いやー驚きましたね。何をって? 東京ゲームショウ2003に決まってるでしょ、アナタ。実はアタシ、某家庭用ゲームソフトのパブリシティの仕事をしてるもんで、そのレポートも兼ねて幕張に行ってきたんです。今年も本当にスゴイ盛り上がりでしたねー。コスプレのねーちゃんからあちこちで声をかけられて、こりゃたまら~ん!! てな感じでしたよ。
家庭用ゲーム機への人気はもちろんのことですが、オンラインゲームのコーナーもかなり人気があって、ようやくこのジャンルへの関心も高まってきたんだなーと実感させられましたね。アタシ的に面白かったのは何と言っても「リネージュII」ですね。もうすぐクローズドベータテストが開始されるとあって、プロモーションにも気合いが入っていました。
ガンホーが提供する大人気ゲーム「ラグナロクオンライン」も注目を集めてましたね。ガンホーではこのほかにも新作を発表してたし、今後どのように発展していくのかホントに楽しみです。
以前このコーナーでも紹介したコナミの「パワフルプロ野球オンライン」もコナミのブースで体験が可能でした。つい最近まではオンラインゲームという大人のユーザーが多かったですけど、今は子どももけっこう関心があるようで、小さなゲーマーがネットワークゲームコーナーで遊んでいる姿がちらほらと見られました。「リネージュ」などのオンラインRPG上でこういう子どもたちと出会っても、子どもだと気付かないんだろうなあ。そう考えるとネットワークゲームってのは性別とか年齢とかを超えた自由な空間なんだとしみじみ思いました。
ゲームショウのようなイベントが続く限り、今後もオンラインゲームのユーザーは増えていく一方でしょうね。ユーザーが増えるってことはより多彩な人と知り合えるチャンスが増えるということで、既存のオンラインゲーマーにとっては喜ばしいことですな。
□リネージュII
http://www.lineage2.jp/
□ラグナロクオンライン
http://www.gungho.jp/attraction/ragnarok.asp
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一味違うユニークゲームがてんこもり
![](/column/yokatta/2003/11/10/yk9901s.jpg) |
大東京25時 Copyright SUCCESS・GAMESPACE24 2001-2003 |
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さて、今週もアタシがオススメのオンラインゲームをガシガシ紹介していきたいと思います。まず初めはこちら。「GAMESPACE24」というサイトです。前回までに紹介した「スターオンライン」や「NEXON」と同じく、さまざまなゲームで遊べるネットワークゲームのポータルサイトなんですが、実はアタシ的にすごく注目しているゲームがあります。
「大東京25時」というゲームなんですが、何が面白いかというと、欧州で人気のボードゲーム「スコットランド・ヤード」にルールが似ているんです。アタシは以前某雑誌でボードゲームの記事を作ったことがあるんですが、そのときにかなりの量のボードゲームを実際に試してみました。
その中でもとくに面白かったのが「スコットランド・ヤード」。いわゆる探偵と犯人との追いかけっこゲームなんですが、パズルゲーム的な要素とプレイヤー同士の駆け引きとが上手くミックスされて絶妙に面白いんです。
「大東京25時」の場合、制限時間が設けられていたり、刑事に対して攻撃を仕掛けられる点が違ってて、複雑な分、より面白さが味わえる作りになっています。この手のゲームって相手との心理的な駆け引きが面白かったりするんですが、ネットワークゲームならポーカーフェイスが苦手な方も楽しめますよね。
最近のオンラインゲームはファンタジーRPGが主流ですけど、「刑事 VS 犯人」という硬派なシチュエーションってのもまた良いもんですよ。絵もハードボイルドタッチな雰囲気出てます。
![](/column/yokatta/2003/11/10/yk9902s.jpg) |
N-age Copyright eSofnet・SUCCESS・GAMESPACE24 2002-2003 |
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他にもこのサイトにはさまざまなゲームが用意されています。定番のファンタジーRPG「GODIUS」も面白そうだし、この手のサイトでは貴重なバトルアクションゲーム「NAVYFIELD」もなかなかのデキ。現代の街を舞台にしたRPG「N-Age」もオススメですね。舞台が現代の韓国や日本風の町並みで、プレイヤーも現代人です。コミュニケーションの方法として「握手」したり「抱擁」したり、さらに「キス」も可能ってところがなかなか斬新ですな。おまけにゲームの中で結婚式まで挙げられるってんだから、スゴイことです。
もちろんRPGですから、マッタリとコミュニケーションするだけでなく、バトルの機会も用意されてます。多人数同士のバトルも可能なので、ゲームの中で仲良くなった人を誘って共同戦線を張っても良いかもしれませんね。とにかくこのサイトの場合、従来のオンラインゲームとは違うユニークなものを提供しようという意気込みが感じられます。オンラインゲームってのは色々な可能性を持っているんだなー、と気付かされること請け合いですよ。
□GAMESPACE24
http://gamespace24.net/
□大東京25時
http://gamespace24.net/daitokyo25
□N-Age
http://gamespace24.net/nage
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一流の自動車会社を目指せ!!
