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2006年08月29日

TOKYO MXのテレビ番組YouTube配信がスタート

 TOKYO MXのテレビ番組「BlogTV」の公式サイトで、YouTubeを使った番組本編の配信が8月28日に開始されました。

Blog TV 公式ブログ: BlogTV第8回Joi(伊藤穣一)スペシャル http://trj.weblogs.jp/blogtv/2006/08/blogtv8joi_cefb.html

 今までもテレビと連動した番組配信という事例はありました。ただその多くはネット配信用の特別企画だったり、ネット上のコンテンツのみ有料というものが主流。BlogTVのようにテレビの番組をそのままネットで無料配信し、なおかつ自分のブログなどでも表示できるというのは非常に画期的な試みでしょう。

 テレビと同じ映像産業である映画でも、ネットを使った番組配信の流れは少しずつ始まっています。第2日本テレビは映画「デスノート」本編の映像を冒頭10分のみ無料配信する試みを行ないました。また、韓国映画の「グエムル」も、最大で60分間まで本編映像を配信するプロモーションを実施中です。

第2日本テレビ、映画「デスノート」本編の冒頭10分を無料で配信
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/14740.html

映画「グエムル」で本編を最大60分配信するクチコミプロモーション
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/15207.html

 しかし映画の場合は、配信されるのがごく一部分に限られているプロモーションの位置付け。今回のBlogTVはテレビ番組を丸ごとネットで配信するために、ネットで見てしまえばテレビを見る必要はないことになります。テレビ視聴における広告収入で利益を得ているテレビ局にとっては挑戦的な試みに感じられます。

 とはいえ、東京エリアでのみ受信できるMXにとってみれば、東京エリア以外での配信は視聴率にはほとんど影響なく、視聴者数という面でだけ考えれば単純にプラスです。現状は動画共有サービスをユーザーの立場で利用しているために広告は挿入できませんが、ネット配信でも視聴者が見込めるようであれば、自社設備で動画配信環境を構築し、CMを配信するという展開も可能ではあるでしょう。

 ブロードバンドの普及により、インターネットでも動画が配信できる環境が整いつつありますが、番組制作の環境やノウハウに関してはテレビ局を一般ユーザーが超えるのは難しい。電波やネットワークといったインフラにこだわらず、さまざまな環境でテレビ番組というコンテンツが視聴できる時代の先駆けとなるよう、BlogTVの今後の展開には期待したいと思います。

投稿者 甲斐祐樹 : 20:52 | トラックバック

2006年08月21日

【訂正】Google Calendarの日本語化がスタート!?

【お詫びと訂正】  本エントリーで「Google Calendarが一部で日本語化されている」としましたが、今回の日本語表示はサイボウズラボによる日本語化サービス「Japanize」を使ったもので、Googleによる日本語版ではありませんでした。お詫びして訂正いたします。なお、Googleによれば日本語化を進めているのは事実ですが、時期は未定とのことです。

ネットを日本語化する:Japanize
http://japanize.31tools.com/


 Googleがベータ版として提供中のカレンダーサービス「Google Calendar」。米国向けのベータサービスではありますが、最近では日本語への対応が着々と進んでいるようです。


「Google Calendar」公開、スケジュールの共有機能などを搭載
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/13566.html


 これまでもGoogle Calendarでは日本語でのスケジュール登録は可能でしたが、メニューや機能名称などはすべて英語で表示されていました。しかし一部のユーザー向けには、メニュー表示などもすべて日本語化されたインターフェイスが表示されています。

日本語化されたGoogle Calendarの画面


 ただし、Google Calendarの機能すべてが日本向けとなっているわけではないようで、携帯電話との連動機能では、選べる携帯電話キャリアはすべて海外事業者のものばかり。グーグルによれば「携帯電話対応などの詳細は未定だが、日本語化の対応は進めている」とのことです。外出先からアクセスする手段として携帯電話の対応は期待したいところですが、日本語化の準備が進んでおり、インターフェイスもできあがりつつあるというのは嬉しいニュース。ただし、グーグルによれば「日本語インターフェイスは開発中のため、現在表示されているユーザーもいったん英語版に差し戻す可能性がある」そうです。

 YouTubeやFlickrに代表される動画共有や画像共有が話題を集める中で、海外ではGoogle Calendarや30boxesのようなカレンダー共有サービスが登場し、クライアントソフトではありますが日本でもインフォテリアがc2talkをリリースしました。カレンダー以外でも、Remember The Milkやcheck*padといったタスク管理サービスが注目を受けるなど、こうしたカレンダーやタスク共有というジャンルも今後面白くなりそうです。


PCと携帯電話の両方で利用できるカレンダーサービスは?(イニシャルB)
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/shimizu/13075.html

WindowsとMac OS対応のソーシャルカレンダーソフト「c2talk」
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/15072.html

ToDo管理ツール「check*pad」がAjaxを採用してリニューアル
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/13530.html

投稿者 甲斐祐樹 : 19:18 | トラックバック

2006年08月08日

GREEもmixiも動画共有に対応。SNSは戦国時代に突入!?

