いやいやいや。またやらかしてしまいました。何をって? そりゃアナタ、インターネットでの“衝動買い”ですよ。それにしても、人間ってのはなんで仕事が忙しくなるとモノを買いたくなるんでしょうかねぇ。アタシの場合、執筆の合間にちょこっとWebサイトを見て、何やら画期的な商品やとんでもない格安商品を見つけようものなら、もうたまりません。仕事そっちのけで「その商品がホントに買うに値するか」ということを調べてしまうという悪癖があるんですね。
もともとアタシは、衝動買いをする人間ではありませんでした。店で欲しいモノが見つかってもすぐに買うことはなく、まずはカタログを見比べてスペックをよく吟味するタイプだったんですよ。でも、インターネットがあるおかげで、この「吟味」という作業が瞬時にできてしまう世の中になってしまいました。これがいけない。
たとえば「スノコ」が欲しかったら、「スノコ」というキーワードで検索すれば、通販で売っている店はいくらでも出てきます。おまけに、「素材はヒノキが最適!!」「腐らないように防腐剤や撥水剤を塗ってから使った方がいい」「最初から撥水加工がされているものもある」とか、スノコについての知識も色々と得られます。
んでもって、「ヒノキで撥水加工済みのやつで1番安いやつ」という条件で調べれば、すぐに買うべき商品がわかっちゃうんですね。このような比較検討がホントにあっと言う間に済んでしまうわけです。あとはショッピングカートに入れて、決済するだけ。
というわけで、これだけ簡単にモノが買える時代になったおかげで、アタシは立派に“衝動バイヤー”になってしまったとさ。まあ、別にインターネットのせいではなく、単にアタシの自制心がないだけなんですけどね。しかも、常時接続で24時間買い物ができるようになったわけで、これもツライです。おかげで四六時中アタシは物欲にさいなまされているわけで、いやはやブロードバンドってのはなんとも罪作りなヤツですな。
■
クレジットカードを使いまくり
てなわけでアタシはネットショッピングを大活用しているわけなんですが、周りの人を見ると、まだまだネットショッピングにディープに漬かっている人は少ないようですね。まあこんなご時世ですからしょうがないのかもしれませんが、逆に不景気だからこそ、魅力的な商品がとんでもない安値で売られている場合もあります。そこで、ネットショッピングについてアタシなりのコツを、今回はちょっとお話ししましょう。
まずは、家電とかハイテク商品の場合を考えてみましょう。生活必需品などは「Google」を初めとした検索エンジンで検索しまくって、欲しい商品があるサイトを見つける必要がありますが、パソコン関連品などの場合、アタシは「Google」をあまり使いません。
どこを見るかというと、「yodobashi.com」ですね。ご存じの通り、ヨドバシカメラの通販サイトで、アタシはこれをかなり古くから使っています。他店に比べてオトクな価格設定と対応の早さ、そして品揃えの豊富なところ、すべてが高いレベルでまとまっていると思います。クレジットカード決済に対応しているのもイイ!! ですね。これならクレジットカードのポイントもつくし、銀行への振り込み手数料もかかりません。
クレジットカードでの決済っていうと「セキュリティの面で心配」という声をよく聞きますけど、アタシは気にせずガンガン使うことにしています。ちなみに、ネットショッピングを利用し始めてからかれこれ5年以上経ちますけど、何もトラブルが起きてません。あまりにもヤバそうなサイトでは使ってないからかもしれませんけどね。まあ、別にゴールドカードじゃないので限度額も大したことないし、トラブルが起きたら起きたで「ま、いっか」という感じです。何よりも「銀行への振り込み手数料がもったいない」というケチな考えもありますからね。
□Google
http://www.google.com/intl/ja/
□yodobashi.com
http://www.yodobashi.com/
■
ポイントのシステムは色々
|
さくらやNets |
|
