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インテルブース、スカイプ内蔵が可能な携帯VoIP端末の開発キットを出展

ソフィアシステムズのVoIP端末開発ソリューション「SandgateII-P」
 Interop Tokyo 2005のインテルブースでは、IEEE 802.11b/g準拠の無線LAN機能を搭載した携帯電話型IP電話端末の開発用パッケージが展示されていた。

 この開発用パッケージは、ソフィアシステムズのVoIP端末開発ソリューション「SandgateII-P」で、携帯電話型のリファレンス用端末とデバッグ用のインターフェイス、VGAサイズの液晶ディスプレイとキーボードを搭載したリファレンスボードで構成されている。VoIP携帯端末の評価に必要な基本機能が標準装備されており、ソフトフロント製のSIP技術も実装しているため、短期間でのVoIP携帯端末の開発が可能になるという。

 携帯型のベースキットは、インテルのPXA270プロセッサ、64MBのSDRAM、128MBのフラッシュメモリを搭載、2.2インチQVGAの液晶ディスプレイを搭載。IrDAポートやUSB 1.1(クライアント)といったインターフェイスも備えるほか、1.3MピクセルのCCDカメラ、SDカードスロット、CFカードスロットもサポートする。

 通信機能としては、村田製作所製のIEEE 802.11b/g無線LANモジュールを搭載。また、CF型のデータ通信カードも利用できるほか、3Gベースバンドモジュールの接続ポートも内蔵する。

 OSは、.NET FrameworkをサポートしたWindows CE 5.0日本語版をサポート。また、スカイプの技術協力により、Windows CE 5.0向けのP2P電話ソフト「スカイプ」も実装が可能という。スカイプを内蔵することで、PCを立ち上げることなく電話端末からスカイプを利用することが可能。また、Windows CE 5.0搭載のWindows Media Playerなどを利用することで、音楽や画像、動画を再生する携帯マルチメディアプレーヤーとしての機能も搭載できるという。


Windows CE 5.0日本語版を搭載 背面にはメガピクセルのカメラインターフェイス

CFスロットも搭載、データ通信カードを装着できる 側面にはSDカードスロットとUSBポートを搭載

リファレンスボード インテルのCPU「PXA272」を搭載した無線IP電話端末「WiPCom」も搭載

関連情報

URL
  Interop Tokyo 2005
  http://www.interop.jp/

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(甲斐祐樹)
2005/06/09 19:18
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