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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
アイ・オー、1TBで実売7万円を切るDLNA対応家庭向けNAS「LANDISK Home」

LANDISK Home(HDL4シリーズ)
 アイ・オー・データ機器は、LAN接続型HDD「LANDISK」シリーズのホームネットワーク利用に特化した新製品「LANDISK Home(HDL4シリーズ)」を4月末日に発売する。1TBモデルの「HDL4-G1.0」と、2TBモデルの「HDL4-G2.0」を用意し、HDL4-G1.0は店頭実売価格が69,800円の見込み。

 LANDISK Homeは、HDDを4台内蔵するギガビット対応のLAN接続型HDD。同社が既に販売している「LANDISK Tera」シリーズの「HDL-GTシリーズ」や「HDL-GTRシリーズ」のプラットフォームを流用しつつ、ホットスワップ機能やプリントサーバー機能、FTPサーバー機能、セルフ/リモートバックアップ機能などを省略することで小型化と低価格化を図っている。

 本体には7,200rpmのSATA HDD×4基を内蔵し、4台のHDDを1ドライブとして利用する「スパニングモード」と、4台のHDDを1ドライブとし1台のHDDにデータをパリティとともに分散記録する「RAID 5モード」をサポートする。交換用HDDには市販の3.5インチHDDをカートリッジなどを使用せずに利用可能で、「HDI-SAH7シリーズ」といった同社販売のHDDを使用した場合ではサポートも受けられる。また、HDD交換時の本体分解もコインなどを用意すればドライバーや工具なしで可能なほか、交換手順を解説するDVDも付属する。

 インターフェイスは、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T×1ポート、USB 2.0×2ポート(前面×1/背面×1)を装備。ネットワーク機能では、DLNAガイドラインに準拠しメディアサーバーとしてデジオンの「DiXiM Media Server」を採用しており、DLNA対応機器と接続して保存コンテンツの閲覧などが可能だ。また、東芝の液晶テレビ「REGZA Z2000」シリーズのネットワーク接続したHDDにハイビジョン映像を録画できる機能「ネットワークハイビジョン録画機能」に対応しており、最大8台までREGZA Z2000シリーズにLANDISK Homeを接続できる。

 このほか、LANDISK Homeに保存した音声ファイルをiTunes上からネットワーク経由で再生できる「iTunesサーバー機能」や、イーサネットの通信データサイズを最大9,676バイトまで拡張する「Jumbo Frame」に対応。デジタルテレビ情報化研究会の「ネットTVガイドライン1.0」に準拠したブラウザを搭載したDLNA対応機器からネットワーク経由でLANDISK Homeの機器設定が行なえる「はじめて設定」機能も搭載する。

 USB関連機能では、デジタルカメラをUSB接続し本体ボタンを押下するのみでデジタルカメラ内の画像ファイルをLANDISK Homeに保存できる「デジカメコピー機能」を搭載。このほか、USB接続型のHDDを利用した保存容量の拡張が可能で、APC製のUSB接続型UPSにも対応する。保守機能では、内部温度管理機能を搭載しており、温度異常をはじめとしたエラー発生時にブザーで通知する。また、エラー発生時やシステム起動/終了時などをメールで通知する機能も搭載する。


リビングでの利用イメージ LANDISK Homeのコンセプト 店頭実売価格は69,800円と見込んでいる

LANDISK Homeの前面。上部に取っ手を装備する。また、下部のUSBポートにはボタンを兼ねたカバーを装備 LANDISK Homeの背面。上部に排気口を、下部に吸気口や各種インターフェイスを装備。分解手順も記されている LANDISK HomeとHDL-GTシリーズの大きさ比較

LANDISK Homeを分解した状態 分解した本体からHDDを抜いた状態。上部カバー裏には排気用のシロッコファンを装備する 同梱の分解手順を解説したDVD映像

 本体サイズは約121×126.5×195mm(幅×奥行×高)で、重量は約3.8kg。対応OSは、Windows Vista/XP/2000、Mac OS X 10.2.8以降。PCなどと保存ファイルの同期が行なえるユーティリティ「Sync with」や設定ユーティリティ「Magical Finder」、Windows版/Mac版/REGZA版のセットアップガイドなどが付属する。標準価格はHDL4-G1.0が77,700円、HDL4-G2.0が142,800円。

 LANDISK Homeの発売を受けて、同社代表取締役社長の細野昭雄氏は「小型でシンプルだが基本を押さえた作りで、おそらくこれ以上の小型化は難しいだろう。今のところ、日本のマーケットにあったホームサーバーはこういうことではないかと思う」とLANDISK Homeのコンセプトを語った。また、販売台数は年間5万台を見込んでいるという。


LANDISK Homeの位置づけ LANDISK Homeの主な仕様 LANDISK Homeの同梱品

代表取締役社長の細野昭雄氏 細野氏によるデモンストレーションも行なわれた

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.iodata.jp/news/2007/04/hdl4-g.htm
  アイ・オー・データ機器
  http://www.iodata.jp/

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(大久保有規彦)
2007/04/17 20:00
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