加えて、ポイントカードへの還元率が10%~15%、商品によってはそれ以上つくというのもウレシイ話です。このポイントカードって、意外とバカにならないものなんですね。だって4万円の商品でポイントが10%還元だったら4,000円分ものポイントが溜まるんですよ。デジカメを買ったら替えのバッテリー代くらいにはなるわけですから、こりゃ活用しない手はない。
ただし溜まったポイントは店頭でないと使えません。近くにヨドバシカメラの店舗がない人には不利ですね。ポイントに対する考え方は店によって違っていて、たとえば「さくらやNets」や「ビックビック.com」ではネットショッピングで得たポイントはあくまでもネットでしか使えず、通常店舗では使えません。ここらへんは自分の好みで選ぶべきでしょうね。
ただ、ネットで貯めたポイントを実店舗で使うのって、けっこう快感だったりします。おかげで財布の中は、アウトドアショップとかデパートとかスキーショップとか、色々な店のポイントカードが溢れてしまって、パンパンに張ってますけどね。
□さくらやNets
http://www.sakuraya.co.jp/
□ビックビック.com
http://www.bicbic.com/
■
“送料”にはご用心
という感じでアタシ的には大変重宝している「yodobashi.com」ですが、弱点もあります。昔はこのサイト、どんな安いものでも送料が無料だったんですが、最近になって1万円未満(税抜き)は送料がかかるようになってしまったんですね。この“送料”というのは、実はネットショッピングを使う上で大変重要な問題です。まあ実際の店舗で買う場合にも電車賃や手間賃といったものがかかっているんですが、たとえば定期券を持っていれば交通費は事実上タダですからね。
それにサイトによって宅配業者は違うので、送料もマチマチです。中には送料が込みの商品もあったりして、なかなか侮れない。アタシは原則的に、送料が明確になっていないサイトは利用しないことにしています。だっていちいち見積りを頼んだりしたら、面倒なんですもん。そういう意味では「楽天市場」なんかの場合、支払方法と送料が一定のフォーマットで書かれているので、実にわかりやすい。あと、ご存じ「価格.com」も、店のデータが書いてある欄に、送料が明記してあります。
□楽天市場
htto://www.rakuten.co.jp
□価格.com
http://www.kakaku.com/
■
トクすることもあるから通販は楽しい
ただアタシの場合、「価格.com」で見つけた商品を買うときに「この送料の表記、実は間違ってました~」と過去に言われたことがあります。「送料無料」と書いてあったのに、メールで購入を申し込んだらきっちり送料が加算されていたんですね。「なんじゃそりゃ?」と思いましたが、何のことはない、その業者さんは「価格.com」に「送料無料」と明記したことを忘れたまま、自分とこのホームページの表記だけ変更しちゃったんですね。アタシが指摘したらすぐさま変更しましたが、それでもきっちり正規の送料を支払うことになってしまいました。
もしかして、「今回はこっちの間違えだから、送料タダでいいよ~ん」と言ってくれるんじゃないか? という下心があったんですが、残念ながらそんなことは起こるはずもありません。まあ、通販業者さんもあちこちにリンクして宣伝してますから、それらをすべて変更するのは大変だと思います。でも、ここらへんをきっちりやるかやらないかでそのサイトの信頼度も違ってきますから、頑張ってほしいですな。
逆に、通販でトクをしたこともあります。広島の木製品店のサイトで商品の購入を申し込んだときのことなんですが、この店の場合、組み立て品と完成品の2種類から選べるようになっているんです。ケチなアタシはもちろん安い組み立て品を頼んだんですが、オーダーしても返事がなかなかこない。思い切って電話したら、「組み立て品は今のところ在庫がない。完成品ならすぐ送れるが、どうする?」と言われて、しょうがないので「じゃ、完成品を頼みます」と言ったところ、「料金は組み立て品の値段のままでいいよ」と言われたんですね。ラッキー!! こんなこともあるから、通販はやめられません。てなわけで、来週も引き続き、ネット通販についてお話したいと思います。お楽しみに!!
|