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医療情報サイトを活用して、病気にかかったときに備えよう


 いや~久しぶりに熱を出して寝込んでしまいました。とにかく喉が痛くて、熱が下がらない。こんなに風邪をこじらせてしまったのは何年かぶりです。身体が絶好調のときは何も考えてないアタシですが、いざ病に伏せると健康のありがたみがよくわかりますね。なんたって健康はお金では買えないものですから、いくら大切にしても、し過ぎるということはありません。

 最近は健康診断の方もご無沙汰なので、体調が良くなったら人間ドックにでも行こうと思ってます。自分の周りを見渡しても、生活習慣病の人が何人かいますからね。人間、いつまでも元気というわけにはいかないので、ふだんから病気にかかったときに備えて、色々と準備しておくべきなのかもしれません。

 最近は大手ポータルサイトでも、「健康」というコーナーを設けてさまざまな情報を掲載しています。ダイエットやサプリメントなどのライトな情報だけでなく、医療辞書や病院検索サービスなど本格的なコンテンツもあるので、利用しない手はありませんよ。これらの情報をチェックして、病気になったときの備えをしておきたいものですね。というわけで今回は、オススメの医療情報サイトをご紹介しましょう。





医療情報や病院情報を検索可能

Yahoo!ヘルスケア
 ポータルサイトの中で医療関係のコンテンツが充実しているのは、なんと言っても「Yahoo!ヘルスケア」でしょうね。ここでは、病名や症状から病気についての知識を調べられる「家庭の医学」と、各地の病院を探せる「病院情報」と、大きく2つのコンテンツがあります。

 「家庭の医学」では、フリーワードを入力して医療情報を検索できるようになっています。たとえば、「風邪」と入れて入力すると、「病名との一致」「症状との一致」「一般的な治療法との一致」の3カテゴリーに分けてリストが表示されます。異なる3つの切り口から検索できるので、これなら探している情報が見つけやすいですね。また、「頭痛」「動悸」など、症状での検索も可能です。さらに、「主な症状から探す」「各部位の症状から探す」「日ごろから気をつけたい身近な病気」など、あらかじめ症状ごとにカテゴリ分けされたリストもあるので、どんなキーワードで探せばいいのかわからない場合にも安心です。

 「病院情報」では、キーワードによる検索に加えて、地域からも探せます。病院ごとの詳細データには、診療時間や診療科目も一覧に書いてあるので、わかりやすいですね。また、「病院・診療所検索」のほかに、薬を検索できる「お薬検索」も用意されています。こちらもキーワード検索だけでなく、カテゴリからも探せるようになっていて、薬局や薬店で入手できる「大衆薬」と、処方箋が必要な「処方薬」の両方とも調べられます。

 このほかに、「病院選びの基礎知識」や、コラム「カラダ向上委員会」、健康に関するニュースを集めた「健康トピック」など、役に立つコンテンツがぎっしり詰まっています。専門サイトに負けないくらい充実しているので、このようなポータルサイトの健康コーナーを活用しない手はありませんよ。

 「Yahoo!ヘルスケア」のような基本情報を探せるサイトは、「gooヘルスケア」や「media-navi.com」など、ほかにも色々あるので、自分に合ったサイトを見つけてブックマークに入れておきましょう。いざというときに役に立ちますよ。


家庭の医学 病院検索


URL
  Yahoo!ヘルスケア
  http://health.yahoo.co.jp/
  gooヘルスケア
  http://health.goo.ne.jp/
  media-navi.com
  http://www.medi-navi.com/




医師のブログが勢揃い

Doctors Blog
 次は、医療辞書や病院検索などの一般的な情報とはひと味違った、ユニークなサイトをご紹介しましょう。医師のブログを集めたサイト「Doctors Blog」です。このサイトは、ソネット・エムスリーが運営しているものです。ソネット・エムスリーは、プロの医療従事者向けのサイト「m3.com」も運営していますが、Doctors Blogは一般ユーザーが見ても十分楽しめるサイトになっていますよ。

 ブログのカテゴリは「診療」「開業/病院経営」「研究」「医療制度/行政」などさまざまな種類に分かれていますが、けっして医療情報ばかり書いてあるわけではありません。中には日常のちょっとした出来事を書いた日記のようなものもたくさんあって、純粋に面白いブログも多いですよ。一方で、医療制度改革に対する意見や、病院の裏事情、医者の本音など、ここでしか読めないとっておきの情報もあり、実に読み応えがあります。

 記事はフリーワードによる検索ができるほか、専門科目や年代、勤務地、役職、開業医か勤務医かなどの項目でも検索できるので、自分に関係のある診療科目の医者の記事を探してみてはいかがでしょうか。また、右側には月間アクセスランキングや、医師による推薦記事のランキングが表示されているので、人気のあるブログが一目でわかります。これらを見れば、思わぬ情報がゲットできるかもしれませんよ。



URL
  Doctors Blog
  http://blog.m3.com/
  ソネット・エムスリー
  http://www.so-netm3.co.jp/




中身の一部が読める闘病記のデータベース

闘病記ライブラリー
 最後に、今年スタートしたばかりの便利なサイトをご紹介しましょう。「闘病記ライブラリー」というサイトです。このサイトは、さまざまな出版社から発売されている闘病記の本を集めたサイトです。病気にかかったときにどんな治療をしたか、どんなことを考えながら病気に向き合ったか、といった貴重な体験記は、同じ病気にかかった人にとって大変役に立ちます。ところが本の通販サイトなどの場合は、病名ごとにカテゴリー分けされていないので、特定の病気についての闘病記を探したいときに不便です。

 このサイトの場合、「がん」「脳の病気」「神経の病気」「心の病気」「骨・筋肉の病気」など病気の種類に分かれており、さらにジャンル毎に病名で細かくカテゴリ分けされているので、目的の病気について書かれた闘病記をすぐに見つけられます。デザインは本棚に見立てたものになっていて、並んでいる本の背表紙をクリックすると詳細情報が表示されるようになっています。使い勝手はとても良く、お年寄りでも安心して操作できますね。

 登録されている闘病記は700冊と、かなりの量です。それぞれの本の詳細情報には、目次だけでなく、前書きなど中身の一部をサンプルとして読めるようにもなっています。パラパラとページをめくりながら立ち読み感覚で読めるので、購入を検討する際に参考になります。文字の拡大率も大・中・小の三段階から選べるので、とても見やすいですよ。自分や家族が病気になると、書店に行く余裕もなくなってしまうものです。そんなときにインターネットからこのような情報がサッと調べられるというのは、なんとも心強いものですね。

 いざ病気にかかったときに慌てることのないように、このようなインターネットの医療情報をあらかじめ調べておいて、もしものときのために備えておいてくださいね。では、また!


本棚リスト 詳細情報


URL
  闘病記ライブラリー
  http://toubyoki.info/

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2006/07/06 11:01

下柳泰三
自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる!
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