 グリーが提供するSNS「GREE」が、8月8日付で動画共有機能を実装しました。

GREE、携帯電話から投稿できる動画共有サービス。PC投稿も対応を予定
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/15001.html


 以前からGREEでは、オンラインアルバム機能として「GREEフォト」を提供していました。GREEフォトは無料で200MBまでディスク容量を利用でき、アップロードした画像をブログにも表示できるなど多機能ながらユーザーには無償提供されており、こうしたマルチメディア機能の拡充には積極的のようです。先日KDDIの出資を受けて大幅な増資を行なっているだけに、今後もさまざまな取り組みが期待できそうです。

GREEの動画共有機能


 一方、先日500万ユーザー突破を発表したmixiも、実験的ながら動画アップロード機能を実装しています。会員向けのWebマガジン「mikly(ミクリィ)」の特集の1つという期間限定的なものではありますが、携帯電話だけでなくPCからも投稿でき、Flashベースのインターフェイスも備えるなど機能は本格的。今後は本サービスとして提供されるのか気になるところです。

期間限定のmixi動画共有
ひと夏の思い出&地味な特技 動画大募集(mixi会員のみ)
http://d2.mixi.jp/special/mikly_movie.pl


 mixiと言えば、音楽データをアップロードできる「mixiミュージック」も20万会員を突破するなど好調な様子。

mixi、mixiミュージックのユーザー数が20万を突破
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/14981.html


 海外で同様のサービスを提供しているLast.fmも日本版サービスを始めましたが、機能だけでみればmixiでは今回の動画投稿特集でYouTubeの動画共有、「mixiミュージック」でLast.fmの音楽共有、そして有料ながらもオンラインアルバム「mixiプレミアム」でFlickrの画像共有と、海外で人気のSNS機能を持ったサービスを地道に取り込んでいます。もちろん外部公開できない点などで機能に違いはありますが、mixi内で着実にサービス強化を図る戦略も見逃せません。

 GREEやmixi以外のSNSも積極的に動いています。Anyは総額5億近い増資で2006年度内に80万会員の達成を目指し、Yahoo! JAPANのSNSも正式名称を「Yahoo! Days」と改め本格スタートしました。動画共有ジャンルではサイバーエージェントの「Ameba Vision」、Ask.jpの「Ask ビデオ」といった新サービスに加え、NTTもトライアルながら「ClipLife」を8月下旬にスタートする予定。mixiの1人勝ちと言われて久しい国内のSNS市場ですが、動画共有を中心とした今後のSNS市場は大きな動きが期待できそうです。


Any、約5億の増資でSNS事業を本格化。2006年度で80万会員獲得を目指す
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/14932.html

Yahoo! 360°が「Yahoo! Days」に名称変更。Yahoo!有料会員は招待不要に
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/14880.html

NTT、動画共有サイトのトライアル。動画の改変や不正映像検出の検証もhttp://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/14984.html


投稿者 甲斐祐樹 : 21:37 | トラックバック

2006年08月02日

金剛地武志のエアギター教室!?

金剛地武志氏。1曲目の演奏には布袋モデルを、2曲目にはナイキ“エアー”モデルを使用したとのこと
 ガンホー・モードが2日に開催した「ガンホーゲームズ」発表会のサプライズゲストとして登場した、金剛地武志氏。“エアギター”と聞くと真っ先にタモリ倶楽部で放送された回を思い出してしまうのですが、金剛地氏はエアギター世界大会において2年連続で4位に入賞した腕の持ち主。MXテレビで「テレバイダー」を視聴していた頃から、氏はさらにパワーアップしていたようです。

 発表会では登場とともに、エアギターで2曲を披露。「ゲーム大好き」と言う金剛地氏は、「やばいんですね。夢中になっちゃって。どうしようもなくなるから、プレステとか買わないようにしています」とコメント。「それでもやめられなくて、マネージャーの目を盗んでパソコンのオンラインゲームをこっそりやっている」と語り、「そろそろマネージャーからパソコンを取り上げられて、壊されてるんじゃないのか」と恐れを抱いてました。

 エアギターに関しては、「大学の先生に測定して貰ったところ、右脳に良いらしいことがわかった」とその効果をアピール。「音と体の動きを合わせる神経が活性されるから」と述べ、「ぜひガンホー・モードさんにサポートしてもらって、ゲームを作って欲しい。作れますよね」と期待を寄せていた。

 そして、記事でも触れたとおり、ガンホーの森下社長とジー・モードの宮路社長を呼び、エアギター教室を開催。エアギターの弾き方やシャウトの方法などをレクチャーしていました。そういうわけで、その模様をご紹介したいと思います。


ガンホー森下社長、ジー・モード宮路社長がネクタイを頭に巻いたところでレッスンがスタートチューニングに続いて、開脚・海老ぞり・欽ちゃんジャンプを指導
風車弾きの伝授も一通り指導が終わったところで、3人でセッション。写真はギターを歯で弾いているところ

投稿者 村松健至 : 20:13 | トラックバック