![](/column/yokatta/2003/11/10/yk9903s.jpg) |
自動車王 (c)2003 鶴田道孝/thinkArts/金田一蓮十郎/SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. |
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ユニークなゲームと言えば、こちらもオススメです。その名も「自動車王」。先月までベータテスト期間で、正式サービスを開始したばかりのサイトです。プレイヤーは自動車会社の社長となって会社を経営していくというシミュレーションゲームなんですが、ネットワークならではの仕掛けが色々と用意されています。
まず、プレイヤーが出した指示はすぐに結果に反映されません。結果は少し時間が経ってから、メールで配信されてくるというシステムになってます。この辺りは少々まだるっこしく感じる人もいるかもしれませんが、時間を取られないので忙しい社会人にはうってつけのゲームだと思いますね。
最初はコンパクトカーやセダンなどの大衆車を製造し、生産ラインを増やして利益を上げながら会社を育てていくわけですが、研究者やデザイナーなどを雇って、新規にエンジンや自動車を企画開発することも可能です。他のプレイヤーに自社で開発した設計図をプレゼントしたりすることも可能だし、開発の仕方を情報交換したりしながらコミュニケーションを深めたりもできます。まだ始まったばかりのサービスですが、これからどのように進化していくのか、可能性は無限大。クルマ好きの人はぜひチャレンジしてみてくださいね。
□自動車王
http://carking.jp/
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ネットゲームで景品をGET!!
最後は、今までとはちょっと毛色の変わった新感覚のサイト「プライズパーク」をご紹介しましょう。一昔前にゲーセンで流行ったクレーンゲーム、覚えてますか? わずかな軍資金で魅力的な景品をゲットするあのコーフン、たまりませんよね。このサイトはなんと、あのクレーンゲームをそのままWeb上で実現したサイトなんです。
つまり、クレーンゲームやスロットゲームに挑戦して勝つと、本当に商品が貰えちゃうんです。世の中には「金もかかってないのに勝負ごとをするなんてバカバカしい」というゲームに無関心な方もいらっしゃいますが、そんな人もこのサイトなら興味を持つんじゃないでしょうか。とりあえずお試し版が用意されているので、「ダウンロード」のタブをクリックしてインストールしてみましょう。
商品として用意されているのはガンダムやドラゴンボール、ピングーなどのフィギュア。アタシたちの世代にとってこの手のキャラクター商品はたまりませんな。ただし、ゲーム自体は一筋縄ではいきません。スロットゲームはともかく、クレーンゲームの方はコツが必要で、確実に商品をゲットできるようになるまではかなり練習が必要のようです。まあアタシの場合はリアルのクレーンゲームは苦手で、コンピュータ画面の方がかえってやりやすいぐらいなんですけどね。
フィギュアの他にも様々な景品が用意されていて、その種類の豊富さはゲーセンの比じゃありません。どんな商品が用意されているのか、チェックしてみても損はありませんよ。ひょっとしたら思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。そうそう、ゲットした商品はある程度貯めておいて、後日まとめて配送を頼むと送料が安く済みますよ。
このゲームの場合、プレイヤー同士でコミュニケーションを深めたりするわけではありませんが、ゲームの結果によって本当に賞品が貰えてしまうという点で、別の意味でネットワークの利点を生かしたゲームと言って良いでしょうね。多人数参加型コミュニケーションゲームだけがオンラインゲームではなく、こういう新しいスタイルのゲームがどんどん登場してくると、きっとオンラインゲーム界も盛り上がってくるでしょう。今後も要チェック!! ですぞ。
□プライズパーク
http://prize.big-e.ne.jp/prize_top.html
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