/
  DDIポケット
  http://www.ddipocket.co.jp/

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(甲斐祐樹)
2003/09/17 15:54
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