NTT東日本は、1.5Mと8Mbpsのどちらでも使用できるフレッツ・ADSLに対応したADSLモデム「ADSLモデム-MN」およびADSLモデム内蔵ルータ「Web Caster 600MN」を発表した。発売開始と標準価格は、ADSLモデム-MNが12月中旬で1万8000円、Web Caster 600MNが12月下旬で2万4000円の見込み。

　どちらの製品もフレッツ・ADSLが採用している最大下り8Mbps、上り1MbpsのG.dmt AnnexC、および最大下り1.5Mbps、上り512kbpsのG.lite AnnexCに対応している。

　ADSLモデム-MNは、ブリッジタイプのADSLモデムでLAN側インターフェイスとして10BASE-T×1ポートを装備する。本体サイズ（幅×奥×高）は約35×170×158mm、重量は約900g（電源アダプタを含む）。

　Web Caster 600MNは、ルータタイプのADSLモデム。LAN側インターフェイスは10BASE-T/100BASE-TX×4ポートを装備、PPPoEやDHCP、NAT、IPフィルタリングなどをサポートしている。本体サイズ（幅×奥×高）は約31×172×172mm、重量は約900g（電源アダプタを含む）で、ADSLモデム-MNとほとんど変わらない。

　販売地域は東日本エリア、1年間の販売目標はADSLモデム-MNが10万台、Web Caster 600MNが4万台。

【UPDATE】
　なお、NTT東日本によれば「ADSLモデム-MN」は、フレッツ・ADSL8Mタイプでモデムのレンタルを希望したユーザーに貸し出す製品と同じもの。レンタルの場合、月額440円で提供される。ルータタイプの「Web Caster 600MN」はレンタル用には用意されない。また、今後、ADSLモデムのラインナップを増やす計画はあるものの、12月25日のサービス開始時点では、今回発表された2製品のみとなる。

　ユーザーは、NTT東日本のバーチャルショップや営業支店から購入できるほか、「116」で申し込むこともできる。フレッツ・ADSLの1.5Mから8Mへの切り替えや、8Mの新規契約時にあわせて購入することも可能だ。

ADSLモデム-MN

Web Caster 600MN

□ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0112/011204b.html
□関連記事「NTT東日本・西日本で違いが出始めた8Mタイプのフレッツ・ADSL」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/12/04/ntt2.htm
□関連記事「NTT東日本、フレッツ・ADSL用のADSLモデムを自由化」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/11/30/ntt1.htm
□関連記事「フレッツ・ADSLの1.5Mから8Mタイプへの切り替えを申し込んでみました」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/11/30/flets.htm
□関連記事「NTT東日本、フレッツ・ADSL8Mタイプの申込受付を11月30日より開始」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/11/28/ntt1.htm
□NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/

（笠井 康伸）
2001/12/04 16:38